「メルロー」カテゴリーアーカイブ

Château Savariaud 2010

シャトー・サヴァリュー 2010

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・サヴァリューChâteau Savariaud
種別
品種 カべルネ・フランCabernet Franc 40%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2010年
購入 2015年1月28日 焼酎オーソリティ
価格 980円
あまりネットに情報のないワインですが、焼酎オーソリティの980円シリーズです。カベルネ・フランの割合が最も高いというちょっと変わったボルドーワイン。ヴィンテージは2010年と少し古めです。昼に少し開けてみましたが、色はやや茶色がかっていて熟成の跡が感じられます。香りの方はというと、まず可愛らしい甘い匂いがしてから、酸味やブランデー的な熟成香が漂ってきます。バニラ系の樽香も時折少し。飲んでみると結構軽めで、余韻は平均的。甘みが抑えてあるので飲み飽きはしません。ヴィンテージの割には熟成感があるので、気軽にその雰囲気を楽しむには良い一本かもしれません。ちなみに翌日にはより美味しくなっていました。

Cono Sur 20 Barrels Merlot 2011

コノ・スル・20バレルズ・メルロー 2011

評価 4 コスパ度 3
生産国 チリChile
地区 コルチャグア・ヴァレーColchagua Valley
造り手 ヴィーニャ・コノ・スルVina Cono Sur
種別
品種 メルローMerlot 85%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 10%他
年度 2011年
購入 2015年1月19日 ビックカメラ
価格 2200円
チリの定番安旨ワイン『コノ・スル』のハイエンドシリーズです。こちらはメルローが主体で、ミディアムトーストのフレンチオーク新樽で11ヶ月熟成。その名の通り年間20樽しか生産していない限定品なのだそうです。期待して開けてみたところ、まず香りは落ち着きのあるバニラや黒い果実の印象。なかなか強くてグラスから離れていてもふわっと感じるくらいです。味わいは凝縮感があってやや甘め。燻製系の樽香がしっかりと混じります。酸味などの刺激は弱く、意外なほどスルスルと入るワインです。そしてなぜか意外なほど余韻が弱い。飲み込むとスッと消えてしまう感じです。この辺は時間が経つと変わるのでしょうか?個人的にはちょっとぎこちない気もするワインでした。悪くはないのですが、価格を考えるとひとつ下のリゼルヴァシリーズで十分かもしれません。

Château Sainte Marotine 2012

シャトー・サン・マロティン 2012

評価 3 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・サン・マロティンChâteau Lalande
種別
品種 カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 50%
メルローMerlot 50%
年度 2012年
購入 2015年1月13日 焼酎オーソリティ
価格 980円
ちょっと日が空いてしまいましたが、先週買った焼酎オーソリティの980円シリーズのボルドーワインです。キャラメルの香りが特徴とあったので試してみたのですが、そこはちょっと分かりづらい感じでした。ベリーというよりは何かの花のような、落ち着いた香りが控えめにします。味の方は酸味と渋味がベース。やや辛口でボディも余韻もしっかりしているので、大人な味わいといった印象です。驚きはありませんが、甘いのが苦手な方には良さそうなデイリーワインかもしれません。

Château Lalande 2012

シャトー・ラランド 2012

評価 5 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・ラランドChâteau Lalande
種別
品種 カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 50%
メルローMerlot 50%
年度 2012年
購入 2015年1月10日 パワーラークス
価格 900円
パリ農業コンクール2013で金賞受賞、そしてバリューボルドーにも名を連ねているというお手頃価格のボルドーワインです。パワーラークスのフランスワインの人気第2位ということで前の一本とともに買ってきました。早速開けてみたところ、香りはハーブの混じったやや赤寄りの果実の芳香が結構強くします。フルボディとありましたが重たい感じはなく、むしろ軽やかな甘みと酸味が心地良い飲みやすいワインです。余韻もふわりと爽やかで、安旨ボルドーらしく全体として上品にまとまっています。広く好まれそうなワインなので気軽に他人と飲む場合にも活躍してくれそうです。

Domaine de Puilacher Grand Tour 2012

ドメーヌ・ド・ピュイラシェ・グラン・ツール 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 ドメーヌ・ド・ピュイラシェDomaine de Puilacher
種別
品種 カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 60%
メルローMerlot 25%
カリニャンCarignan 15%
年度 2012年
購入 2015年1月3日 焼酎オーソリティ
価格 1350円 (50%OFF)
新年明けましておめでとうございます。早速年明けに焼酎オーソリティで買って来た今年の一本目は、新春セールになっていたラングドックのヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)ワインです。この地区はV.V.をよく見かけますが、大抵はシラーやグルナッシュでした。しかしこちらはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが主体です。生産量は年間1800本とセールの割になぜかやたらとレア感があります。開けてみるとさすがにバニラと黒い果実の落ち着いた香り。赤く若い印象はそれほどありません。ただ、飲んでみるとラングドックっぽくなかなかスパイシー。まろやかな丸みの中にほどよくアタックを感じるフルボディです。余韻は強めで微かに苦味の残る後味。かなり完成度の高い南仏ワインという気がしました。

