「1500円~2000円」カテゴリーアーカイブ

Château de la Dauphine 2012

シャトー・ド・ラ・ドーフィーヌ 2012

評価 5 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 フロンサックFronsac
造り手 シャトー・ド・ラ・ドーフィーヌChâteau de la Dauphine
種別
品種 メルローMerlot 90%
カベルネ・フランCabernet Franc 10%
年度 2012年
購入 2016年12月7日 焼酎オーソリティ
価格 1,780円 (50%OFF)
久しぶりに焼酎オーソリティに立ち寄ってみると、年末の半額セールを開催していたので買ってみたパーカー三ツ星生産者のボルドーワインです。早速数日後に開けてみたところ、フルボディといってもやや明るさを感じる赤紫色。カシスとか花のような香りが強くてとても優雅な印象です。この香りは好きですね。樽の感じはあまりありませんが、その方がこのワインには相応しいと思います。飲んでみた感想ですが、まろやかでとても飲みやすいけれど、決して物足りない感じがありません。甘みは変にベタベタせずスッキリしていて、酸味も柔らか。アルコール感だとか造りの荒い感じがまったくなく、全体的にとても美味しいワインだと思います。適度な重みとバランスで幅広い料理に合わせて飲めそうでした。半額で購入しているのでコスパ最高になっていますが、本来の価格でも不満はないクオリティのワインだと思います。

Château Monroze 2012

シャトー・モンローズ 2012

評価 4 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 フロンサックFronsac
造り手 シャトー・モンローズChâteau Monroze
種別
品種 メルローMerlot85%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon15%
年度 2012年
購入 2015年1月18日 ビックカメラ
価格 1600円
モンローズという名前を見かけて確か有名なワインじゃなかったかな?と思い買ってみましたが、有名なのは”Montrose”らしくスペル違い。カタカナにすると同じってちょっとひどいですが。。ちなみに有名な方のモンローズはメドック2級らしく、この価格で買えるはずのないものでした。ただし、今回買った”Monrose”も厳格な基準を満たしたAOCボルドー・シュペリエール。これまた飲んでから時間が経ってしまって曖昧な記憶なのですが、黒い果実の香りのするかなり重いワインでした。細かな特徴は忘れてしまいましたが、悪くはないけれども何度もリピートしようと思った記憶もありません。一応その印象だけでもメモして残しておきたいと思います

Le Bordeaux de Maucaillou 2011

ル・ボルドー・ドゥ・モーカイユ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・モーカイユChâteau Maucaillou
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
カベルネ・フランCabernet Franc
年度 2011年
購入 2015年9月10日 イオン
価格 1800円
ボルドーでブルジョワ級ながら格付けシャトー並みと評価されているというシャトー・モーカイユの廉価版ワインです。AOCボルドーより基準の厳格なAOCボルドー・シュペリエール認定。開けてみると香りは赤黒ありますが、とにかくベリーの果実の香りがとても強く、それにバニラ系の樽香も混じって甘く良い香りになっています。ボディはしっかりで、酸味や渋味はさすがにまろやかに仕上がっているように思います。ただ、余韻にボルドーっぽいハーブ感はあまりありません。価格が普段よりやや高めなので抜群の安旨と言えるかは悩ましいですが、迷ったなら買って後悔はあまりない良作ワインだと思います。

Les Calèches de Lanessan 2009

レ・カレッシュ・ド・ラネッサン 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 オー・メドックHaut Médoc
造り手 ブテイエ家Domaines Bouteiller
種別
品種 カベルネ・フランCabernet Franc
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlotほか
年度 2009年
購入 2015年7月03日 焼酎オーソリティ
価格 1800円
だいぶ日が経ってしまったのでちょっと雑な感想になるかもしれませんが、焼酎オーソリティで半額セールをやっていたのでつられて買ってしまったフランスワインです。元値がいいためか普段はあまりないオー・メドック名のボルドーワイン。シャトー・ラネッサンという上位ワインのセカンドラベルなんだそうです。開けてみると黒い果実とバニラ系の落ち着いた香り。飲み口はそれほど重くありませんが、スモーキーな樽香がしっかりとついています。質感があって滑らかで、バランスも良いように思いました。この強いスモーキー感でやや好みは分かれるかもしれませんが、まろやかさもあるので自分としては価格以上に楽しめた一本でした。

