「ジャム」タグアーカイブ

Finca la Solana de Luzón 2011

フィンカ・ラ・ソラナ・ド・ルソン 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 スペインSpain
地区 フミージャJumilla
造り手 ボデガス・ルソンBodegas Luzón
種別
品種 モナストレルMonastrell
年度 2011年
購入 2016年2月15日 焼酎オーソリティ
価格 1300円
飲んでから時間が経ってしまったので不正確かもしれませんが、焼酎オーソリティでユナイテッド航空のファーストクラス採用ワインということで特集されていた一本です。好きな品種の一つであるモナストレル100%ということで手を伸ばしてみました。開けてすぐは、ジャムっぽさのある熟した赤いベリーの香りが強めにします。しっかりしていながらもどこか可愛さのある感じです。飲んでみるとスモーキーな樽香がそこそこ。バランスはいいと思いますが、僅かにアルコールっぽいキツさも。余韻もガッチリしていて、肉料理に合いそうなワインです。静かな印象のこれまでのモナストレルよりはやや力強い感じのする一本でした。

Eremo delle Fate Aglianico 2013

エレモ・デッレ・ファーテ・アリアニコ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 カンパーニャCampania
造り手 エレモ・デッレ・ファーテEremo delle Fate
種別
品種 アリアニコAglianico
年度 2013年
購入 2015年06月17日 カルディ
価格 1100円
先日カルディで買った古代文明を思わせるエチケットがなかなか魅力的なイタリアワインです。産地はピザ王国ナポリを擁する南部カンパーニャ州。品種は初めてのアリアニコ種です。早速開けてみたところ、プラムやプルーンのような香りと濃密な果実味がまず特徴的。飲み口は重くはありませんが、少しジャムっぽさもあり、細かい感じの酸味やタンニンがしっかりと主張してきます。”隠者の庵”とか”隠れ家”といった意味の名前らしいですが、それもしっくりくるような少し陰のある一本でした。イタリアというと陽気な国というイメージですが、意外と暗めな印象のワインにぶつかることも多い気がします。何事も試してみないと分からないということのようでした。

Poderi Delle Saline Gavia Merlot Sangiovese Rubicone

ポデーリ・デッレ・サリーネ・ガヴィア・メルロー・サンジョヴェーゼ

評価 3 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 エミリア・ロマーニャEmilia Romagna
造り手 グルッポ・チェヴィコGruppo Cevico
種別
品種 メルローMerlot
サンジョヴェーゼSangiovese
年度
購入 2015年06月14日 プルミエ・クリュ
価格 900円
プルミエ・クリュで”神秘の薬”というPOPが目につき買ってみたイタリアワインです。メルローとサンジョヴェーゼという初めての組み合わせで、ヴィンテージはないようです。当日炭火鶏と開けてみましたが、香りはまずツンと酸味が来て、後から熟した赤い果実の香りがしてきます。飲んでみるとミディアムボディでしょうか、ちょっと酸味の目立つラズベリー系トロッと甘えるようなジャムっぽい果実味です。それに後味には少し薬草のようなクセのある苦味も? 赤いベリーを感じるのにどこか暗い、「秘薬」という表現も分かるような気のする一本でした。これまで飲んだイタリアのこの辺のワインと少し印象が重なるので、もしかすると地域的な個性なのかもしれません。低めの評価は単に好みによるところが大きいので、相性さえ合えばコスパの良いワインになるのではと思います。

Montelago Tinto Cosecha 2013

モンテラーゴ・ティント・コセチャ 2013

評価 4 コスパ度 5
生産国 スペインSpain
地区 フミージャJumilla
造り手 J・ガルシア・カリオンJ. Garcia Carrion
種別
品種 モナストレルMonastrell
年度 2013年
購入 2015年5月30日 イオン
価格 500円
イオンでワンコインワインの赤を探すとほとんどがチリなどのライトボディになってしまいますが、こちらはミディアムボディでスペイン産。そんなところが気になって先日買ってきた一本です。品種は最近ハマっているモナストレル。その日の晩に早速開けてみたところ、香りはありがちですがそこそこ強く、若すぎず枯れすぎずといった感じのやや落ち着いたベリー系。飲んでみるとほどほどに重く、少しジャムっぽさもあるような甘酸っぱい味です。酸味にトゲがなく、アルコール感もそれほどではないので、比較的飲みやすいと思います。一言でいえば”ラズベリーワイン”といったような印象のワインでした。驚きこそありませんでしたが、格安の値段を考えると非常にお値打ちな一本と言えると思います。

Château Bellevue Chollet 2012

シャトー・ベルヴュー・ショレ 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・ベルヴュー・ショレChâteau Bellevue Chollet
種別
品種 メルローMerlot 50%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 30%
カベルネ・フランCabernet Franc 20%
年度 2012年
購入 2015年2月24日 サンワ
価格 1100円
サンワで身内が買ってきたマコンコンクールで金賞受賞のボルドーワインです。マコンコンクールとは出品数平均1万点、受賞率27%というフランスの3大ワインコンクールの一つなのだそうです。いつもながらすぐその日に開けてしまいましたが、味と香りはどちらかといえば赤い果実系。飲み口は軽めで、ジャムっぽい甘みと微かに青さがあります。余韻はしつこくなく、ボルドーの中ではだいぶ明るくライトな印象のワインでした。身内は気に入っていましたので、重いのが苦手な女性などにはピッタリな一本かもしれません。

