「シラー」カテゴリーアーカイブ

La Masel Syrah Rouge 2013

ラ・マゼル・シラー・ルージュ 2013

評価 3 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ローヌRhône
造り手 ル・セリエ・デ・プランセスLes Cellier des Princes
種別
品種 シラーSyrah
年度 2013年
購入 2015年3月15日 サンワ
価格 1200円
連れが黒いエチケットのワインが好きなので、エチケット買いしてきた一本です。コート・デュ・ローヌのワインは御無沙汰でしたし、シラー自体も久しぶりです。最初の頃こそ南仏の手頃な価格のシラーはちょくちょく飲んでましたが、アルコール感なんかのトゲが気になり始めて、最近は手が出にくくなりました。ただ、このワインはそういった酸味やアルコール感のトゲがほとんど感じられず、とても飲みやすかったです。ラズベリーのような赤い果実の香りが瑞々しくしてきますし、飲み応えもそこそこあって、ボージョレのような葡萄のフレッシュな味わいがします。個人的にはリピートしたい方向性のワインじゃなかったですが、よくできたシラーなのだと思います。連れも気に入ってましたし、女性向けと言っていい一本だと思います。

J.Moreau & Fils Rouge

J.モロー・エ・フィス・ルージュ

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 J.モロー・エ・フィスJ.Moreau & Fils
種別
品種 グルナッシュGrenache
シラーSyrah
カリニャンCarignan ほか
年度
購入 2015年6月4日 みやざわ
価格 750円
1814年に設立されたシャブリの名門が、ラングドック地区で作った赤ワインだそうです。ビンテージは特にないようで、太いなで肩のボトルを使用しています。早速開けてみたところ、色は濃く、香りは強め。なんだか葡萄そのもののような若々しい感じがします。飲むと明るい印象の酸味が強く主張してきて、その後からフレッシュな果実味も感じます。しばらく飲んでいるとボージョレに似た味に思えてきました。ラングドックらしい華やかで元気のあるワインでしたが、濃い味付けの料理にはこんなワインも良さそうです。

Adega Do Moleiro Tinto NV

アデガ・ド・モレイロ・ノン・ヴィンテージ

評価 4 コスパ度 4
生産国 ポルトガルPortugal
地区 リスボンLisboa
造り手 サントス&サントスSantos & Santos
種別
品種 シラーSyrah 40%
カラドックCaladoc 30%
アラゴネスAragonez 30%
年度
購入 2015年5月22日 プルミエ・クリュ
価格 700円
プルミエ・クリュで買ってきた初めてのポルトガルワインです。ポルトガルというと強いポートワインのイメージですが、こちらは通常の赤ワイン。品種も初めての構成でしたが、カラドックはマルベックとグルナッシュの交配種で、アラゴネスは実はテンプラニーリョのことだそうです。これも飲んでから日が空いてしまったのですが、香りはなかなか良かったように思います。結構濃くて強い味を想像していたのですが、重さはミディアムボディくらいでしょうか、さっぱりスッキリとした甘みが印象的でした。酸味やタンニンはほどほど。まろやかさやコクには少し欠ける気もしましたが、価格的にも満足できる一本でした。最初の頃はノンビンテージというと何となく安っぽいイメージがありましたが、カザマッタとかエストラテゴ・レアルなど、これまでのところ意外と好きなワインが多い気がします。本当に何事も先入観は持つべきではないですね。

