「2011」カテゴリーアーカイブ

Finca la Solana de Luzón 2011

フィンカ・ラ・ソラナ・ド・ルソン 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 スペインSpain
地区 フミージャJumilla
造り手 ボデガス・ルソンBodegas Luzón
種別
品種 モナストレルMonastrell
年度 2011年
購入 2016年2月15日 焼酎オーソリティ
価格 1300円
飲んでから時間が経ってしまったので不正確かもしれませんが、焼酎オーソリティでユナイテッド航空のファーストクラス採用ワインということで特集されていた一本です。好きな品種の一つであるモナストレル100%ということで手を伸ばしてみました。開けてすぐは、ジャムっぽさのある熟した赤いベリーの香りが強めにします。しっかりしていながらもどこか可愛さのある感じです。飲んでみるとスモーキーな樽香がそこそこ。バランスはいいと思いますが、僅かにアルコールっぽいキツさも。余韻もガッチリしていて、肉料理に合いそうなワインです。静かな印象のこれまでのモナストレルよりはやや力強い感じのする一本でした。

Le Bordeaux de Maucaillou 2011

ル・ボルドー・ドゥ・モーカイユ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・モーカイユChâteau Maucaillou
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
カベルネ・フランCabernet Franc
年度 2011年
購入 2015年9月10日 イオン
価格 1800円
ボルドーでブルジョワ級ながら格付けシャトー並みと評価されているというシャトー・モーカイユの廉価版ワインです。AOCボルドーより基準の厳格なAOCボルドー・シュペリエール認定。開けてみると香りは赤黒ありますが、とにかくベリーの果実の香りがとても強く、それにバニラ系の樽香も混じって甘く良い香りになっています。ボディはしっかりで、酸味や渋味はさすがにまろやかに仕上がっているように思います。ただ、余韻にボルドーっぽいハーブ感はあまりありません。価格が普段よりやや高めなので抜群の安旨と言えるかは悩ましいですが、迷ったなら買って後悔はあまりない良作ワインだと思います。

Diego de Almagro Crianza 2011

ディエゴ・デ・アルマグロ・クリアンサ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 スペインSpain
地区 バルデペーニャスValdepeñas
造り手 フェリックス・ソリスFelix Solis
種別
品種 テンプラニーリョTempranillo
年度 2011年
購入 2015年7月10日 ビックカメラ
価格 900円
ちょっとこのワインは日が経ってしまいうろ覚えなのですが、全体としては甘めでコスパの良い佳作ワインといった印象が残っています。スペインでもコスパの高いワインの産地として有名なバルデペーニャス産で、ディエゴ・デ・アルマグロのラインナップはこの上にレゼルヴァとグラン・レゼルヴァがあります。こちらはクリアンサですが、それでも新樽で6か月熟成。フルボディでスペイン的な豊かな果実味が感じられ、酸味はあまり強くありません。どちらかといえば渋味がベースのワインだったように思います。価格に対して失敗という事はないと思いますので、気になったら買いでいい一本だと思います。

Rione dei Dogi Salice Salentino Riserva 2011

リオーネ・デイ・ドージ・サリーチェ・サレンティーノ・リゼルヴァ 2011

評価 5 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 プーリアPuglia
造り手 リオーネ・デイ・ドージRione dei Dogi
種別
品種 マルヴァジア・ネーラMalvasia Nera
ネグロ・アマーロNegro Amaro
年度 2011年
購入 2015年07月19日 大丸ピーコック
価格 1100円
自由が丘の大丸ピーコックで見つけたイタリアワインです。ベルリンのコンクールで金賞受賞。2011年のリゼルヴァでこの価格は結構お値打ち感があります。帰って早速開けてみましたが、重厚なエチケットとは裏腹の明るく輝くようなルビーレッドが印象的。飲み口はミディアムボディからフルボディの間くらいでしょうか。まろやかというよりはスパイシーなワインですが、酸味や渋味に丸みがあるのであまりトゲトゲした印象は受けません。そして何より強く香り高い余韻が好印象でした。樽香もほどほどに感じますし、今回が2本目でしたが自分はプーリア州のワインとは相性がいいようでした。

Château Sissan 2011

シャトー・シッサン 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 コート・ド・ボルドーCôtes de Bordeaux
造り手 シャトー・シッサンChâteau Sissan
種別
品種 メルローMerlot 55%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 40%
カベルネ・フランCabernet Franc 5%
年度 2011年
購入 2015年7月01日 マルエツ
価格 1100円
フルボディのメルローが飲みたくなって買ってきたボルドーワインです。AOCコート・ド・ボルドーということで、いつものAOCボルドーよりも地域が限定されている分、位置付けとしては上のワインになるのでしょうか。楽しみに開けてみたところ、まずはラズベリーとバニラ系の樽香が混じったようなチャーミングな強い香り。直接的ですが、人を引き付けるいい香りだと思います。フルボディとありますが実際にはミディアム寄りで、それほど重さは感じず。酸味やタンニンはこなれていて悪くないと思います。ただ、唯一喉ごしに少し辛さを感じるのがやや難点。熟成感よりは若さを感じる”佳作”といった印象の一本でした。

