「イタリア」カテゴリーアーカイブ

Antica Torre Chianti 2013

アンティカ・トーレ・キャンティ 2013

評価 3 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 フィレンツェFirenze
造り手 トランブスティTrambusti
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese 90%
カナイオーロ・ネロCanaiolo Nero 10%
年度 2013年
購入 2015年1月16日 ビックカメラ
価格 800円 (50%OFF)
ビックカメラの週末セールで半額になっていたので買ってみた一本です。キャンティというカテゴリのワインは実はこれが初めて。造り手のトランブスティはフィレンツェで80年続く名門なんだそうです。早速開けた結果ですが、見た目は明るく透明感のあるルビーレッド。赤い果実の香りがグラスの外に溢れるように漂います。飲んでみると味わいはなかなかライト。軽やかな酸味がベースで、なんだかピノ・ノワールのような雰囲気です。やや辛口でスッキリしていますので、パスタなんかと合いそうです。個人的にはどうしても好きな重めのワインに評価が傾いてしまうのですが、好みさえ合えばデイリーワインとして活躍してくれそうな一本です。

Preciso Nero d’Avola Siciliane 2012

プレチーゾ・ネロ・ダーヴォラ・シチリアン 2012

評価 4 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 シチリアSicilia
造り手
種別
品種 ネロ・ダーヴォラNero d’Avola
年度 2012年
購入 2015年1月10日 パワーラークス
価格 900円
初めて飲むシチリア原産ネロ・ダーヴォラ種のワインです。酒屋パワーラークスでイタリアワインの人気第2位とあったので試しに買ってみました。期待しつつ開けてみると、色は暗めのルビーレッドでなかなか綺麗です。香りと味は落ち着いた酸味とジャム感のある熟した黒い果実の印象。スパイスも感じられ、身内は柑橘系の香りもあると言っていました。少し複雑で、内向的なイメージのワインです。それぞれの要素にキツさはないので、飲みやすい部類に入るのではないでしょうか。価格も手頃ですし、気軽にイタリアンと合わせて楽しめる一本だと思います。気がつけばいつもカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなんていうときにも気分転換に良さそうです。

Jasci Marchesani Montepulciano d’Abruzzo 2013

ジャッシ・マルケザーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ジャッシ・マルケザーニJasci Marchesani
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2013年
購入 2014年12月23日 ビックカメラ
価格 1600円
だいぶ日が経ってしまいましたが、昨年末に飲んでみた有機栽培のモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。フランスワインが続いたので少し方向転換しようと思い買ってみました。エチケットの絵はローマ帝国のダチョウ狩りの様子でしょうが、なかなか個性的です。とりあえず開けてすぐはフルーティな強い香りとキャンディのように甘い味が印象的。飲んでいるとそれが赤いベリー系のジャムのように感じられるようになります。そこにややしっかりした酸味、燻製系の樽香などが混じります。ボディにはモンテプルチアーノっぽい質感も。瓶の底には少し澱が残ります。スケール感こそないのですが、いくつもの表情を隠し持っているような、なんだかトロっと蠱惑的なところのあるワインでした。個人的には少し甘みが強すぎるのですが、甘辛の味付けの料理なんかとは相性が良さそうです。

Sangiovese Rubicone Medici Ermete

サンジョヴェーゼ・ルビコン・メディチ・エルメーテ

評価 3 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 エミリア・ロマーニャEmilia Romagna
造り手 メディチ・エルメーテMedici Ermete
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese
年度
購入 2014年11月12日 焼酎オーソリティ
価格 500円(SALE)
イタリアの名家メディチ家が所有するワイナリーの商品です。最近はまっている焼酎オーソリティのセールワインの中で、1600円→500円と7割引きになっているのが目を引き、騙されたつもりで買ってみました。ただ、結果としてはやはりいつもの980円のラインナップの方を買うべきでした。。開けると鉄や草の入り混じったような酸っぱい香り。度数は11.5%と低いのですが、味も酸味やアルコール感がややトゲトゲしいです。クセがあって自分の得意ではない部類のワインでした。ただ、数日するとクセが抜けますので、しっかりしたボディのスタンダードなワインといった感じになりました。少し日が経った方が好みですね。