Corposo Folonari 2013

コルポーゾ・フォロナリ 2013

評価 4 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 シチリアSicilia
造り手 フォロナリFolonari
種別
品種 ネロ・ダーヴォラNero d’Avola
シラーSyrah
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2013年
購入 2015年4月20日 ダイエー
価格 700円
直感で選んできた不思議なブレンドの格安イタリアワインです。シチリアのワインといえば、フェウド・アランチョのシリーズが結構おいしかったのでちょっと期待です。いつも通り買ってきたその日に開けてしまいましたが、最初に感じたのはメルローでよくあるような落ち着いた黒い果実系の香りでした。連れは好みだそうです。しかしスワリングするとボジョレーっぽい酸味のあるジャムのような瑞々しい香りが出てきます。味は最も印象的なのがまろやかさ。トゲがなくソフトでまったりとした舌触りがとても飲みやすいです。酸味や渋味は控えめで、やや甘みが後を引く感じ。惜しむらくは余韻が非常に弱いです。フルボディと言いながらスイスイ飲めるので、赤ワインが苦手という人にも良さそうな一本でした。

Castra Rubra Dominant 2010

カストラ・ルブラ・ドミナント 2010

評価 4 コスパ度 4
生産国 ブルガリアBulgaria
地区 トラキアThracia
造り手 カストラ・ルブラCastra Rubra
種別
品種 シラーSyrah 50%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 50%
年度 2010年
購入 2015年2月15日 サンワ
価格 1600円
ブルガリアのワインというのが珍しくて買ってみた一本です。有名な醸造家のミシェル・ローランという人が手掛けたワインだそうで、外れはなさそうかなと思い開けてみました。グラスに注いでみたところ、まずは落ち着いた黒い果実の香り。色も暗く濃い紫で、いかにも濃厚そうな雰囲気です。飲んでみるとやはり余韻のしっかりとした重厚なボディ。バランスが良くて果実味もとても豊かですが、そこに煙草のような香りや質感も混じっていて、ちょっと他とは違う造りだなという印象です。また、底の澱もすごかったです。ブルガリアはワイン発祥の地という説もあるほどワインの歴史の古い土地だそうで、こういう旧世界のワインも話のタネに面白いですね。濃いめの赤ワインが好きな方にはなかなかオススメの一本でした。

Yellow Tail Shiraz 2013

イエローテイル・シラーズ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 オーストラリアAustralia
地区 ニュー・サウス・ウェールズNew South Wales
造り手 カセラ・ワインズCasella Waines
種別
品種 シラーズShiraz
年度 2013年
購入 2014年12月06日 その他
価格 1000円
かわいいデザインが印象的なオーストラリアのワインです。描かれているのはカンガルーではなく実はワラビー。といっても小型のカンガルーをそう呼ぶんだそうです。このイエローテイルワインは近年アメリカで爆発的にヒットをしたシリーズだそうで、『ブルーオーシャン戦略』という有名なビジネス書でも成功例として引用されています。タンニン、オーク熟成、深みといった要素を思い切って排除し、そのフルーティさでビールやカクテルを楽しんでいた顧客層に切り込んだのだそうです。また、シラーズはオーストラリアの代表種といった存在でもありますので、その点でも期待して開けてみました。グラスに注いでみてまず感じるのはとてもハッキリとしたバニラの香り。樽熟成をあえて避けているはずですが本当に強いです。味もまたハッキリした甘みが印象的。酸味や渋味はほとんどなく、余韻も短めにまとまっています。こだわりやクセを除いたワイン界のポップ・ミュージックとでもいった感じでしょうか。コンセプトが非常に明確で、むしろ難しいものよりも、ワインを普段あまり飲まない人と楽しむには最適なワインといえそうです。

