「イタリア」カテゴリーアーカイブ

Asda Extra Special Barolo 2010

アズダ・エクストラ・スペシャル・バローロ 2010

評価 4 コスパ度 3
生産国 イタリアItaly
地区 ピエモンテPiemonte
造り手 アズダ・ワインAsda Wine
種別
品種 ネッビオーロNebbiolo
年度 2010年
購入 2016年1月16日 西友
価格 2100円
家の近くで良さそうなワインを探していて西友で見つけた一本です。イタリアのピエモンテ州バローロ村で造られたネッビオーロ種のワイン”バローロ”は、「イタリアワインの王」とも言われるクオリティだそうです。こちらは価格的にはその普及版のよう。ただ、以前から西友のアズダ・エクストラ・スペシャル・シリーズは値段のわりに美味しいものが多かったので、今回試してみることにしました。開けてみると甘い香り。樽由来と思われるバニラっぽい甘さがしました。少し経つとベリーの果実香がして、その後から干した草のような匂いが強くなってきます。色はややオレンジがかっています。飲んでみるとミディアムボディくらいでしょうか。それほど重くなく、やや酸味が勝つ感じの飲みやすい味わい。そして上品という方向性ではないんですが、最後の余韻が長くて華やかでした。バローロを他に飲んでいないので比較などはできないですが、価格相応にはちゃんと美味しいという印象の一本でした。

Sardelli Chianti 2013

サルデッリ・キャンティ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 トスカーナToscana
造り手 サルデッリSardelli
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese
カナイオーロCanaiolo
コロリノColorino
年度 2013年
購入 2015年11月20日 サンワ
価格 1300円
久しぶりにキャンティです。イタリアで定番のDOCGワインだそうです。早速開けてみるといかにもキャンティらしい透明感のある色合い。香りはラズベリーに、少しだけ樽の感じもある気がします。飲み口は軽めで、トゲのないスッキリした酸味をかなり感じます。これまで飲んだキャンティの中では飲みやすい方でした。パスタやピザと一緒にスイスイ飲むにはこんなワインがぴったりかもしれません。

Gran Sasso Montepulciano d’Abruzzo 2014

グラン・サッソ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2014

評価 5 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 グラン・サッソGran Sasso
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2014年
購入 2015年11月10日 ビックカメラ
価格 1100円
久しぶりにビックカメラのワイン売り場を見ていて、ふと目に留まった一本です。どこかで聞いた名前なのと、最近ご無沙汰のモンテプルチアーノ・ダブルッツォということで購入してみました。開けてみるとまず感じるのは、強くて甘い洋菓子のような香りバニラ系の樽香とフルーティな赤黒の果実の香りが混じるとたぶんこんな感じになるんでしょう。価格の割りにすごくいいように思います。飲んでみるとボディはしっかり。酸味はやや強めで、渋味も舌に軽く残ります。香りの印象ほど甘口ではありませんが、バランスがとてもいいのですごく飲みやすいです。余韻は説明ほど長くはありませんし、ちょっと地味な感じですが、これはこれでスッキリしていいのかもしれません。深みとか面白さが少し欠ける気はしますが、全体的には納得の一本だと思います。ちなみに後で確認すると漫画『神の雫』登場のワインだそうです。さすがのコスパでした。

Asda Extra Special Barbera d’Asti 2012

アズダ・エクストラ・スペシャル・バルベーラ・ダスティ 2012

評価 4 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 ピエモンテPiemonte
造り手 アズダ・ワインAsda Wine
種別
品種 バルベーラBarbera
年度 2012年
購入 2015年09月27日 西友
価格 1100円
イタリアのピエモンテ州アスティ地方で造られたワインです。バルベーラという品種が初めてだったので買ってみました。第一印象は果実味が強くて、甘みの感じがなんというか蜂蜜っぽいです。花の蜜をなめてるような強めの甘み。ボディはどちらかといえば重めだと思いますが、そんなキメのある感じの甘さが飲みやすくしてくれています。酸味や渋味は比較的まろやか。印象として女性に向いていそうなワインです。香りはカシスとかレーズンというのが近い気がします。フレンチ樽熟成とありますが、樽香はそれほど強くありません。余韻も並みといったところですが、品種的にも初めてでしたし、全体としては楽しめた一本でした。

