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Cono Sur 20 Barrels Merlot 2011

コノ・スル・20バレルズ・メルロー 2011

評価 4 コスパ度 3
生産国 チリChile
地区 コルチャグア・ヴァレーColchagua Valley
造り手 ヴィーニャ・コノ・スルVina Cono Sur
種別
品種 メルローMerlot 85%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 10%他
年度 2011年
購入 2015年1月19日 ビックカメラ
価格 2200円
チリの定番安旨ワイン『コノ・スル』のハイエンドシリーズです。こちらはメルローが主体で、ミディアムトーストのフレンチオーク新樽で11ヶ月熟成。その名の通り年間20樽しか生産していない限定品なのだそうです。期待して開けてみたところ、まず香りは落ち着きのあるバニラや黒い果実の印象。なかなか強くてグラスから離れていてもふわっと感じるくらいです。味わいは凝縮感があってやや甘め。燻製系の樽香がしっかりと混じります。酸味などの刺激は弱く、意外なほどスルスルと入るワインです。そしてなぜか意外なほど余韻が弱い。飲み込むとスッと消えてしまう感じです。この辺は時間が経つと変わるのでしょうか?個人的にはちょっとぎこちない気もするワインでした。悪くはないのですが、価格を考えるとひとつ下のリゼルヴァシリーズで十分かもしれません。

Château De L’eglise 2012

シャトー・ド・レグリーズ 2012

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・ド・レグリーズChâteau De L’eglise
種別
品種 カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 50%
メルローMerlot 40%
カベルネ・フランCabernet Franc 10%
年度 2012年
購入 2014年12月21日 カクヤス
価格 1200円
田町で刀削麺を食べた帰りに、道すがらカクヤスで買ったボルドーワインです。日本のワインの専門家が1000~3500円のボルドーワイン500本を100本にまで厳選した、”バリューボルドー”というリストに載っているというのが決め手でした。ちなみにシャトー・レグリーズ・クリネという高級ワインがあるそうですが、それとは別物になります。翌日早速開けてみましたが、少しチョコ系の樽香を感じるものの、香りの方は今一つ。どちらかといえば黒い果実系でしょうか。味の方はかなり軽く、発酵食品っぽい酸味がやや残ります。トゲトゲはしていませんが、渋さや酸味が結構あるので好みは分かれる気がします。個人的にも平均的な印象のワインでした。

Château Les Tonnelles 2011

シャトー・レ・トネル 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 フロンサックFronsac
造り手 シャトー・レ・トネルChâteau Les Tonnelles
種別
品種 メルローMerlot 85%
カベルネ・フランCabernet Franc 10%
カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 5%
年度 2011年
購入 2014年12月19日 焼酎オーソリティ
価格 980円
ハズレの少ない焼酎オーソリティの980円ワインシリーズです。店内はクリスマスのシャンパン需要で珍しく混み合っていましたが、先月のボジョレー解禁に続きイベントを利用して上手く稼ぐあたりワイン業界もさすがです。自分はというと最近はフランスの安旨ワイン探しに凝っているので、今回はボルドーはフロンサックのワインを買ってみました。右岸のメルローワインということでちょっと期待して買ってみましたが、結論でいうと少し好みからは外れたワインでした。香りはあまり特徴を感じませんでしたし、味とともに少し酸味の強いプラムを潰したような、全体像としてはそんな感じのワインでした。個人的にはクセのあるつまみとちびちび飲むのが良さそうに思います。

Gros Frere et Soeur Vosne-Romanée 2011

グロ・フレール・エ・スール・ヴォーヌ・ロマネ 2011

評価 5 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ヴォーヌ・ロマネVosne-Romanée
造り手 グロ・フレール・エ・スールGros Frere et Soeur
種別
品種 ピノ・ノワールPinot Noir
年度 2011年
購入 2014年12月12日 その他
価格 7800円
この初心者の安旨ワインブログにはちょっと不似合いですが、身内から贈ってもらったヴォーヌ・ロマネの村名ワインです。ロマネ村といえば世界一との呼び声も高いDRCロマネ・コンティの生産地。「神に愛された村」とも言われ、「ロマネ村に平凡なワインなどない」のだそうです。この村名ワインの生産者はグロ・フレール・エ・スール。ロマネ村の名門グロ家の次男ベルナール氏が率いるドメーヌです。オークの新樽100%で12か月間熟成しており、グラスに注いでみると明るく光を通すラズベリー色にややオレンジが重なった色合い。ブルゴーニュワインは普段飲むボルドーや新世界ワインとはやはり少し毛色が違いますね。香りは優しい印象の赤いベリー系。それに微かに香ばしい樽香が鼻をかすめます。味は思ったよりも甘みが抑えられていて、軽やかな酸味が心地いいです。一見なんだかあっさりしているけれど、実は一つ一つの要素が繊細に組み立てられている感じは、なんというか上品な和食を食べた時のような感覚です。味の軸を広げてもらえたので★5です。

