「凝縮感」タグアーカイブ

Château Monroze 2012

シャトー・モンローズ 2012

評価 4 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 フロンサックFronsac
造り手 シャトー・モンローズChâteau Monroze
種別
品種 メルローMerlot85%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon15%
年度 2012年
購入 2015年1月18日 ビックカメラ
価格 1600円
モンローズという名前を見かけて確か有名なワインじゃなかったかな?と思い買ってみましたが、有名なのは”Montrose”らしくスペル違い。カタカナにすると同じってちょっとひどいですが。。ちなみに有名な方のモンローズはメドック2級らしく、この価格で買えるはずのないものでした。ただし、今回買った”Monrose”も厳格な基準を満たしたAOCボルドー・シュペリエール。これまた飲んでから時間が経ってしまって曖昧な記憶なのですが、黒い果実の香りのするかなり重いワインでした。細かな特徴は忘れてしまいましたが、悪くはないけれども何度もリピートしようと思った記憶もありません。一応その印象だけでもメモして残しておきたいと思います

Honoro Vera Monastrell 2013

オノロ・ベラ・モナストレル 2013

評価 3 コスパ度 4
生産国 スペインSpain
地区 フミージャJumilla
造り手 ホルへ・オルドネスJorge Ordoñez
種別
品種 モナストレルMonastrell
年度 2013年
購入 2015年5月22日 プルミエ・クリュ
価格 750円
最近立て続けに飲んでいるスペインのモナストレルという品種のワインです。金に輝くエチケットがかっこいいですが、以前色がグリーンのオーガニック版を飲んで良かったので、こちらの通常版も買ってみました。ちょっと飲んでから日にちが空いてしまいましたが、香りは静かなカシスとかブラックベリー系だったと思います。飲み口は結構重め。それはいいのですが、オーガニック版と比べるとスパイシーで、少し酸味やアルコールのトゲが目立つように感じました。余韻もそこそこですし、まろやか好きな自分としてはどちらかといえばオーガニック版を推したいと思います。

Honoro Vera Monastrell Organic 2013

オノロ・ベラ・モナストレル・オーガニック 2013

評価 5 コスパ度 5
生産国 スペインSpain
地区 フミージャJumilla
造り手 ホルへ・オルドネスJorge Ordoñez
種別
品種 モナストレルMonastrell
年度 2013年
購入 2015年5月12日 プルミエ・クリュ
価格 750円
プルミエ・クリュでオススメだった一本です。グリーンの光沢がシャレているスペインワインですが、生産地のフミージャ、品種のモナストレルはいずれもこれが初めてです。度数が高く14度もありますが、この品種はそれが特徴なんだそうです。数日後の夕食に開けてみたところ、そう古いワインではないのにコルクがもろく、いつもの調子で力を入れたらポキッと折れてしまいました。。結局押し込んでゴミ取りするはめになりましたがちょっと反省です。そうこうしてようやくグラスに注ぐと、黒い果実や赤いベリー、それに花? なんだか曖昧ですが、落ち着きや力強さを感じるとても好みな香りがしました。飲んでみるとしっかりと濃厚なのに、バランスが良く口当たりはとても静か。スペイン的な甘みも感じつつ、酸味やタンニン、コクなどもゆったりと後から寄り添ってきます。それにオーガニックワインだからか後味にたまに土っぽさも。元々濃いワインが好きなこともありますが、この価格でこの出来なら確実に買いといっていい一本だと思います。

Gladium Crianza Tempranillo 2010

グラディウム・クリアンサ・テンプラニーリョ 2010

評価 4 コスパ度 4
生産国 スペインSpain
地区 ラ・マンチャLa Mancha
造り手 カンポス・レアレスBodegas Campos Reales
種別
品種 テンプラニーリョTempranillo
年度 2010年
購入 2015年5月4日 プルミエ・クリュ
価格 980円
先日プルミエ・クリュで買ってきたラ・マンチャのクリアンサです。専門誌などでも評価が高いようで、POPにも”激旨”という感じで推奨されていました。一昨日から飲み始めてみましたが、グラスに注いでみると、ブラックベリーやカシス、プラム、それにチョコだとかが代わる代わる出てくるような、少し複雑な香りがしました。全体的には落ち着いていて好みの香りです。味の方は渋味が結構ありつつ、果実味もしっかり。酸味やアルコール感のアタックもそこそこあり、なんだかビシッとした印象のミディアムボディでした。切れ味のある赤の安旨ワインを探すならこの一本かな?という感じがしました。