Château Haut Pasquet 2011

シャトー・オー・パスケ 2011

評価 3 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・オー・パスケChâteau Haut Pasquet
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2011年
購入 2015年6月11日 エース
価格 980円
近所のスーパーで買ってきたボルドーの金賞ワインです。最近はスペインワインが多かったので、今回は少しバランス調整といったところです。翌日に早速開けてみると、色は濃いめでしたが飲み口はむしろ軽やか。赤い果実系の香りに、苺やラズベリーを思わせる甘酸っぱい味がします。舌に残るタンニン、それにハーブ系の余韻が軽くついています。悪くはないと思いますが、強く惹かれる要素がそれほど多くないのも事実で、後半は少し飲み飽きる感じもありました。個人的にはやっぱりボルドーはどしっと深く重くあってくれた方が好みです。

Palazzo Vechio Chianti Classico 2011

パラッツォ・ヴェッキオ・キャンティ・クラシコ 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 イタリアItaly
地区 トスカーナToscana
造り手 パラッツォ・ヴェッキオPalazzo Vechio
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese
年度 2011年
購入 2015年4月07日 イオン
価格 1300円
九州は気温が高く買ってすぐ冷蔵庫に入れたため、写真には水滴がついてしまっていますが・・・。近所のダイエーで買ったイオン系列のイタリアワインです。キャンティは何本か飲みましたが、キャンティ・クラシコは今回が初めて。エチケットもゴージャスで何だか誘われて手に取ってしまいました。数日後に開けてみましたが、クラシコと聞いて想像するほどには樽や熟成の感じがあまりなく、赤い果実系のよくある感じの香りが目立ちます。温度が戻り切っていない状態で飲んでしまったのが良くなかったかもしれませんが、味もトゲはないのですが少し軽く、ライトな割に薄い酸味や渋味が口の中に残って、やや飲みにくさを感じました。悪くはないと思いますが、通常のキャンティとクラシコの差がはっきりと分かるワインではないように思います。

Château Portillon 2011

シャトー・ポルティリョン 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・ポルティリョンChâteau Portillon
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
プティ・ヴェルドPetit Verdot
年度 2011年
購入 2015年3月06日 焼酎オーソリティ
価格 980円
毎度おなじみ焼酎オーソリティの980円シリーズです。最近の入荷分についてはどうやらほとんど飲み尽くしてしまったらしく、選択肢のない中で残ったのがこのワインでした。少々味気ないエチケットでしたが、開けてみると花のような芳香に甘酸っぱさの混じったような、なかなかいい香りがします。色は濃く、ボディはしっかりめ。バランスが良くて凝縮感が結構あります。驚きだとか大きな特徴はあまりないのですが、すべてのチェックポイントでキッチリ平均点より少し上を取ってくるような、失敗のない一本という印象でした。

Jean d’Hauteville Bourgogne Grand Ordinaire 2011

ジャン・ドットヴィル・ブルゴーニュ・グラン・オルディネール 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ブルゴーニュBourgogne
造り手 ジャン・ドットヴィルJean d’Hauteville
種別
品種 ガメイGamay
ピノ・ノワールPinot Noir
年度 2011年
購入 2015年2月28日 ビックカメラ
価格 1200円
久々にブルゴーニュのワインです。とはいっても格安なのでガメイ種が主体というちょっと変わった一本ですが、ビックカメラのレジの後ろに大事そうに陳列されていたので試してみることにしました。数日後に開けてグラスに注いでみましたが、色は透明感のある可愛らしいチェリーピンク。そしてなんだか爽やかな白ワインのような香りがします。飲み口はというとかなりライトで、軽い感じの酸味が口の中に広がります。それに微かですが土か葉のような?ニュアンスも。全体的にはピノ・ノワールよりもボジョレーワインにより近い印象でした。個人的にリピートはなさそうですが、厳しいパリ農業コンクールでメダルを獲得していますし、ちょっとした乾杯の場面なんかでも使えそうな一本です。