Château Mont-Pérat Rouge 2010

シャトー・モン・ペラ・ルージュ 2010

評価 4 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・モン・ペラChâteau Mont-Pérat
種別
品種 メルローMerlot 80%
カベルネ・フランCabernet Franc 10%
カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 10%
年度 2010年
購入 2014年12月09日 成城石井
価格 2900円
以前飲んだシャトー・モン・ペラ2011のヴィンテージ違いです。当たり年のワインということで一度比較をしてみたくなり買ってみました。差が一年ということで色合いは前回の印象とほぼ同じ。光を通さないほどの非常に濃い暗紫色で、エッジは片栗粉を溶かしたような軽い濁りが見えます。これまた濃そうだなと思いつつまずは香り。瓶の先からはほのかにアーモンドを感じ、グラスに注ぐとそれほど強くはありませんが、黒い果実に軽くバニラやチョコの混じった落ち着いた香りがします。飲んでみると味わいはやはり濃厚。果実味もタンニンもしっかりあって、余韻も強く長いので、なんだかがっつりとステーキなんかが食べたくなる感じです。全体として2011よりも格段に良いということはありませんでしたが、飲み応えがあって好みのワインだと再確認しました。ただ、コスパ的にはほどほどかなという気もします。

Georges Duboeuf Beaujolais Nouveau 2014

ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレー・ヌーヴォー 2014

評価 4 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ボジョレーBeaujolais
造り手 ジョルジュ・デュブッフGeorges Duboeuf
種別
品種 ガメイGamay
年度 2014年
購入 2014年11月23日 身内購入
価格 1880円
今年も街中に新酒のボジョレー・ヌーヴォーがあふれる季節になりましたが、実は今までボジョレー・ヌーヴォーというものを一度も飲んだ事がありませんでした。熟成されたものを重宝するワインの世界でなぜ新酒がもてはやされるのかは謎でしたが、先日身内が定番の一本を購入してきてくれたので、図らずも実際に試してみることができました。エチケットは白地にいかにも華やかな花柄。他のワインではありえない透明な瓶はそもそも熟成など頭にないからでしょうか。この割り切った感じがかえって清々しいです。開けてみるとストレートに葡萄を絞ったような果実感の強い香り。透明感のあるライトボディです。味はなんというか”若さ”そのものといった感じ。酸味が結構ありますし、少し葡萄の皮っぽい質感や渋味も残り、やや尖った印象ですが、あふれるフレッシュな果実感がすべてを包み込んでくれます。まろやかさや複雑さこそないのですが、ひとつの長所を突き詰めれば形になるという好例といった気がしました。

Potro Salvaje Special Cuvée 2013

ポトロ・サルヴァッヘ・スペシャル・キュヴェ 2013

評価 2 コスパ度 3
生産国 チリChile
地区 マウレ・ヴァレーMaule Valley
造り手 ヴィニャ・アギーレViña de Aguirre
種別
品種
年度 2013年
購入 2014年10月30日 OKマート
価格 300円
OKマートの価格破壊的なチリワインです。値段から少々不安はありましたが、結論から言うとやはり好んで何度も飲みたいという感じではありませんでした。グラスに注いでの第一印象はなんというか鉄骨。連れも錆びた鉄みたいな香りと言っていましたが、これが強すぎてワインを飲んでいる気がしません・・・。味の方は特別良くないということはないので、これも一つの個性と割り切るべきなのかもしれませんが、クセがかなり強いので個人的には好きではない部類のワインでした。

Concha y Toro Sunrise Merlot 2013

コンチャ・イ・トロ・サンライズ・メルロー 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 コンチャ・イ・トロConcha y Toro
種別
品種 メルローMerlot 85%
カルメネールCarmenere 15%
年度 2013年
購入 2014年10月8日 ドン・キホーテ
価格 800円
チリの名門コンチャ・イ・トロによるサンライズシリーズのメルローです。いろいろな場所で見かけていたので、人気の高いワインかもと考え試しに買ってみました。結論から言えば香りと味に濃い酸味を感じてしまい、いまいち好きにはなれませんでした。イメージとしては古い梅干しのような、眉間にしわが寄るような種類の酸っぱさです。一日置くとだいぶ良くはなりましたが、減ったとはいえそのニュアンスは残っていて、爽やか系でない強めの酸味は苦手だなと再確認です。コンチャ・イ・トロは他にもラインナップを豊富に持っていますので、次回はまた違うものを試してみたいと思います。