Preciso Nero d’Avola Siciliane 2012

プレチーゾ・ネロ・ダーヴォラ・シチリアン 2012

評価 4 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 シチリアSicilia
造り手
種別
品種 ネロ・ダーヴォラNero d’Avola
年度 2012年
購入 2015年1月10日 パワーラークス
価格 900円
初めて飲むシチリア原産ネロ・ダーヴォラ種のワインです。酒屋パワーラークスでイタリアワインの人気第2位とあったので試しに買ってみました。期待しつつ開けてみると、色は暗めのルビーレッドでなかなか綺麗です。香りと味は落ち着いた酸味とジャム感のある熟した黒い果実の印象。スパイスも感じられ、身内は柑橘系の香りもあると言っていました。少し複雑で、内向的なイメージのワインです。それぞれの要素にキツさはないので、飲みやすい部類に入るのではないでしょうか。価格も手頃ですし、気軽にイタリアンと合わせて楽しめる一本だと思います。気がつけばいつもカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなんていうときにも気分転換に良さそうです。

Jasci Marchesani Montepulciano d’Abruzzo 2013

ジャッシ・マルケザーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ジャッシ・マルケザーニJasci Marchesani
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2013年
購入 2014年12月23日 ビックカメラ
価格 1600円
だいぶ日が経ってしまいましたが、昨年末に飲んでみた有機栽培のモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。フランスワインが続いたので少し方向転換しようと思い買ってみました。エチケットの絵はローマ帝国のダチョウ狩りの様子でしょうが、なかなか個性的です。とりあえず開けてすぐはフルーティな強い香りとキャンディのように甘い味が印象的。飲んでいるとそれが赤いベリー系のジャムのように感じられるようになります。そこにややしっかりした酸味、燻製系の樽香などが混じります。ボディにはモンテプルチアーノっぽい質感も。瓶の底には少し澱が残ります。スケール感こそないのですが、いくつもの表情を隠し持っているような、なんだかトロっと蠱惑的なところのあるワインでした。個人的には少し甘みが強すぎるのですが、甘辛の味付けの料理なんかとは相性が良さそうです。

Château Blanchet 2010

シャトー・ブランシェ 2010

評価 4 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 コート・ド・ボルドーCôtes de Bordeaux
造り手 シャトー・ブランシェChâteau Blanchet
種別
品種 メルローMerlot
カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2010年
購入 2014年10月24日 焼酎オーソリティ
価格 980円(SALE)
前回のウニコ・ロッソ・モリーゼと一緒に買った久しぶりのボルドーワインです。『今月のオススメ』として4割OFFで購入しましたが、ポップにあった通りなかなかの掘り出し物でした。開けてみると複雑にミックスされたハーブと、赤い果実で作ったジャムのような落ち着いた香りがします。それに一瞬、アーモンドのような印象も。ボルドーということでしっかりしたフルボディを想像していましたが、色も味も軽やかで後味はスッキリ。薬草っぽいのですが、トータルで見て嫌みなく爽やかに仕上がっているので気に入りました。さすが本家フランスは上品に作るな、といった感じです。ちなみにBordeaux Superierとあるのはボルドーの厳格な規制をクリアした証で、家飲みワインに最適なんだそうです。

Chevalier De Caylus Syrah Vieilles Vignes 2011

シュヴァリエ・ド・カイユス・シラー・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 シュヴァリエ・ド・カイユスChevalier De Caylus
種別
品種 シラーSyrah
年度 2011年
購入 2014年7月11日 カルディ
価格 950円(SALE)
品種は何度か飲んでいるシラー種ですが、樹齢35年以上の木から収穫している初めてのヴィエイユ・ヴィーニュです。2012年のラングドック=ルーション地方のコンテストでは金賞を受賞しているそうです。価格が安いのでどうかなと半信半疑でしたが、結論からいえばとても気に入りました。色は暗紫色。今までの華やかなシラー種とはまったく違う落ち着いた濃い香り。もちろん果実味は強いのですが、ジャムのようなというのか、もっと凝縮された深い香りがします。液体の中に質感が感じられ、度数は14~16度と表示されていますが、アルコール分の刺激はほとんどありません。滑らかなタンニンと少し渋味の残るバランスのいい味です。この値段だというのが信じられない美味しいワインでした。ただし、二日目はなぜか少しキツさや渋味が目立っている印象でした。保存が少し悪かったのかもしれません。
14年10月5日に久しぶりに買ってみましたが、どうも印象がまるで違いました。連れがいうようにシャンパンのような香りが強く、なんだかホコリっぽい印象も。味は軽いわりにタンニンが強く、あまり心地よくない渋味、苦味が残ります。それに飲んだあとに頭痛も。。個体差なのか最初の頃とワインに対する感覚が変わったのかは分かりませんが、二度目は好意的に見ても評価3 コスパ3といった感じでした。平均して5/5から4/4にダウングレードしたいと思います。