「価格帯」カテゴリーアーカイブ

Ile La Forge Cabernet Sauvignon 2013

イル・ラ・フォルジュ・カベルネ・ソーヴィニヨン 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 ドメーヌ・ポール・マスLes Domaines Paul Mas
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2013年
購入 2015年3月18日 ビックカメラ
価格 1300円
以前このシリーズのメルローを飲んで良かったので、久しぶりに買ってみたそのカベルネSバージョンです。相変わらず他のワインよりかなり多く仕入れられているあたり、今でもビックカメラのイチオシのようです。買って早速開けてみると、まずはやや燻製の感じが混じった黒い果実系の香りがします。飲み口は重めで、程よい酸味に加えて果実味もしっかりしていますが、同時に強くスモーキーな樽香がついています。アメリカンオーク樽で10ヶ月熟成しているためでしょうが、それが少々しつこい気もしました。ただ、バランスに不満を感じるほどでもありません。また、ラングドックっぽいトゲトゲしさもありませんので、メルロー版のときのような驚きこそありませんでしたが、さすが価格以上の旨さのお買い得ワインだと思います。

Mouton Cadet Rouge 2012

ムートン・カデ・ルージュ 2012

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 バロン・フィリップ・ド・ロートシルトBarons de Philippe Rothschild
種別
品種 メルローMerlot 65%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 20%
カベルネ・フランCabernet Franc 15%
年度 2012年
購入 2015年3月07日 サミット
価格 1300円
ボルドーの5大シャトーの一角、シャトー・ムートン・ロートシルトを所有するバロン・フィリップ・ド・ロートシルトが、カジュアルな普及版として造っているシリーズです。普及版といってもその歴史は1930年にまで遡るらしく、有名なカンヌ国際映画祭のオフィシャルワインにも採用されているそうです。カデの中にもクラシックやレゼルヴといったクラス分けがあるようですが、こちらはもっとも一般的なルージュです。事前の期待は高かったのですが、夕食で開けてみたところ香りはそこそこといったところ。よくある感じの黒い果実の香りがしています。味の方はそれなりに豊かさや余韻はあるものの、これまたよくある感じのややプラムっぽい酸味がベースのミディアム~フルボディで、バランスを崩すような極端さこそないものの、なんだか特筆すべき面白さも感じませんでした。悪くはないのですが次回はクラスを上げて試してみたい気もします。

Alain Brumont Rouge 2013

アラン・ブリュモン・ルージュ 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ガスコーニュGascogne
造り手 ドメーヌ・アラン・ブリュモンDomaine Alain Brumont
種別
品種 タナTannat 50%
メルローMerlot 50%
年度 2013年
購入 2015年3月11日 サンワ
価格 1300円
身内が買ってきてくれたフランス南西部というあまり飲んだ事のない場所のワインです。このガスコーニュ地方のワインはかつてはあまり見向きされない田舎のワインという位置付けだったそうですが、醸造技術の進歩によって最近ではフランスのレストランなら一本は置いているというほど地位が向上してきているのだそうです。その地元の品種であるタナというのは今回が初めてになります。早速開けてみましたところ、香りの方は悪くありませんでした。ただ、葡萄そのもののような分かりやすい感じの香りです。口をつけてみると飲み口は結構軽め。発酵の度合いが強いのか甘みは少なく、度数は14度と高めになっています。酸味や渋味が目立つ感じで、余韻はやや弱めです。辛口ですがなんだかボジョレーのような後味もして、好みは分かれそうかなという気はします。トゲトゲしさはありませんので、甘いのが苦手な方や品種の開拓をしたい方には良さそうです。

Château Portillon 2011

シャトー・ポルティリョン 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・ポルティリョンChâteau Portillon
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
プティ・ヴェルドPetit Verdot
年度 2011年
購入 2015年3月06日 焼酎オーソリティ
価格 980円
毎度おなじみ焼酎オーソリティの980円シリーズです。最近の入荷分についてはどうやらほとんど飲み尽くしてしまったらしく、選択肢のない中で残ったのがこのワインでした。少々味気ないエチケットでしたが、開けてみると花のような芳香に甘酸っぱさの混じったような、なかなかいい香りがします。色は濃く、ボディはしっかりめ。バランスが良くて凝縮感が結構あります。驚きだとか大きな特徴はあまりないのですが、すべてのチェックポイントでキッチリ平均点より少し上を取ってくるような、失敗のない一本という印象でした。