Pegasus Bay Merlot Cabernet 2011

ペガサス・ベイ・メルロー・カベルネ 2011

評価 5 コスパ度 3
生産国 ニュージーランドNew Zealand
地区 ワイパラ・ヴァレーWaipara Valley
造り手 ペガサス・ベイ・ワイナリーPegasus Bay Winery
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
マルベックMalbec
年度 2011
購入 2014年09月28日 贈り物
価格 3900円
ニュージーランド旅行の土産として身内からもらいました。そのため表示は国内の参考価格です。ニュージーランドでもトップ5に入るワイナリーのワインで、価格帯も日頃飲むものよりワンランク上という事でかなり期待しての開栓になりました。香りは説明通りカシスやブラックベリーといった黒い果実が主体。フレンチオーク樽で24か月熟成されており、上品なバニラの樽香もします。爽やかな野草のような香りはいかにもニュージーランドの草原を思わせます。バランスの取れた味わいに、しっかりしたボディと液体の輝き。長く芳醇な余韻。尖った特徴はありませんが、すべてにハイレベルなオールラウンダーといった感じのフルボディワインでした。

Viña Maipo Varietal Cabernet Sauvignon 2013

ヴィニャ・マイポ・ヴァラエタル・カベルネ・ソーヴィニヨン 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 ヴィニャ・マイポViña Maipo
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2013年
購入 2014年9月19日 サンワ
価格 750円
身内が食事に合わせて買ってきてくれた一本です。サントリーが輸入しているらしく、ポップなどでもかなりオススメされていました。グラスに注ぐとラベルにプラムとあったように、濃いめの黒い果実の香りが漂います。植物の葉や茎っぽいニュアンスも結構あるのでクセが強い感じですが、ボディもしっかりでやや刺激的なので、濃い味付けの料理とは相性良く飲めそうでした。肝心のフランスのカベルネをあまり飲んでいないのであれなのですが、この価格帯のカベルネ・ソーヴィニヨンとして十分に期待に応えてくれるワインだと思います。

Fantini Montepulciano d’Abruzzo 2013

ファンティーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ファルネーゼFarnese
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2013年
購入 2014年9月16日 ビックカメラ
価格 1100円
カサーレ・ヴェッキオと同じ造り手によるひとつ下の価格帯のモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。ラベルが格好良かったので買ってみました。香りは凝縮感のある黒い果実とチョコっぽさ。回すとフワッと果実味がより強くなります。飲んでみると舌触りというのか、液体のなめらかな質感が心地よいです。メルローよりもモンテプルチアーノでよくこういう印象を受けます。味には特筆するような個性こそ感じませんでしたが、方向性としてはかなり好みな一本でした。

Takeda Winery Zao Star Blanc

タケダワイナリー・蔵王スターワイン白・甘口

評価 3 コスパ度 3
生産国 日本Japan
地区 山形県上山市Yamagata Kaminoyama
造り手 タケダワイナリーTakeda Winery
種別
品種 デラウェアDelaware
年度 2013年
購入 2014年5月31日 タケダワイナリー
価格 1300円
山形に行った際に醸造元のタケダワイナリーさんにお邪魔して買ってみた一本です。連れも飲める甘口のワインということでこちらとアイスワインを薦めていただきました。とてもフルーティでデザートのような感じで飲めてしまいます。その分、ドライさやミネラル感にはやや欠けますが、香りもしっかりしていましたし、デラウェアといっても十分に美味しいワインでした。またそのうちぜひシャルドネのラインナップも飲んでみたいと思います。ワイナリーの見学では、素人相手にもかかわらず丁寧な説明をしていただき、なんだか思い入れのある一本になりました。

Château Mousseyron 2010

シャトー・ムーセロン 2010

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 コート・ド・ボルドーCôtes de Bordeaux
造り手 シャトー・ムーセロンChateau Mousseyron
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・フランCabernet Franc
カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2010年
購入 2014年6月19日 やまや
価格 1300円
メルロー中心のボルドーのワインです。18か月間タンクで熟成しており、2009年にはボルドーのコンクール、2013年にはマコンコンクールで金賞受賞とのことです。飲んでから日が空いていますので思い出しながらなのですが、香りは果実感がありつつも、穏やかでどこか曖昧な印象。少し渋めの味で掴みどころが難しかったのですが、連れは昔食べた露店のカットケーキを思い出すといって喜んでいました。少し冷やしめで飲むと美味しかったです。個人的な好みでやや評価は低めですが、ミニ・モンペラのような感じで好きな人は好きじゃないかな?といった気がしました。メルローはまだまだ研究が要りそうです。