Unico Rosso Molise Riserva 2009

ウニコ・ロッソ・モリーゼ・リゼルヴァ 2009

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 ヴェネトVeneto
造り手 カーサ・ヴィニコラ・ボッターCasa Vinicola Botter
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2009年
購入 2014年10月27日 焼酎オーソリティ
価格 980円(SALE)
焼酎オーソリティで『今月のオススメ』として3割引きになっていたワインです。モンテプルチアーノであれば外れが少なそうなので試してみました。ただ、今回は定番のアブルッツォ州のものではなく、ヴェネト州のヴェネツィア郊外にある造り手のワインです。早速当日開けてみると、リゼルヴァの名の通り香りも味も久しぶりにかなりスモーキー。燻した感がかなり強いのですが、ボディ自体は重過ぎずといった感じなのでわりにスイスイと飲めました。クセが少なくて価格も手ごろなので、樽感を気軽に楽しむにはもってこいかもしれません。スモーク系や濃い味付けのつまみとは相性が良さそうです。ただ、3~4日で香りもスモーク感も一気に落ちましたので、早めに飲み切った方がいいかもしれません。

Jorio Montepulciano d’Abruzzo 2011

ヨーリオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ウマニ・ロンキUmani Ronchi
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2011年
購入 2014年10月20日 ビックカメラ
価格 1800円
ヨーリオは昔から安旨として定評のあるイタリアのデイリーワインだそうです。ウマニ・ロンキ社の所有する単一畑から収穫されたモンテプルチアーノ種のみを使用し、スロベニアンオーク樽で約1年も熟成をかけたこだわりのワインということでしたが、実際に飲んでみたところ、確かに品種の良さがストレートに感じられるいいワインでした。モンテプルチアーノらしく紫がかった深い色合い。香りは黒い果実のベースにスッとするミントの印象が混じります。そして落ち着いたチョコ系の樽香も少し。味の方はというと、凝縮感がしっかりあってバランスが良いです。アルコール感が強いのでグラス一杯でも酔いが回った気分になりますが、まったくトゲトゲしていないので、長い余韻とともにむしろ豊かで芳醇な印象を与えます。期待が高かった分、それを超えるというところまでの感動はありませんでしたが、ひねたところのない好きなタイプの一本でした。

Feudo Arancio Sangiovese 2011

フェウド・アランチョ・サンジョヴェーゼ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 シチリアSicilia
造り手 フェウド・アランチョFeudo Arancio
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese
年度 2011
購入 2014年10月18日 ビックカメラ
価格 1200円
ハーヴェストホテル箱根の夕食でグラスワインとして供されていたワインです。結構お値打ちだったので先日買って家飲みをしてみました。ステンレスタンク7割、オーク樽3割で6か月熟成しているそうです。そのためかベースとなる黒い果実の香りの中に、穏やかなバニラまたはチョコの香りをふと感じます。酸味が控えめで、バランスが良くまろやかなのはメルローっぽいですが、全体的な厚みに少し物足りなさも。ただ飲みやすくて余韻もきちんとあり、食事の邪魔をしないワインなので、欠点が少なくコスパの高い一本だと思います。

Bibi Graetz Casamatta Rosso

ビービー・グラーツ・カザマッタ・ロッソ

評価 5 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 トスカーナToscana
造り手 ビービー・グラーツBibi Graetz
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese
年度
購入 2014年9月24日 ビックカメラ
価格 1200円
飲んだことはもちろんないのですが、スーパー・トスカーナと呼ばれる超有名ワインのひとつ、テスタマッタを造っている生産者の廉価版テーブルワインです。表記がノンビンテージなのは、2012年から味に厚みを持たせるため、複数年のワインをブレンドしているからだそうです。飲んでみて印象的なのは、まずとても香りが強いということ。凝縮感はそれほど強くなく、華やかな瑞々しい赤い果実の香りに、チョコやナッツの感じがミックスされて、洋菓子屋にいるような芳香になっています。透明感のあるボディで飲み口も軽やかですが、余韻はかなりあるので飲み応えはしっかりです。2日目はかなりバランスもよくなりすぐに飲み切ってしまいました。。普段から飲みたいお気に入りのワインです。

Fantini Montepulciano d’Abruzzo 2013

ファンティーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ファルネーゼFarnese
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2013年
購入 2014年9月16日 ビックカメラ
価格 1100円
カサーレ・ヴェッキオと同じ造り手によるひとつ下の価格帯のモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。ラベルが格好良かったので買ってみました。香りは凝縮感のある黒い果実とチョコっぽさ。回すとフワッと果実味がより強くなります。飲んでみると舌触りというのか、液体のなめらかな質感が心地よいです。メルローよりもモンテプルチアーノでよくこういう印象を受けます。味には特筆するような個性こそ感じませんでしたが、方向性としてはかなり好みな一本でした。

