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Chevalier De Caylus Syrah Vieilles Vignes 2011

シュヴァリエ・ド・カイユス・シラー・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 シュヴァリエ・ド・カイユスChevalier De Caylus
種別
品種 シラーSyrah
年度 2011年
購入 2014年7月11日 カルディ
価格 950円(SALE)
品種は何度か飲んでいるシラー種ですが、樹齢35年以上の木から収穫している初めてのヴィエイユ・ヴィーニュです。2012年のラングドック=ルーション地方のコンテストでは金賞を受賞しているそうです。価格が安いのでどうかなと半信半疑でしたが、結論からいえばとても気に入りました。色は暗紫色。今までの華やかなシラー種とはまったく違う落ち着いた濃い香り。もちろん果実味は強いのですが、ジャムのようなというのか、もっと凝縮された深い香りがします。液体の中に質感が感じられ、度数は14~16度と表示されていますが、アルコール分の刺激はほとんどありません。滑らかなタンニンと少し渋味の残るバランスのいい味です。この値段だというのが信じられない美味しいワインでした。ただし、二日目はなぜか少しキツさや渋味が目立っている印象でした。保存が少し悪かったのかもしれません。
14年10月5日に久しぶりに買ってみましたが、どうも印象がまるで違いました。連れがいうようにシャンパンのような香りが強く、なんだかホコリっぽい印象も。味は軽いわりにタンニンが強く、あまり心地よくない渋味、苦味が残ります。それに飲んだあとに頭痛も。。個体差なのか最初の頃とワインに対する感覚が変わったのかは分かりませんが、二度目は好意的に見ても評価3 コスパ3といった感じでした。平均して5/5から4/4にダウングレードしたいと思います。

Pegasus Bay Merlot Cabernet 2011

ペガサス・ベイ・メルロー・カベルネ 2011

評価 5 コスパ度 3
生産国 ニュージーランドNew Zealand
地区 ワイパラ・ヴァレーWaipara Valley
造り手 ペガサス・ベイ・ワイナリーPegasus Bay Winery
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
マルベックMalbec
年度 2011
購入 2014年09月28日 贈り物
価格 3900円
ニュージーランド旅行の土産として身内からもらいました。そのため表示は国内の参考価格です。ニュージーランドでもトップ5に入るワイナリーのワインで、価格帯も日頃飲むものよりワンランク上という事でかなり期待しての開栓になりました。香りは説明通りカシスやブラックベリーといった黒い果実が主体。フレンチオーク樽で24か月熟成されており、上品なバニラの樽香もします。爽やかな野草のような香りはいかにもニュージーランドの草原を思わせます。バランスの取れた味わいに、しっかりしたボディと液体の輝き。長く芳醇な余韻。尖った特徴はありませんが、すべてにハイレベルなオールラウンダーといった感じのフルボディワインでした。

Contrada di Concenigo Colli di Conegliano Rosso Bellenda 2008

コントラーダ・ディ・コンチェニゴ
コッリ・ディ・コネリアーノ・ロッソ・ベッレンダ 2008

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 ヴェネトVèneto
造り手 ベッレンダBellenda
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2008年
購入 2014年9月12日 ビックカメラ
価格 2200円
とにかく名前が長すぎるのですが、漫画『神の雫』でデイリーワインの雄として紹介されていた一本です。カカオやナッツの芳香というのを一度経験してみたくて探していましたが、引っ越し後にようやくビックカメラで発見したため買ってみました。ベッレンダはヴェネト州の気鋭の造り手で、このワインの生産量は出来の良い年に約50000本だそうです。熟成はオーク樽で24か月です。開けた初日はなんだかアルコールの匂いが混じった紹興酒のような香り。味もかなり酸っぱいので、これはもう少し待つべきだろうと量を抑えつつ5日かけて飲んでみました。すると徐々にきつさが取れてきたようで、凝縮感のある黒い果実や植物の香りが出てきました。余韻も強く長いです。樽やカカオのニュアンスは思ったほどではなく、ふとした瞬間に舌に残る程度でした。味は重厚ですが酸味が少し主張。個人的にはそこがやや合わなかったのですが、完全に好みの問題かと思います。いかにもカベルネとメルローのハーフといった感じのどっしりしたワインでした。

