「ガメイ」カテゴリーアーカイブ

Jean d’Hauteville Bourgogne Grand Ordinaire 2011

ジャン・ドットヴィル・ブルゴーニュ・グラン・オルディネール 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ブルゴーニュBourgogne
造り手 ジャン・ドットヴィルJean d’Hauteville
種別
品種 ガメイGamay
ピノ・ノワールPinot Noir
年度 2011年
購入 2015年2月28日 ビックカメラ
価格 1200円
久々にブルゴーニュのワインです。とはいっても格安なのでガメイ種が主体というちょっと変わった一本ですが、ビックカメラのレジの後ろに大事そうに陳列されていたので試してみることにしました。数日後に開けてグラスに注いでみましたが、色は透明感のある可愛らしいチェリーピンク。そしてなんだか爽やかな白ワインのような香りがします。飲み口はというとかなりライトで、軽い感じの酸味が口の中に広がります。それに微かですが土か葉のような?ニュアンスも。全体的にはピノ・ノワールよりもボジョレーワインにより近い印象でした。個人的にリピートはなさそうですが、厳しいパリ農業コンクールでメダルを獲得していますし、ちょっとした乾杯の場面なんかでも使えそうな一本です。

Georges Duboeuf Beaujolais Nouveau 2014

ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレー・ヌーヴォー 2014

評価 4 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ボジョレーBeaujolais
造り手 ジョルジュ・デュブッフGeorges Duboeuf
種別
品種 ガメイGamay
年度 2014年
購入 2014年11月23日 身内購入
価格 1880円
今年も街中に新酒のボジョレー・ヌーヴォーがあふれる季節になりましたが、実は今までボジョレー・ヌーヴォーというものを一度も飲んだ事がありませんでした。熟成されたものを重宝するワインの世界でなぜ新酒がもてはやされるのかは謎でしたが、先日身内が定番の一本を購入してきてくれたので、図らずも実際に試してみることができました。エチケットは白地にいかにも華やかな花柄。他のワインではありえない透明な瓶はそもそも熟成など頭にないからでしょうか。この割り切った感じがかえって清々しいです。開けてみるとストレートに葡萄を絞ったような果実感の強い香り。透明感のあるライトボディです。味はなんというか”若さ”そのものといった感じ。酸味が結構ありますし、少し葡萄の皮っぽい質感や渋味も残り、やや尖った印象ですが、あふれるフレッシュな果実感がすべてを包み込んでくれます。まろやかさや複雑さこそないのですが、ひとつの長所を突き詰めれば形になるという好例といった気がしました。

QiLian Dry Red Wine Merlot Gamay 2007

キリアン・ドライ・レッド・ワイン・メルロー・ガメイ 2007

評価 4 コスパ度 4
生産国 中国China
地区 甘粛省GanSu
造り手 キリアン・グレープ・ファゼンダQiLian GGrape Fazenda
種別
品種 メルローMerlot
ガメイGamay
年度 2007年
購入 2014年9月6日 横浜中華街スーパー
価格 1000円
横浜中華街に食事に行った際に見つけた珍しい中国・西域のワインです。QiLianは漢字で書くと祁連。この辺りはかつてシルクロードと呼ばれ、キャラバンが行き交ったロマンあふれる場所ですね。砂漠に覆われた場所なので、古くから葡萄が栽培されていた土地でもあります。品種はメルローとガメイという初めての組み合わせ。ビンテージも2007年と古く、いろいろと楽しみなワインでした。買って翌日早速開けましたが、まず薄く茶色がかった色が特徴的。立ち上る香りは強く、ラズベリーのような赤い果実にブランデーのような香り、それに葡萄の葉まで入れたのでは?と思うような植物っぽさ。なかなか不思議な香りでした。味はというとわずかに酸味を感じる程度で、かなり軽くサッパリとしています。最初はすごく物足りない気がしたのですが、ラベルの説明に従い麺類(担々麺!)と合わせてみると、不思議と水っぽさがまったく気にならず、強い香りが香辛料と相まってなかなかいけました。中華料理、そして暑い砂漠の気候。これらに合わせて作られたまさにその土地のワインという気がしました。遥かなシルクロードの風土を感じられるお値打ちながら非常に面白い一本だと思います。