Sol Mio Rosso Puglia 2013

ソル・ミオ・ロッソ・プーリア 2013

評価 4 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 プーリアPuglia
造り手 ロッカ・ヴィニ・スペリオリRocca Vini Superiori
種別
品種 ネグロ・アマーロNegro Amaro
マルヴァジアMalvasia
年度 2013年
購入 2015年08月19日 セイコーマート
価格 500円
サボってまた日が空いてしまいましたが、最近恒例となっている北海道のご当地コンビニ、セイコーマートのお値打ちワインシリーズです。エチケットは至って普通といった感じですが、プーリア州のワインは500円でもうまいのか?を確認するため買ってみることにしました。香りは華やかではないですが、落ち着いていて印象は悪くありません。ミディアムボディで酸味や渋味がほどよくまろやか。香り同様にまた落ち着きがあってとても飲みやすかったです。ワンコインにしては変なクセやトゲもなく、これなら大変お買い得と思います。プーリアワインはやはり自分と相性が良かったようでした。

Rione dei Dogi Salice Salentino Riserva 2011

リオーネ・デイ・ドージ・サリーチェ・サレンティーノ・リゼルヴァ 2011

評価 5 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 プーリアPuglia
造り手 リオーネ・デイ・ドージRione dei Dogi
種別
品種 マルヴァジア・ネーラMalvasia Nera
ネグロ・アマーロNegro Amaro
年度 2011年
購入 2015年07月19日 大丸ピーコック
価格 1100円
自由が丘の大丸ピーコックで見つけたイタリアワインです。ベルリンのコンクールで金賞受賞。2011年のリゼルヴァでこの価格は結構お値打ち感があります。帰って早速開けてみましたが、重厚なエチケットとは裏腹の明るく輝くようなルビーレッドが印象的。飲み口はミディアムボディからフルボディの間くらいでしょうか。まろやかというよりはスパイシーなワインですが、酸味や渋味に丸みがあるのであまりトゲトゲした印象は受けません。そして何より強く香り高い余韻が好印象でした。樽香もほどほどに感じますし、今回が2本目でしたが自分はプーリア州のワインとは相性がいいようでした。

Eremo delle Fate Aglianico 2013

エレモ・デッレ・ファーテ・アリアニコ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 カンパーニャCampania
造り手 エレモ・デッレ・ファーテEremo delle Fate
種別
品種 アリアニコAglianico
年度 2013年
購入 2015年06月17日 カルディ
価格 1100円
先日カルディで買った古代文明を思わせるエチケットがなかなか魅力的なイタリアワインです。産地はピザ王国ナポリを擁する南部カンパーニャ州。品種は初めてのアリアニコ種です。早速開けてみたところ、プラムやプルーンのような香りと濃密な果実味がまず特徴的。飲み口は重くはありませんが、少しジャムっぽさもあり、細かい感じの酸味やタンニンがしっかりと主張してきます。”隠者の庵”とか”隠れ家”といった意味の名前らしいですが、それもしっくりくるような少し陰のある一本でした。イタリアというと陽気な国というイメージですが、意外と暗めな印象のワインにぶつかることも多い気がします。何事も試してみないと分からないということのようでした。

Poderi Delle Saline Gavia Merlot Sangiovese Rubicone

ポデーリ・デッレ・サリーネ・ガヴィア・メルロー・サンジョヴェーゼ

評価 3 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 エミリア・ロマーニャEmilia Romagna
造り手 グルッポ・チェヴィコGruppo Cevico
種別
品種 メルローMerlot
サンジョヴェーゼSangiovese
年度
購入 2015年06月14日 プルミエ・クリュ
価格 900円
プルミエ・クリュで”神秘の薬”というPOPが目につき買ってみたイタリアワインです。メルローとサンジョヴェーゼという初めての組み合わせで、ヴィンテージはないようです。当日炭火鶏と開けてみましたが、香りはまずツンと酸味が来て、後から熟した赤い果実の香りがしてきます。飲んでみるとミディアムボディでしょうか、ちょっと酸味の目立つラズベリー系トロッと甘えるようなジャムっぽい果実味です。それに後味には少し薬草のようなクセのある苦味も? 赤いベリーを感じるのにどこか暗い、「秘薬」という表現も分かるような気のする一本でした。これまで飲んだイタリアのこの辺のワインと少し印象が重なるので、もしかすると地域的な個性なのかもしれません。低めの評価は単に好みによるところが大きいので、相性さえ合えばコスパの良いワインになるのではと思います。

Tavernello Montepulciano d’Abruzzo 2013

タヴェルネッロ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 カヴィロCaviro
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2013年
購入 2015年4月17日 ダイエー
価格 800円
黒と金のエチケットが光っていたので買ってみたモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。この品種はカサーレ・ヴェッキオを飲んで最初に好きになった葡萄なので愛着があるのですが、その辺と比べると凝縮感が弱く、やや明るくて赤い果実ような香りがします。酸味や渋味が程よくあり、飲み口も思ったよりもライト。特に香りが凄いとか、味わいが芳醇だとか、際立った特徴はないのですが、嫌な要素も一切ない、そんな印象のワインでした。イタリアで国内販売量No.1というのは、そんな親しみやすさによるものかもしれません。個人的には平均よりはやや好みかな、といったところでした。