Château la Clotte de Jouanin 2012

シャトー・ラ・クロット・ドゥ・ジョアナン 2012

評価 4 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・ラ・クロット・ドゥ・ジョアナンChâteau la Clotte de Jouanin
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
カベルネ・フランCabernet Franc
年度 2012年
購入 2015年3月04日 サンワ
価格 1200円
2013年にパリ農業コンクールとボルドーコンクールでW金賞受賞とのことです。その割りにはお値打ちなので試しに買ってみました。色は赤紫でわりかし濃いです。そして久しぶりに赤いベリーの果実の香りが華やかに。スワリングをするとそれがさらに強化されます。味は甘みがやや控えめで、ミディアム~フルボディでしょうか。しっかりとしたトースト系の樽香がついています。複雑ではありませんが、スイスイと飲むよりはゆっくりと味わうワインでしょうか。パスタなどよりは肉料理の方が合いそうです。さすがにコストパフォーマンスの高いワインでした。

Jean d’Hauteville Bourgogne Grand Ordinaire 2011

ジャン・ドットヴィル・ブルゴーニュ・グラン・オルディネール 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ブルゴーニュBourgogne
造り手 ジャン・ドットヴィルJean d’Hauteville
種別
品種 ガメイGamay
ピノ・ノワールPinot Noir
年度 2011年
購入 2015年2月28日 ビックカメラ
価格 1200円
久々にブルゴーニュのワインです。とはいっても格安なのでガメイ種が主体というちょっと変わった一本ですが、ビックカメラのレジの後ろに大事そうに陳列されていたので試してみることにしました。数日後に開けてグラスに注いでみましたが、色は透明感のある可愛らしいチェリーピンク。そしてなんだか爽やかな白ワインのような香りがします。飲み口はというとかなりライトで、軽い感じの酸味が口の中に広がります。それに微かですが土か葉のような?ニュアンスも。全体的にはピノ・ノワールよりもボジョレーワインにより近い印象でした。個人的にリピートはなさそうですが、厳しいパリ農業コンクールでメダルを獲得していますし、ちょっとした乾杯の場面なんかでも使えそうな一本です。

Château Curton la Perriere 2011

シャトー・カルトン・ラ・ペリエール 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・カルトン・ラ・ペリエールChâteau Curton la Perriere
種別
品種 メルローMerlot 90%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 10%
年度 2011年
購入 2015年2月27日 焼酎オーソリティ
価格 980円
恒例の焼酎オーソリティの980円シリーズです。フランスの三大コンクールのうち、最も歴史の古いパリ農業コンクールで金賞を受賞しているそうです。早速その日のうちに開けてみましたが、まずはコルクの裏についたワインの色がとにかく濃い。そしてグラスに注ぐと、たまにメルローなどで感じる花のような香りが強くします。この辺は女性にも向いてそうな感じです。色がエッジまでしっかりと濃いので重たそうな印象でしたが、飲んでみると意外と飲みやすい。トゲトゲしたところはなく、程よい酸味と渋味がベースになっています。もう少し果実味があっても良さそうですが、甘さが控えめな分、べたべたしないので量を飲んでも飽きが来ません。総合的には十分にお値段以上といっていいワインだと思います。

Château Bellevue Chollet 2012

シャトー・ベルヴュー・ショレ 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・ベルヴュー・ショレChâteau Bellevue Chollet
種別
品種 メルローMerlot 50%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 30%
カベルネ・フランCabernet Franc 20%
年度 2012年
購入 2015年2月24日 サンワ
価格 1100円
サンワで身内が買ってきたマコンコンクールで金賞受賞のボルドーワインです。マコンコンクールとは出品数平均1万点、受賞率27%というフランスの3大ワインコンクールの一つなのだそうです。いつもながらすぐその日に開けてしまいましたが、味と香りはどちらかといえば赤い果実系。飲み口は軽めで、ジャムっぽい甘みと微かに青さがあります。余韻はしつこくなく、ボルドーの中ではだいぶ明るくライトな印象のワインでした。身内は気に入っていましたので、重いのが苦手な女性などにはピッタリな一本かもしれません。

Torre Regina Reserva Utiel-Requena 2008

トーレ・レジーナ・レゼルヴァ・ウティエル・レケーナ 2008

評価 4 コスパ度 5
生産国 スペインSpain
地区 バレンシアValencia
造り手 ボデガス・トーレ・レジーナBodegas Torre Regina
種別
品種 テンプラニーリョTempranillo
年度 2008年
購入 2015年2月20日 パワーラークス
価格 990円
なぜかパワーラークスの人気イタリアワイン第1位として紹介されていたスペインワインです。この値段で2008年のレゼルバというのはかなり安いと思いますが、ともあれ買って早速開けてみることに。色はやはり年数からやや茶色味がかっており、程々に透明感も。落ち着いたクセのない黒い果実とチョコ系の樽の香りが、厚みのある感じで強くします。熟成感はあるものの、ブランデーとか紹興酒とかそっちに行ってしまうほどでもなく、甘みや酸味などのバランスも取れています。トゲもなくミディアムボディなので飲みやすいですし、普段から気軽に楽しめる掘り出し物の安旨熟成ワインでした。