Contrada di Concenigo Colli di Conegliano Rosso Bellenda 2008

コントラーダ・ディ・コンチェニゴ
コッリ・ディ・コネリアーノ・ロッソ・ベッレンダ 2008

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 ヴェネトVèneto
造り手 ベッレンダBellenda
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2008年
購入 2014年9月12日 ビックカメラ
価格 2200円
とにかく名前が長すぎるのですが、漫画『神の雫』でデイリーワインの雄として紹介されていた一本です。カカオやナッツの芳香というのを一度経験してみたくて探していましたが、引っ越し後にようやくビックカメラで発見したため買ってみました。ベッレンダはヴェネト州の気鋭の造り手で、このワインの生産量は出来の良い年に約50000本だそうです。熟成はオーク樽で24か月です。開けた初日はなんだかアルコールの匂いが混じった紹興酒のような香り。味もかなり酸っぱいので、これはもう少し待つべきだろうと量を抑えつつ5日かけて飲んでみました。すると徐々にきつさが取れてきたようで、凝縮感のある黒い果実や植物の香りが出てきました。余韻も強く長いです。樽やカカオのニュアンスは思ったほどではなく、ふとした瞬間に舌に残る程度でした。味は重厚ですが酸味が少し主張。個人的にはそこがやや合わなかったのですが、完全に好みの問題かと思います。いかにもカベルネとメルローのハーフといった感じのどっしりしたワインでした。

Botter Carlo Rampoldi Copertino Riserva 2008

ボッター・カルロ・ランポルディ・コペルチーノ・リゼルヴァ 2008

評価 4 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 プーリアPuglia
造り手 ボッター・カルロBotter Carlo
種別
品種 ネグロ・アマーロNegro Amaro
マルヴァージアMalvasia
モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2008年
購入 2014年7月12日 ジュピターコーヒー
価格 1250円
駅ビルの駐車券をつけるためという不純な動機で買ってきた一本です。前情報は特になかったのですが、この価格でオーク樽熟成2年という点に惹かれて試してみました。ビンテージも2008年とこれまで飲んだ中では最も古いです。翌日開けてみましたが、やはり最初に強く感じるのは樽香です。くすんだスモーキーな香り。そのニュアンスは味の方からもしっかりと感じます。甘すぎずタンニンは柔らかくて、アルコールや酸味の刺激も強くありません。それなりに月日を経ているからか、バランスが良くまろやかでとても飲みやすいです。総合的にはスモール・カサーレ・ヴェッキオという感じで、とてもコスパの高い掘り出し物のワインでした。ちなみにベルリン・ワイン・トロフィー2011で金賞を受賞しているそうです。

Luccarelli Montepulciano d’Abruzzo 2013

ルカレッリ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ルカレッリLuccarelli
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2013年
購入 2014年7月3日 やまや
価格 700円
カサーレ・ヴェッキオが良かったので買ってみた安いモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。やや落ち着いた果実の香りは同系統。短期間の樽熟成らしいですが、樽香はあまり感じません。味はちょっと渋いけれどきちんと果実味があって、アルコール感は強くなく、キツめで単調になりやすいシラー系などよりも飲みやすくて好みでした。価格がとにかく安いので気軽なテーブルワインとして活躍しそうです。

Casale Vecchio Montepulciano d’Abruzzo 2012

カサーレ・ヴェッキオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2012

評価 5 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ファルネーゼFarnese
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2012年
購入 2014年6月23日 カルディ
価格 1800円(10%OFF)
“16,000円のワインに匹敵する”という宣伝文句に惹かれて、カルディの10%OFFセールでついつい購入。この価格なのに葡萄を8房から2房まで厳選し、新樽で4か月寝かせています。期待して開けてみると、静かで深みのある芳香。ちょっと前に飲んだメルローに少し似ています。色は紫芋のような濃紫色。口に含めば、強い燻製の香りが感じられます。それに粉っぽいような質感のある舌触り。自分の数少ない経験の中ではこれまで飲んだワインとは全くの別物でした。味はバランスが取れていて、アルコールだとか、酸味、渋味のキツさは感じません。イタリアのモンペラとも呼ばれるそうで、人気漫画『神の雫』ではシンガポールの”ラッフルズホテル”のイメージとして紹介されています。