Corposo Folonari 2013

コルポーゾ・フォロナリ 2013

評価 4 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 シチリアSicilia
造り手 フォロナリFolonari
種別
品種 ネロ・ダーヴォラNero d’Avola
シラーSyrah
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2013年
購入 2015年4月20日 ダイエー
価格 700円
直感で選んできた不思議なブレンドの格安イタリアワインです。シチリアのワインといえば、フェウド・アランチョのシリーズが結構おいしかったのでちょっと期待です。いつも通り買ってきたその日に開けてしまいましたが、最初に感じたのはメルローでよくあるような落ち着いた黒い果実系の香りでした。連れは好みだそうです。しかしスワリングするとボジョレーっぽい酸味のあるジャムのような瑞々しい香りが出てきます。味は最も印象的なのがまろやかさ。トゲがなくソフトでまったりとした舌触りがとても飲みやすいです。酸味や渋味は控えめで、やや甘みが後を引く感じ。惜しむらくは余韻が非常に弱いです。フルボディと言いながらスイスイ飲めるので、赤ワインが苦手という人にも良さそうな一本でした。

Palazzo Vechio Chianti Classico 2011

パラッツォ・ヴェッキオ・キャンティ・クラシコ 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 イタリアItaly
地区 トスカーナToscana
造り手 パラッツォ・ヴェッキオPalazzo Vechio
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese
年度 2011年
購入 2015年4月07日 イオン
価格 1300円
九州は気温が高く買ってすぐ冷蔵庫に入れたため、写真には水滴がついてしまっていますが・・・。近所のダイエーで買ったイオン系列のイタリアワインです。キャンティは何本か飲みましたが、キャンティ・クラシコは今回が初めて。エチケットもゴージャスで何だか誘われて手に取ってしまいました。数日後に開けてみましたが、クラシコと聞いて想像するほどには樽や熟成の感じがあまりなく、赤い果実系のよくある感じの香りが目立ちます。温度が戻り切っていない状態で飲んでしまったのが良くなかったかもしれませんが、味もトゲはないのですが少し軽く、ライトな割に薄い酸味や渋味が口の中に残って、やや飲みにくさを感じました。悪くはないと思いますが、通常のキャンティとクラシコの差がはっきりと分かるワインではないように思います。

Monna Lisa Toscana Rosso 2012

モナ・リザ・トスカーナ・ロッソ 2012

評価 3 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 トスカーナToscana
造り手 カンティネ・レオナルド・ダ・ヴィンチCantine Leonardo da Vinci
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese
年度 2012年
購入 2015年3月28日 ドン・キホーテ
価格 980円
天才レオナルド・ダ・ヴィンチの生まれ故郷、トスカーナ州のヴィンチ村で造られているワインだそうです。名画『モナ・リザ』を大胆に配したエチケットが印象的で気になっていましたが、現地の土産品のような雰囲気もあって迷っていました。身内が買ってきてくれたのでこれ幸いと皆で飲みましたが、香りは同価格帯の中では良い方だと思いました。明るめの色に赤い果実と花のような優しい香り。ボディはやや軽めで、酸味や渋味は抑えられており、トゲトゲしさは全くありません。静かで女性らしい感じは『モナ・リザ』の謎の微笑を意識しているのかもしれませんね。ただ、複雑さや奥行きは少し作品には届かないような気もします。このワインは物足りないという人はいても、飲みにくいとか嫌いだという人は少なそうですので、イタリアンに合わせて大勢で楽しみたい時には活躍してくれそうな一本でした。

Bellini Chianti 2012

ベリーニ・キャンティ 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 トスカーナToscana
造り手 カンティーナ・フラテリ・ベリーニ Cantine Fratelli Bellini
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese 80%
カナイオーロCanaiolo 10%
マルヴァージアMalvasia 10%
年度 2012年
購入 2015年2月6日 ビックカメラ
価格 1100円
イタリアのキャンティ二本目です。ポップに「某雑誌で2000円以下の極旨ワインNo.1」とあったのでつい買ってしまいました。早速開けてみたところ、色はキャンティの割には結構濃いチェリーレッド。そして久しぶりに苺やラズベリーの赤い果実の香りがフワフワとします。スワリングするとそれがさらに強化される感じです。甘みはそれほどなく、軽い酸味がベースのライトな辛口。チョコ系の樽香もついています。さっぱりしていて飲みやすいので、ワインがあまり得意でない人と飲む際にも気軽に使えそうです。個人的にも前回のキャンティよりも楽しめました。