Château De L’eglise 2012

シャトー・ド・レグリーズ 2012

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・ド・レグリーズChâteau De L’eglise
種別
品種 カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 50%
メルローMerlot 40%
カベルネ・フランCabernet Franc 10%
年度 2012年
購入 2014年12月21日 カクヤス
価格 1200円
田町で刀削麺を食べた帰りに、道すがらカクヤスで買ったボルドーワインです。日本のワインの専門家が1000~3500円のボルドーワイン500本を100本にまで厳選した、”バリューボルドー”というリストに載っているというのが決め手でした。ちなみにシャトー・レグリーズ・クリネという高級ワインがあるそうですが、それとは別物になります。翌日早速開けてみましたが、少しチョコ系の樽香を感じるものの、香りの方は今一つ。どちらかといえば黒い果実系でしょうか。味の方はかなり軽く、発酵食品っぽい酸味がやや残ります。トゲトゲはしていませんが、渋さや酸味が結構あるので好みは分かれる気がします。個人的にも平均的な印象のワインでした。

Château Les Tonnelles 2011

シャトー・レ・トネル 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 フロンサックFronsac
造り手 シャトー・レ・トネルChâteau Les Tonnelles
種別
品種 メルローMerlot 85%
カベルネ・フランCabernet Franc 10%
カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 5%
年度 2011年
購入 2014年12月19日 焼酎オーソリティ
価格 980円
ハズレの少ない焼酎オーソリティの980円ワインシリーズです。店内はクリスマスのシャンパン需要で珍しく混み合っていましたが、先月のボジョレー解禁に続きイベントを利用して上手く稼ぐあたりワイン業界もさすがです。自分はというと最近はフランスの安旨ワイン探しに凝っているので、今回はボルドーはフロンサックのワインを買ってみました。右岸のメルローワインということでちょっと期待して買ってみましたが、結論でいうと少し好みからは外れたワインでした。香りはあまり特徴を感じませんでしたし、味とともに少し酸味の強いプラムを潰したような、全体像としてはそんな感じのワインでした。個人的にはクセのあるつまみとちびちび飲むのが良さそうに思います。

Ile la Forge Merlot 2013

イル・ラ・フォルジュ・メルロー 2013

評価 5 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 ドメーヌ・ポール・マスLes Domaines Paul Mas
種別
品種 メルローMerlot
年度 2013年
購入 2014年12月17日 ビックカメラ
価格 1200円
連れに「今回はワイン選ぶ?」と聞いてみたところ、即答されたのがこのワインでした。好みの”メルロー”という文字がでかでかと見えただけというのが唯一の理由でしょうが、帰宅して開けてみると意外にもかなり美味しかったです。造り手はワイナリー・オブ・ザ・イヤーという賞を2008年と2013年に受賞しているらしく、店頭でもかなり推奨されていました。南仏ペイドックのワインですが品種はメルロー。米国産6仏産4のオーク樽で10ヶ月熟成させているそうです。グラスに注いでみると色合いは深い紅。光が通るとルビーのように輝きます。濃く黒っぽいいつものメルローとは少し違う印象でした。味の方も南仏らしい明るいベリー系のテイストと、メルロー特有のまろやかさがミックスされているのか、とても果実味がありかつ飲みやすいです。オーク由来の樽香が軽くしますし、ボルドーワインによく感じる上品なハーブの香りも乗っています。ボディも重過ぎず、あらゆる人に好まれそうなまさにザ・安旨ワインといった感じでした。翌日は少しアルコール感が出てきましたが、総合的に見て普段飲みに強くオススメです。

Château Mont-Pérat Rouge 2010

シャトー・モン・ペラ・ルージュ 2010

評価 4 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・モン・ペラChâteau Mont-Pérat
種別
品種 メルローMerlot 80%
カベルネ・フランCabernet Franc 10%
カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 10%
年度 2010年
購入 2014年12月09日 成城石井
価格 2900円
以前飲んだシャトー・モン・ペラ2011のヴィンテージ違いです。当たり年のワインということで一度比較をしてみたくなり買ってみました。差が一年ということで色合いは前回の印象とほぼ同じ。光を通さないほどの非常に濃い暗紫色で、エッジは片栗粉を溶かしたような軽い濁りが見えます。これまた濃そうだなと思いつつまずは香り。瓶の先からはほのかにアーモンドを感じ、グラスに注ぐとそれほど強くはありませんが、黒い果実に軽くバニラやチョコの混じった落ち着いた香りがします。飲んでみると味わいはやはり濃厚。果実味もタンニンもしっかりあって、余韻も強く長いので、なんだかがっつりとステーキなんかが食べたくなる感じです。全体として2011よりも格段に良いということはありませんでしたが、飲み応えがあって好みのワインだと再確認しました。ただ、コスパ的にはほどほどかなという気もします。