La Chapelle Des Chevaliers 2013

ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ 2013

評価 5 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 メゾン・シシェルMaison Sichel
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2013年
購入 2015年6月17日 カルディ
価格 1600円
昨日カルディに寄ったときに気になって買ったボルドーワインです。なんでもボルドー格付け第3級のシャトー・パルメを所有するシシェル家が造り手だそう。パルメ自体はもちろん飲んだことはありませんが、価格も手頃なのでせめてその一端でも感じられればと手を出してみました。開けてすぐは香りが弱く、渋味を感じるだけの液体で、あれ?という感じだったのですが、30分程すると洋菓子のような甘くチャーミングな香りがフワッとし始めます。バニラやトースト系の樽香が軽くついていて、程よくタンニンを感じるやや重めのミディアムボディ。甘すぎず、でも口当たりにトゲがないので飲みやすい方だと思います。余韻にあまり特徴がなく、植物的な今までのボルドーとは違う印象のワインでしたが、変化も楽しめますし総じてかなり気に入った一本でした。

Castra Rubra Dominant 2010

カストラ・ルブラ・ドミナント 2010

評価 4 コスパ度 4
生産国 ブルガリアBulgaria
地区 トラキアThracia
造り手 カストラ・ルブラCastra Rubra
種別
品種 シラーSyrah 50%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 50%
年度 2010年
購入 2015年2月15日 サンワ
価格 1600円
ブルガリアのワインというのが珍しくて買ってみた一本です。有名な醸造家のミシェル・ローランという人が手掛けたワインだそうで、外れはなさそうかなと思い開けてみました。グラスに注いでみたところ、まずは落ち着いた黒い果実の香り。色も暗く濃い紫で、いかにも濃厚そうな雰囲気です。飲んでみるとやはり余韻のしっかりとした重厚なボディ。バランスが良くて果実味もとても豊かですが、そこに煙草のような香りや質感も混じっていて、ちょっと他とは違う造りだなという印象です。また、底の澱もすごかったです。ブルガリアはワイン発祥の地という説もあるほどワインの歴史の古い土地だそうで、こういう旧世界のワインも話のタネに面白いですね。濃いめの赤ワインが好きな方にはなかなかオススメの一本でした。

Jasci Marchesani Montepulciano d’Abruzzo 2013

ジャッシ・マルケザーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ジャッシ・マルケザーニJasci Marchesani
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2013年
購入 2014年12月23日 ビックカメラ
価格 1600円
だいぶ日が経ってしまいましたが、昨年末に飲んでみた有機栽培のモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。フランスワインが続いたので少し方向転換しようと思い買ってみました。エチケットの絵はローマ帝国のダチョウ狩りの様子でしょうが、なかなか個性的です。とりあえず開けてすぐはフルーティな強い香りとキャンディのように甘い味が印象的。飲んでいるとそれが赤いベリー系のジャムのように感じられるようになります。そこにややしっかりした酸味、燻製系の樽香などが混じります。ボディにはモンテプルチアーノっぽい質感も。瓶の底には少し澱が残ります。スケール感こそないのですが、いくつもの表情を隠し持っているような、なんだかトロっと蠱惑的なところのあるワインでした。個人的には少し甘みが強すぎるのですが、甘辛の味付けの料理なんかとは相性が良さそうです。

Barons de Rothschild Private Réserve Bordeaux Rouge 2011

バロン・ド・ロートシルト・プライベート・リザーヴ・ルージュ 2011

評価 5 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 コート・ド・ボルドーCôtes de Bordeaux
造り手 ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトDomaines Barons de Rothschild
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2011年
購入 2014年11月22日 焼酎オーソリティ
価格 1600円(SALE)
ボルドーのトップワインといえばラフィット、ラトゥール、マルゴー、ムートン、オー・ブリオンのいわゆる5大シャトーですが、これはその筆頭ともいわれるラフィットの造り手、ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトが普及版として作ったワインです。驚くべきはその価格で、1本10万円にもなるラフィットに対してこちらはなんと1600円。セカンドラインのカリュアドも2~3万円ということを考えると、安旨ワイン専門の自分にはありがたい一本です。しばらく家に置いてあったのですが、昼食のパスタに合わせてようやく本日開けてみました。コルクにはロートシルト家の象徴だという5本の矢。期待して早速グラスに注ぐと、香りは黒い果実に少しバニラの混じったような、悪くはないですが意外とありふれた印象のものです。ん?と疑問に思いながらも口に含んでみると、一転して味の方は非常に好みのタイプ。甘みや酸、タンニンのバランスが良くてとにかく飲みやすい。一本くらいすぐに空きそうです。一方で繊細さ、複雑さを直感的に感じさせる上品な余韻が、決して飲みやすいだけの面白味に欠けるワインにはしていません。香りがもう少し豊かだとよかったのですが、コスパでいえば十分に満点といえる出来かと思います。ワインは香りより味が大事という人にはオススメです。