Château Picheron 2013

シャトー・ピシェロン 2013

評価 3 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・ピシェロンChâteau Picheron
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
年度 2013年
購入 2015年3月26日 焼酎オーソリティ
価格 880円
前回の一本と一緒に買って来たボルドーワインです。造り手は有名なサンテミリオンからわずか8マイルの距離にある家族経営のシャトーだそうで、ちょっと期待も高まります。早速開けてみたところ、まずは落ち着いた黒い果実の香り。樽や熟成の感じはありませんが、凝縮感が強そうです。色も濃い紫色で、味はプラムのような酸味が乗ったミディアム~フルボディ。やや辛口で、余韻はそこそこ。意外性はあまりなく、ベーシックな感じのボルドーワインです。個人的には一晩置いてからの方が何だかまろやかに感じられて美味しく飲めました。作りのしっかり感はありますので決して悪いワインではないのでしょうが、リピートというところまではなさそうです。

Ile La Forge Cabernet Sauvignon 2013

イル・ラ・フォルジュ・カベルネ・ソーヴィニヨン 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 ドメーヌ・ポール・マスLes Domaines Paul Mas
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2013年
購入 2015年3月18日 ビックカメラ
価格 1300円
以前このシリーズのメルローを飲んで良かったので、久しぶりに買ってみたそのカベルネSバージョンです。相変わらず他のワインよりかなり多く仕入れられているあたり、今でもビックカメラのイチオシのようです。買って早速開けてみると、まずはやや燻製の感じが混じった黒い果実系の香りがします。飲み口は重めで、程よい酸味に加えて果実味もしっかりしていますが、同時に強くスモーキーな樽香がついています。アメリカンオーク樽で10ヶ月熟成しているためでしょうが、それが少々しつこい気もしました。ただ、バランスに不満を感じるほどでもありません。また、ラングドックっぽいトゲトゲしさもありませんので、メルロー版のときのような驚きこそありませんでしたが、さすが価格以上の旨さのお買い得ワインだと思います。

Château Portillon 2011

シャトー・ポルティリョン 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・ポルティリョンChâteau Portillon
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
プティ・ヴェルドPetit Verdot
年度 2011年
購入 2015年3月06日 焼酎オーソリティ
価格 980円
毎度おなじみ焼酎オーソリティの980円シリーズです。最近の入荷分についてはどうやらほとんど飲み尽くしてしまったらしく、選択肢のない中で残ったのがこのワインでした。少々味気ないエチケットでしたが、開けてみると花のような芳香に甘酸っぱさの混じったような、なかなかいい香りがします。色は濃く、ボディはしっかりめ。バランスが良くて凝縮感が結構あります。驚きだとか大きな特徴はあまりないのですが、すべてのチェックポイントでキッチリ平均点より少し上を取ってくるような、失敗のない一本という印象でした。

Castra Rubra Dominant 2010

カストラ・ルブラ・ドミナント 2010

評価 4 コスパ度 4
生産国 ブルガリアBulgaria
地区 トラキアThracia
造り手 カストラ・ルブラCastra Rubra
種別
品種 シラーSyrah 50%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 50%
年度 2010年
購入 2015年2月15日 サンワ
価格 1600円
ブルガリアのワインというのが珍しくて買ってみた一本です。有名な醸造家のミシェル・ローランという人が手掛けたワインだそうで、外れはなさそうかなと思い開けてみました。グラスに注いでみたところ、まずは落ち着いた黒い果実の香り。色も暗く濃い紫で、いかにも濃厚そうな雰囲気です。飲んでみるとやはり余韻のしっかりとした重厚なボディ。バランスが良くて果実味もとても豊かですが、そこに煙草のような香りや質感も混じっていて、ちょっと他とは違う造りだなという印象です。また、底の澱もすごかったです。ブルガリアはワイン発祥の地という説もあるほどワインの歴史の古い土地だそうで、こういう旧世界のワインも話のタネに面白いですね。濃いめの赤ワインが好きな方にはなかなかオススメの一本でした。

Cono Sur 20 Barrels Merlot 2011

コノ・スル・20バレルズ・メルロー 2011

評価 4 コスパ度 3
生産国 チリChile
地区 コルチャグア・ヴァレーColchagua Valley
造り手 ヴィーニャ・コノ・スルVina Cono Sur
種別
品種 メルローMerlot 85%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 10%他
年度 2011年
購入 2015年1月19日 ビックカメラ
価格 2200円
チリの定番安旨ワイン『コノ・スル』のハイエンドシリーズです。こちらはメルローが主体で、ミディアムトーストのフレンチオーク新樽で11ヶ月熟成。その名の通り年間20樽しか生産していない限定品なのだそうです。期待して開けてみたところ、まず香りは落ち着きのあるバニラや黒い果実の印象。なかなか強くてグラスから離れていてもふわっと感じるくらいです。味わいは凝縮感があってやや甘め。燻製系の樽香がしっかりと混じります。酸味などの刺激は弱く、意外なほどスルスルと入るワインです。そしてなぜか意外なほど余韻が弱い。飲み込むとスッと消えてしまう感じです。この辺は時間が経つと変わるのでしょうか?個人的にはちょっとぎこちない気もするワインでした。悪くはないのですが、価格を考えるとひとつ下のリゼルヴァシリーズで十分かもしれません。