Château Marquis de la Grange 2011

シャトー・マルキ・ド・ラ・グランジュ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・マルキ・ド・ラ・グランジュChâteau Marquis de la Grange
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
年度 2011年
購入 2014年11月30日 焼酎オーソリティ
価格 980円
おなじみ焼酎オーソリティの980円シリーズの中から、名前と雰囲気で買ってみた一本です。2012年のパリ農業コンクールで金賞を受賞しており、リュット・レゾネという減農薬農法で作られているのだそうです。グラスに注いでまず感じるのは、バニラやチョコの混じった甘いケーキのような香り。味は少し若いというか、トゲっとしたところがありますが、果実味もありますし、バランスは取れている方だと思います。フレッシュな印象なのはカベルネ・フランの2割が効いているのでしょうか。ハーブっぽい余韻も上品で、全体的にはいかにもフランスワインの品の良さを感じました。変にクセに走っていないきちんとしたワインという印象です。

Barons de Rothschild Private Réserve Bordeaux Rouge 2011

バロン・ド・ロートシルト・プライベート・リザーヴ・ルージュ 2011

評価 5 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 コート・ド・ボルドーCôtes de Bordeaux
造り手 ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトDomaines Barons de Rothschild
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2011年
購入 2014年11月22日 焼酎オーソリティ
価格 1600円(SALE)
ボルドーのトップワインといえばラフィット、ラトゥール、マルゴー、ムートン、オー・ブリオンのいわゆる5大シャトーですが、これはその筆頭ともいわれるラフィットの造り手、ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトが普及版として作ったワインです。驚くべきはその価格で、1本10万円にもなるラフィットに対してこちらはなんと1600円。セカンドラインのカリュアドも2~3万円ということを考えると、安旨ワイン専門の自分にはありがたい一本です。しばらく家に置いてあったのですが、昼食のパスタに合わせてようやく本日開けてみました。コルクにはロートシルト家の象徴だという5本の矢。期待して早速グラスに注ぐと、香りは黒い果実に少しバニラの混じったような、悪くはないですが意外とありふれた印象のものです。ん?と疑問に思いながらも口に含んでみると、一転して味の方は非常に好みのタイプ。甘みや酸、タンニンのバランスが良くてとにかく飲みやすい。一本くらいすぐに空きそうです。一方で繊細さ、複雑さを直感的に感じさせる上品な余韻が、決して飲みやすいだけの面白味に欠けるワインにはしていません。香りがもう少し豊かだとよかったのですが、コスパでいえば十分に満点といえる出来かと思います。ワインは香りより味が大事という人にはオススメです。

Great Wall Dry Red Wine 2009

グレート・ウォール・ドライ・レッド・ワイン 2009

評価 4 コスパ度 4
生産国 中国China
地区 河北省HeBei
造り手 長城葡萄酒有限公司Great Wall Wine Co.
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2009年
購入 2014年11月15日 横浜中華街
価格 1300円
横浜中華街で食事をした際に見つけた中国のNo.1ワインです。何でも1972年の米中会談の折に、周恩来元総理が中国独自のワイナリー創設を希望したことから歴史が始まっているそうで、用いているのは河北省沙城という地区で栽培されたカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローです。開けてみると香りは以前飲んだ中国西域のキリアンワインと共通する要素を感じました。黒い果実にブランデー的な独特なニュアンスが加わります。これが中国ワインの特徴かもしれません。ただ、味は淡泊だったキリアンとは異なり、酸味とタンニンがしっかりした結構本格的なテイストです。12度なのですが余韻も力強く、良いワインだなという印象を受けました。以前はシャビシャビなものが多かったですが、中国のワインも今後は楽しみです。

Château Chapron 2012

シャトー・シャプロン 2012

評価 5 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 コート・ド・ボルドーCôtes de Bordeaux
造り手 シャトー・シャプロンChâteau Chapron
種別
品種 メルローMerlot
年度 2012年
購入 2014年11月5日 焼酎オーソリティ
価格 980円(SALE)
焼酎オーソリティの980円セールのワインです。先月の2本が当たりだったので再度挑戦してみました。ポップによるとエール・フランスのエコノミークラスのワインとして長年定番になっており、ジルベール・エ・ガイヤールというガイドで金賞を受賞しているそうです。このところ忙しくメモまでに時間が空いてしまったので正確さにちょっと難があるかもしれませんが、一言でいえば”安いのに美味くて上品”という印象でした。最近飲んだボルドーに共通するハーブのような爽やかな野草の香りに、鼻をふわっと抜けていく豊かな余韻が心地よいです。味もしっかり濃さはありますが、酸っぱかったり渋かったりということはなくバランスはとても良いです。なんだか品性を感じるフランスボルドーワインでした。またリピートしたくなる一本です。