Chevalier De Caylus Syrah Vieilles Vignes 2011

シュヴァリエ・ド・カイユス・シラー・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 シュヴァリエ・ド・カイユスChevalier De Caylus
種別
品種 シラーSyrah
年度 2011年
購入 2014年7月11日 カルディ
価格 950円(SALE)
品種は何度か飲んでいるシラー種ですが、樹齢35年以上の木から収穫している初めてのヴィエイユ・ヴィーニュです。2012年のラングドック=ルーション地方のコンテストでは金賞を受賞しているそうです。価格が安いのでどうかなと半信半疑でしたが、結論からいえばとても気に入りました。色は暗紫色。今までの華やかなシラー種とはまったく違う落ち着いた濃い香り。もちろん果実味は強いのですが、ジャムのようなというのか、もっと凝縮された深い香りがします。液体の中に質感が感じられ、度数は14~16度と表示されていますが、アルコール分の刺激はほとんどありません。滑らかなタンニンと少し渋味の残るバランスのいい味です。この値段だというのが信じられない美味しいワインでした。ただし、二日目はなぜか少しキツさや渋味が目立っている印象でした。保存が少し悪かったのかもしれません。
14年10月5日に久しぶりに買ってみましたが、どうも印象がまるで違いました。連れがいうようにシャンパンのような香りが強く、なんだかホコリっぽい印象も。味は軽いわりにタンニンが強く、あまり心地よくない渋味、苦味が残ります。それに飲んだあとに頭痛も。。個体差なのか最初の頃とワインに対する感覚が変わったのかは分かりませんが、二度目は好意的に見ても評価3 コスパ3といった感じでした。平均して5/5から4/4にダウングレードしたいと思います。

El Paso Del Lazo Tempranillo Shiraz 2013

エル・パソ・デル・ラゾ 2013

評価 3 コスパ度 4
生産国 スペインSpain
地区 カスティーリャCastilla
造り手 デイビット・トフテラップDavid Toufteroup
種別
品種 テンプラニーリョTempranillo
シラーShiraz
年度 2013年
購入 2014年7月15日 カルディ
価格 950円
カルディで安旨ワインとして紹介されていた一本。凝縮された果実味にリピーター続出とありました。当日早速開けてみましたが、まずはシラー種でよく感じる赤い果実の香りがしてきます。ただ、実を潰したような瑞々しく甘酸っぱい感じではなく、もう少し柔らかな落ち着いた香りです。飲んでみると酸味やタンニンはそれぞれ主張してきますが、いずれかが突出して目立つ感じではないので嫌な印象は受けません。凝縮感はそれほど感じませんでしたがバランスはいいと思いますし、これなら濃い料理にも合いやすいのではないでしょうか。香りは時間が経つにつれどこか香ばしい匂いに変わってきました。驚きや新鮮味は感じませんでしたが、コスパは並み以上だと思います。

Jacob’s Creek Shiraz Cabernet 2011

ジェイコブズ・クリーク・シラーズ・カベルネ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 オーストラリアAustralia
地区 バロッサバレーBarossa Valley
造り手 オーランド ワインOrland Wines
種別
品種 シラーズShiraz
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2011年
購入 2014年6月7日 やまや
価格 1,000円
どこでも買えるワインという印象のジェイコブズ・クリークですが、それは一貫した品質の良さで世界中から愛されている証拠でもあります。今回はオーストラリアで最も評価が定着しているというシラー種を買ってみました。コルクではなくキャップですが、まず開けた段階からすぐに香りがしました。安いワインではあまりこれがありません。色はやや橙がかっていて、瑞々しく甘酸っぱいベリーの香りが第一印象。口に含むとスパイスとバニラの香りもしてきます。これで1000円ならばコスパはかなり高そうです。

Belleruche Côtes-du-Rhône Chapoutier 2010

ベルルーシュ・コート・デュ・ローヌ・シャプティエ 2010

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ローヌRhône
造り手 シャプティエChapoutier
種別
品種 グルナッシュGrenache
シラーSyrah
年度 2010年
購入 2014年6月30日 栗林酒店
価格 1,700円
地下セラーのある酒屋さんを見つけた時に、店の方の話を聞きながら買ってみたローヌのワインです。造り手のシャプティエは確かこの地方の二大ドメーヌのはず。実際に飲んだ感じはエリタージュに近い印象でした。赤い果実の甘酸っぱさに少しスパイス。アルコール感が気持ち強め? 普通に美味しいけれど、これならより価格の安いエリタージュでもいいのかもしれません。またシャプティエの上位ワインと比べてみたいところです。