Estratego Real Tinto NV

エストラテゴ・レアル・ティント・ノン・ヴィンテージ

評価 5 コスパ度 5
生産国 スペインSpain
地区
造り手 ドミニオ・デ・エグレンDominio De Eguren
種別
品種 テンプラニーリョTempranillo
年度
購入 2015年2月19日 ドン・キホーテ
価格 1400円
漫画『神の雫』でスペインを代表する安旨ワインと紹介されていたワインです。ドン・キホーテで見かけたので買ってみました。なんでもヌマンシアという有名なワインの廉価版のような位置づけだそうです。帰って早速開けましたが、感想は雑味がなく、とにかくシンプルに飲みやすく美味い。スペインのワインは結構甘味の強いイメージでしたが、果実味と滑らかな酸味の調和が絶妙で、一口目から「あ~これは美味いよね」という感じでした。トゲトゲしたところは一切なく、ミントっぽいすっきりした余韻も心地いいです。アメリカンオーク樽3ヶ月熟成ということで樽の感じはあまりありませんし、ある種わかりやすいので酒としての面白味にはやや欠けるのかもしれませんが、場所によっては900円前後からあるそうなので、評判通りの素晴らしい安旨ワインと思っていいと思います。

Castra Rubra Dominant 2010

カストラ・ルブラ・ドミナント 2010

評価 4 コスパ度 4
生産国 ブルガリアBulgaria
地区 トラキアThracia
造り手 カストラ・ルブラCastra Rubra
種別
品種 シラーSyrah 50%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 50%
年度 2010年
購入 2015年2月15日 サンワ
価格 1600円
ブルガリアのワインというのが珍しくて買ってみた一本です。有名な醸造家のミシェル・ローランという人が手掛けたワインだそうで、外れはなさそうかなと思い開けてみました。グラスに注いでみたところ、まずは落ち着いた黒い果実の香り。色も暗く濃い紫で、いかにも濃厚そうな雰囲気です。飲んでみるとやはり余韻のしっかりとした重厚なボディ。バランスが良くて果実味もとても豊かですが、そこに煙草のような香りや質感も混じっていて、ちょっと他とは違う造りだなという印象です。また、底の澱もすごかったです。ブルガリアはワイン発祥の地という説もあるほどワインの歴史の古い土地だそうで、こういう旧世界のワインも話のタネに面白いですね。濃いめの赤ワインが好きな方にはなかなかオススメの一本でした。

Cadet d’Oc Cabernet Sauvignon 2013

カデ・ドック・カベルネ・ソーヴィニヨン 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 バロン・フィリップ・ド・ロートシルトBarons de Philippe Rothschild
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2013年
購入 2015年2月12日 相鉄ローゼン
価格 1100円
5大シャトーのひとつ、シャトー・ムートン・ロートシルトが造る廉価版ワイン。カデとは末っ子という意味だそうです。早速開けてみましたが、まずはプラム的なやや酸味がかった強い香りがします。樽の感じはなし。味はバランスが良くボディもしっかりしていますが、ちょっとラングドックっぽいトゲがあります。それに少し鉄っぽさと青さも。余韻はそこそこで、杉っぽいというやつでしょうか?そんな香りがして、舌にやや苦味と酸味が残ります。悪くはないのですが、単体で味わうとちょっと飲み疲れしそうかなという気もします。香りは強くて通好みという事なのかもしれませんが、何度も飲もうという印象ではありませんでした。

Concha y Toro Extremo Cabernet Sauvignon 2012

コンチャ・イ・トロ・エクストリーモ・カベルネ・ソーヴィニヨン 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 マウレ・ヴァレーMaule Valley
造り手 コンチャ・イ・トロConcha y Toro
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2012年
購入 2015年2月10日 セブンイレブン
価格 800円
造り手はチリの名門コンチャ・イ・トロ。普及品のサンライズと同価格帯のシリーズですが、公式サイトに記載がないので正確な位置付けは不明です。サンライズはしつこい酸味があまりタイプではなかったので、今回は期待せずに開けましたが、結果としてはこちらの方がだいぶ良かったです。最初は同系統の独特な酸っぱさを感じますがそれほど強くなく、翌日にはまろやかになりました。チョコ系の樽香が軽くついていて、苦味や渋味とのバランスも取れています。香りも余韻も平均以上。価格も安くコンビニで手に入りますので、無難に飲めるワインを近所で探すときにはいいかもしれません。