Cono Sur Reserva Especial Merlot 2012

コノ・スル・レゼルヴァ・エスペシャル・メルロー 2012

評価 5 コスパ度 5
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 ヴィーニャ・コノ・スルVina Cono Sur
種別
品種 メルローMerlot
年度 2012年
購入 2014年9月4日 ビックカメラ
価格 1000円
先日飲んだコノ・スル・ヴァラエタルのひとつ上位のシリーズです。より良い条件の畑を選び、果実の凝縮感と複雑さを求めたラインナップだそうです。フレンチオーク樽での熟成あり。上位といっても価格は大きくは変わりません。開けてみるとスミレとかブラックベリーとか言われるような、しっかりとしたメルローの落ち着きのある香り。ほどよく感じる熟成香は燻製っぽさがなく、チョコ系の香りでなんだか透明感があります。味はというと甘み、酸味、渋味どれが目立つ訳でもなくいいバランス。どっしりとしたボディに造りの堅牢さを感じます。派手な特徴はありませんが、さすが定番といわれる隙のなさですね。少ない経験からではありますが、この価格でこれだけのワインはなかなか見つからないと思います。

Cono Sur Cabernet Sauvignon Varietal 2012

コノ・スル・カベルネ・ソーヴィニヨン・ヴァラエタル 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 ヴィーニャ・コノ・スルVina Cono Sur
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 85%
メルローMerlot 8% 他
年度 2012年
購入 2014年8月07日 サークルK
価格 900円
安旨ワインとして有名なチリのコノスル。今まで見かけたことがなかったのですが、本日なぜかコンビニで見つけてつい買ってしまいました。ヴァラエタルはコノスルの中でも低価格帯のシリーズだそうですが、それでも熟成は3割をフレンチオーク樽で、7割をステンレスタンクで各6か月行っているとのことです。とりあえずグラスに注いでみると、まずは黒い果実に少しお香のような香り。その香りはクルクル回すと甘酸っぱく変化します。味の方はというと、しっかりしたボディに凝縮感のある果実味。そこにスモーキーな樽香も重なります。甘みに酸味、それに渋味とそれぞれが主張する比較的強い味わいです。しっかり樽香が感じられるワインの中では過去最安値ですし、確かに評判通りコスパの高い一本でした。あとはもう少しまろやかさがあると好みなのですが、翌日以降に期待したいと思います。

Château Mont-Pérat Rouge 2011

シャトー・モン・ペラ・ルージュ 2011

評価 4 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・モン・ペラChâteau Mont-Pérat
種別
品種 メルローMerlot 80%
カベルネ・フランCabernet Franc 10%
カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 10%
年度 2011年
購入 2014年7月24日 やまや
価格 2500円
漫画『神の雫』に登場して人気となったワインですが、専門誌や評論家の評価も高いようです。”Mr.メルロー”と称される醸造家ミッシェル・ロラン氏の指導の下、平均樹齢30年の樹から6〜8房に厳選して収穫。オークの新樽を100%使用しています。購入当日早速開けてみましたが、感じるのはまず穏やかな花のような香り。連れはこれが好きだそうです。ベリーが飛び出して来る感じではありません。クルクル回すとふわっと黒い果実の香り。そのまま飲んでみましたが、味わいは酸味に渋味にと結構しっかりです。ウッディな樽香も果実感を邪魔しない程度にほどよくします。掴みどころの難しい感じは自分のこれまでのメルローの印象と重なりました。しばらく置いておくと温度も上がり、飲み口はややまろやかに。そして初めてチョコの香りを感じました。よくワインの説明にカカオとかビターチョコとか書いてありましたが、なるほどこれかといったところです。好みで評価4としましたが、人によってはもっと高評価でもおかしくないかもしれません。

Casale Vecchio Montepulciano d’Abruzzo 2012

カサーレ・ヴェッキオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2012

評価 5 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ファルネーゼFarnese
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2012年
購入 2014年6月23日 カルディ
価格 1800円(10%OFF)
“16,000円のワインに匹敵する”という宣伝文句に惹かれて、カルディの10%OFFセールでついつい購入。この価格なのに葡萄を8房から2房まで厳選し、新樽で4か月寝かせています。期待して開けてみると、静かで深みのある芳香。ちょっと前に飲んだメルローに少し似ています。色は紫芋のような濃紫色。口に含めば、強い燻製の香りが感じられます。それに粉っぽいような質感のある舌触り。自分の数少ない経験の中ではこれまで飲んだワインとは全くの別物でした。味はバランスが取れていて、アルコールだとか、酸味、渋味のキツさは感じません。イタリアのモンペラとも呼ばれるそうで、人気漫画『神の雫』ではシンガポールの”ラッフルズホテル”のイメージとして紹介されています。