Georges Duboeuf Beaujolais Nouveau 2014

ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレー・ヌーヴォー 2014

評価 4 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ボジョレーBeaujolais
造り手 ジョルジュ・デュブッフGeorges Duboeuf
種別
品種 ガメイGamay
年度 2014年
購入 2014年11月23日 身内購入
価格 1880円
今年も街中に新酒のボジョレー・ヌーヴォーがあふれる季節になりましたが、実は今までボジョレー・ヌーヴォーというものを一度も飲んだ事がありませんでした。熟成されたものを重宝するワインの世界でなぜ新酒がもてはやされるのかは謎でしたが、先日身内が定番の一本を購入してきてくれたので、図らずも実際に試してみることができました。エチケットは白地にいかにも華やかな花柄。他のワインではありえない透明な瓶はそもそも熟成など頭にないからでしょうか。この割り切った感じがかえって清々しいです。開けてみるとストレートに葡萄を絞ったような果実感の強い香り。透明感のあるライトボディです。味はなんというか”若さ”そのものといった感じ。酸味が結構ありますし、少し葡萄の皮っぽい質感や渋味も残り、やや尖った印象ですが、あふれるフレッシュな果実感がすべてを包み込んでくれます。まろやかさや複雑さこそないのですが、ひとつの長所を突き詰めれば形になるという好例といった気がしました。

Jorio Montepulciano d’Abruzzo 2011

ヨーリオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ウマニ・ロンキUmani Ronchi
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2011年
購入 2014年10月20日 ビックカメラ
価格 1800円
ヨーリオは昔から安旨として定評のあるイタリアのデイリーワインだそうです。ウマニ・ロンキ社の所有する単一畑から収穫されたモンテプルチアーノ種のみを使用し、スロベニアンオーク樽で約1年も熟成をかけたこだわりのワインということでしたが、実際に飲んでみたところ、確かに品種の良さがストレートに感じられるいいワインでした。モンテプルチアーノらしく紫がかった深い色合い。香りは黒い果実のベースにスッとするミントの印象が混じります。そして落ち着いたチョコ系の樽香も少し。味の方はというと、凝縮感がしっかりあってバランスが良いです。アルコール感が強いのでグラス一杯でも酔いが回った気分になりますが、まったくトゲトゲしていないので、長い余韻とともにむしろ豊かで芳醇な印象を与えます。期待が高かった分、それを超えるというところまでの感動はありませんでしたが、ひねたところのない好きなタイプの一本でした。

Belleruche Côtes-du-Rhône Chapoutier 2010

ベルルーシュ・コート・デュ・ローヌ・シャプティエ 2010

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ローヌRhône
造り手 シャプティエChapoutier
種別
品種 グルナッシュGrenache
シラーSyrah
年度 2010年
購入 2014年6月30日 栗林酒店
価格 1,700円
地下セラーのある酒屋さんを見つけた時に、店の方の話を聞きながら買ってみたローヌのワインです。造り手のシャプティエは確かこの地方の二大ドメーヌのはず。実際に飲んだ感じはエリタージュに近い印象でした。赤い果実の甘酸っぱさに少しスパイス。アルコール感が気持ち強め? 普通に美味しいけれど、これならより価格の安いエリタージュでもいいのかもしれません。またシャプティエの上位ワインと比べてみたいところです。

Casale Vecchio Montepulciano d’Abruzzo 2012

カサーレ・ヴェッキオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2012

評価 5 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ファルネーゼFarnese
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2012年
購入 2014年6月23日 カルディ
価格 1800円(10%OFF)
“16,000円のワインに匹敵する”という宣伝文句に惹かれて、カルディの10%OFFセールでついつい購入。この価格なのに葡萄を8房から2房まで厳選し、新樽で4か月寝かせています。期待して開けてみると、静かで深みのある芳香。ちょっと前に飲んだメルローに少し似ています。色は紫芋のような濃紫色。口に含めば、強い燻製の香りが感じられます。それに粉っぽいような質感のある舌触り。自分の数少ない経験の中ではこれまで飲んだワインとは全くの別物でした。味はバランスが取れていて、アルコールだとか、酸味、渋味のキツさは感じません。イタリアのモンペラとも呼ばれるそうで、人気漫画『神の雫』ではシンガポールの”ラッフルズホテル”のイメージとして紹介されています。