Domaine de Puilacher Grand Tour 2012

ドメーヌ・ド・ピュイラシェ・グラン・ツール 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 ドメーヌ・ド・ピュイラシェDomaine de Puilacher
種別
品種 カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 60%
メルローMerlot 25%
カリニャンCarignan 15%
年度 2012年
購入 2015年1月3日 焼酎オーソリティ
価格 1350円 (50%OFF)
新年明けましておめでとうございます。早速年明けに焼酎オーソリティで買って来た今年の一本目は、新春セールになっていたラングドックのヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)ワインです。この地区はV.V.をよく見かけますが、大抵はシラーやグルナッシュでした。しかしこちらはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが主体です。生産量は年間1800本とセールの割になぜかやたらとレア感があります。開けてみるとさすがにバニラと黒い果実の落ち着いた香り。赤く若い印象はそれほどありません。ただ、飲んでみるとラングドックっぽくなかなかスパイシー。まろやかな丸みの中にほどよくアタックを感じるフルボディです。余韻は強めで微かに苦味の残る後味。かなり完成度の高い南仏ワインという気がしました。

Château Mont-Pérat Rouge 2010

シャトー・モン・ペラ・ルージュ 2010

評価 4 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・モン・ペラChâteau Mont-Pérat
種別
品種 メルローMerlot 80%
カベルネ・フランCabernet Franc 10%
カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 10%
年度 2010年
購入 2014年12月09日 成城石井
価格 2900円
以前飲んだシャトー・モン・ペラ2011のヴィンテージ違いです。当たり年のワインということで一度比較をしてみたくなり買ってみました。差が一年ということで色合いは前回の印象とほぼ同じ。光を通さないほどの非常に濃い暗紫色で、エッジは片栗粉を溶かしたような軽い濁りが見えます。これまた濃そうだなと思いつつまずは香り。瓶の先からはほのかにアーモンドを感じ、グラスに注ぐとそれほど強くはありませんが、黒い果実に軽くバニラやチョコの混じった落ち着いた香りがします。飲んでみると味わいはやはり濃厚。果実味もタンニンもしっかりあって、余韻も強く長いので、なんだかがっつりとステーキなんかが食べたくなる感じです。全体として2011よりも格段に良いということはありませんでしたが、飲み応えがあって好みのワインだと再確認しました。ただ、コスパ的にはほどほどかなという気もします。

Château Chapron 2012

シャトー・シャプロン 2012

評価 5 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 コート・ド・ボルドーCôtes de Bordeaux
造り手 シャトー・シャプロンChâteau Chapron
種別
品種 メルローMerlot
年度 2012年
購入 2014年11月5日 焼酎オーソリティ
価格 980円(SALE)
焼酎オーソリティの980円セールのワインです。先月の2本が当たりだったので再度挑戦してみました。ポップによるとエール・フランスのエコノミークラスのワインとして長年定番になっており、ジルベール・エ・ガイヤールというガイドで金賞を受賞しているそうです。このところ忙しくメモまでに時間が空いてしまったので正確さにちょっと難があるかもしれませんが、一言でいえば”安いのに美味くて上品”という印象でした。最近飲んだボルドーに共通するハーブのような爽やかな野草の香りに、鼻をふわっと抜けていく豊かな余韻が心地よいです。味もしっかり濃さはありますが、酸っぱかったり渋かったりということはなくバランスはとても良いです。なんだか品性を感じるフランスボルドーワインでした。またリピートしたくなる一本です。

Jorio Montepulciano d’Abruzzo 2011

ヨーリオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ウマニ・ロンキUmani Ronchi
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2011年
購入 2014年10月20日 ビックカメラ
価格 1800円
ヨーリオは昔から安旨として定評のあるイタリアのデイリーワインだそうです。ウマニ・ロンキ社の所有する単一畑から収穫されたモンテプルチアーノ種のみを使用し、スロベニアンオーク樽で約1年も熟成をかけたこだわりのワインということでしたが、実際に飲んでみたところ、確かに品種の良さがストレートに感じられるいいワインでした。モンテプルチアーノらしく紫がかった深い色合い。香りは黒い果実のベースにスッとするミントの印象が混じります。そして落ち着いたチョコ系の樽香も少し。味の方はというと、凝縮感がしっかりあってバランスが良いです。アルコール感が強いのでグラス一杯でも酔いが回った気分になりますが、まったくトゲトゲしていないので、長い余韻とともにむしろ豊かで芳醇な印象を与えます。期待が高かった分、それを超えるというところまでの感動はありませんでしたが、ひねたところのない好きなタイプの一本でした。