Château Curton la Perriere 2011

シャトー・カルトン・ラ・ペリエール 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・カルトン・ラ・ペリエールChâteau Curton la Perriere
種別
品種 メルローMerlot 90%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 10%
年度 2011年
購入 2015年2月27日 焼酎オーソリティ
価格 980円
恒例の焼酎オーソリティの980円シリーズです。フランスの三大コンクールのうち、最も歴史の古いパリ農業コンクールで金賞を受賞しているそうです。早速その日のうちに開けてみましたが、まずはコルクの裏についたワインの色がとにかく濃い。そしてグラスに注ぐと、たまにメルローなどで感じる花のような香りが強くします。この辺は女性にも向いてそうな感じです。色がエッジまでしっかりと濃いので重たそうな印象でしたが、飲んでみると意外と飲みやすい。トゲトゲしたところはなく、程よい酸味と渋味がベースになっています。もう少し果実味があっても良さそうですが、甘さが控えめな分、べたべたしないので量を飲んでも飽きが来ません。総合的には十分にお値段以上といっていいワインだと思います。

Cono Sur 20 Barrels Merlot 2011

コノ・スル・20バレルズ・メルロー 2011

評価 4 コスパ度 3
生産国 チリChile
地区 コルチャグア・ヴァレーColchagua Valley
造り手 ヴィーニャ・コノ・スルVina Cono Sur
種別
品種 メルローMerlot 85%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 10%他
年度 2011年
購入 2015年1月19日 ビックカメラ
価格 2200円
チリの定番安旨ワイン『コノ・スル』のハイエンドシリーズです。こちらはメルローが主体で、ミディアムトーストのフレンチオーク新樽で11ヶ月熟成。その名の通り年間20樽しか生産していない限定品なのだそうです。期待して開けてみたところ、まず香りは落ち着きのあるバニラや黒い果実の印象。なかなか強くてグラスから離れていてもふわっと感じるくらいです。味わいは凝縮感があってやや甘め。燻製系の樽香がしっかりと混じります。酸味などの刺激は弱く、意外なほどスルスルと入るワインです。そしてなぜか意外なほど余韻が弱い。飲み込むとスッと消えてしまう感じです。この辺は時間が経つと変わるのでしょうか?個人的にはちょっとぎこちない気もするワインでした。悪くはないのですが、価格を考えるとひとつ下のリゼルヴァシリーズで十分かもしれません。

Château Les Tonnelles 2011

シャトー・レ・トネル 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 フロンサックFronsac
造り手 シャトー・レ・トネルChâteau Les Tonnelles
種別
品種 メルローMerlot 85%
カベルネ・フランCabernet Franc 10%
カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 5%
年度 2011年
購入 2014年12月19日 焼酎オーソリティ
価格 980円
ハズレの少ない焼酎オーソリティの980円ワインシリーズです。店内はクリスマスのシャンパン需要で珍しく混み合っていましたが、先月のボジョレー解禁に続きイベントを利用して上手く稼ぐあたりワイン業界もさすがです。自分はというと最近はフランスの安旨ワイン探しに凝っているので、今回はボルドーはフロンサックのワインを買ってみました。右岸のメルローワインということでちょっと期待して買ってみましたが、結論でいうと少し好みからは外れたワインでした。香りはあまり特徴を感じませんでしたし、味とともに少し酸味の強いプラムを潰したような、全体像としてはそんな感じのワインでした。個人的にはクセのあるつまみとちびちび飲むのが良さそうに思います。

Gros Frere et Soeur Vosne-Romanée 2011

グロ・フレール・エ・スール・ヴォーヌ・ロマネ 2011

評価 5 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ヴォーヌ・ロマネVosne-Romanée
造り手 グロ・フレール・エ・スールGros Frere et Soeur
種別
品種 ピノ・ノワールPinot Noir
年度 2011年
購入 2014年12月12日 その他
価格 7800円
この初心者の安旨ワインブログにはちょっと不似合いですが、身内から贈ってもらったヴォーヌ・ロマネの村名ワインです。ロマネ村といえば世界一との呼び声も高いDRCロマネ・コンティの生産地。「神に愛された村」とも言われ、「ロマネ村に平凡なワインなどない」のだそうです。この村名ワインの生産者はグロ・フレール・エ・スール。ロマネ村の名門グロ家の次男ベルナール氏が率いるドメーヌです。オークの新樽100%で12か月間熟成しており、グラスに注いでみると明るく光を通すラズベリー色にややオレンジが重なった色合い。ブルゴーニュワインは普段飲むボルドーや新世界ワインとはやはり少し毛色が違いますね。香りは優しい印象の赤いベリー系。それに微かに香ばしい樽香が鼻をかすめます。味は思ったよりも甘みが抑えられていて、軽やかな酸味が心地いいです。一見なんだかあっさりしているけれど、実は一つ一つの要素が繊細に組み立てられている感じは、なんというか上品な和食を食べた時のような感覚です。味の軸を広げてもらえたので★5です。