Rione dei Dogi Salice Salentino Riserva 2011

リオーネ・デイ・ドージ・サリーチェ・サレンティーノ・リゼルヴァ 2011

評価 5 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 プーリアPuglia
造り手 リオーネ・デイ・ドージRione dei Dogi
種別
品種 マルヴァジア・ネーラMalvasia Nera
ネグロ・アマーロNegro Amaro
年度 2011年
購入 2015年07月19日 大丸ピーコック
価格 1100円
自由が丘の大丸ピーコックで見つけたイタリアワインです。ベルリンのコンクールで金賞受賞。2011年のリゼルヴァでこの価格は結構お値打ち感があります。帰って早速開けてみましたが、重厚なエチケットとは裏腹の明るく輝くようなルビーレッドが印象的。飲み口はミディアムボディからフルボディの間くらいでしょうか。まろやかというよりはスパイシーなワインですが、酸味や渋味に丸みがあるのであまりトゲトゲした印象は受けません。そして何より強く香り高い余韻が好印象でした。樽香もほどほどに感じますし、今回が2本目でしたが自分はプーリア州のワインとは相性がいいようでした。

Les Calèches de Lanessan 2009

レ・カレッシュ・ド・ラネッサン 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 オー・メドックHaut Médoc
造り手 ブテイエ家Domaines Bouteiller
種別
品種 カベルネ・フランCabernet Franc
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlotほか
年度 2009年
購入 2015年7月03日 焼酎オーソリティ
価格 1800円
だいぶ日が経ってしまったのでちょっと雑な感想になるかもしれませんが、焼酎オーソリティで半額セールをやっていたのでつられて買ってしまったフランスワインです。元値がいいためか普段はあまりないオー・メドック名のボルドーワイン。シャトー・ラネッサンという上位ワインのセカンドラベルなんだそうです。開けてみると黒い果実とバニラ系の落ち着いた香り。飲み口はそれほど重くありませんが、スモーキーな樽香がしっかりとついています。質感があって滑らかで、バランスも良いように思いました。この強いスモーキー感でやや好みは分かれるかもしれませんが、まろやかさもあるので自分としては価格以上に楽しめた一本でした。

Château Sissan 2011

シャトー・シッサン 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 コート・ド・ボルドーCôtes de Bordeaux
造り手 シャトー・シッサンChâteau Sissan
種別
品種 メルローMerlot 55%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 40%
カベルネ・フランCabernet Franc 5%
年度 2011年
購入 2015年7月01日 マルエツ
価格 1100円
フルボディのメルローが飲みたくなって買ってきたボルドーワインです。AOCコート・ド・ボルドーということで、いつものAOCボルドーよりも地域が限定されている分、位置付けとしては上のワインになるのでしょうか。楽しみに開けてみたところ、まずはラズベリーとバニラ系の樽香が混じったようなチャーミングな強い香り。直接的ですが、人を引き付けるいい香りだと思います。フルボディとありますが実際にはミディアム寄りで、それほど重さは感じず。酸味やタンニンはこなれていて悪くないと思います。ただ、唯一喉ごしに少し辛さを感じるのがやや難点。熟成感よりは若さを感じる”佳作”といった印象の一本でした。

Albastrele Legenda Merlot 2008

アルバストレラ・レジェンダ・メルロー 2008

評価 5 コスパ度 5
生産国 モルドバMoldova
地区 カフルCahul
造り手 アルバストレラAlbastrele
種別
品種 メルローMerlot
年度 2008年
購入 2015年6月23日 プルミエ・クリュ
価格 1300円
熊本退居前の最後の一本としてプルミエ・クリュで買ってきたワインです。いつもと毛並の違うワインを探して店内をうろついていたところ、”コスパ最強”との説明書きが添えられた珍しいモルドバ共和国のワインが目に入りました。モルドバはウクライナとルーマニアの間にある旧ソ連の国だそうで、かのスターリンもモルドバワインを絶賛したのだそうです。ヴィンテージは2008年とやや古く、品種はいくつかあるうちからメルローを選択しました。帰ってその日に早速開けましたが、さすが年数を経ているだけあって、まるでウィスキーのような熟成感のある香りが印象的。それに甘いバニラと赤い果実の香りも混ざってきます。フルボディですが、酸味やタンニンが丸こいので飲みにくさはありません。年数のわりに色はそれほど煉瓦色にはなっておらず、果実味も若々しさが残っています。余韻もしつこくない程度にあって、総合的にかなり気に入ってしまいました。価格も安いので、いつものワインに少し変化をつけたい人には打ってつけの一本ではないでしょうか。

Eremo delle Fate Aglianico 2013

エレモ・デッレ・ファーテ・アリアニコ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 カンパーニャCampania
造り手 エレモ・デッレ・ファーテEremo delle Fate
種別
品種 アリアニコAglianico
年度 2013年
購入 2015年06月17日 カルディ
価格 1100円
先日カルディで買った古代文明を思わせるエチケットがなかなか魅力的なイタリアワインです。産地はピザ王国ナポリを擁する南部カンパーニャ州。品種は初めてのアリアニコ種です。早速開けてみたところ、プラムやプルーンのような香りと濃密な果実味がまず特徴的。飲み口は重くはありませんが、少しジャムっぽさもあり、細かい感じの酸味やタンニンがしっかりと主張してきます。”隠者の庵”とか”隠れ家”といった意味の名前らしいですが、それもしっくりくるような少し陰のある一本でした。イタリアというと陽気な国というイメージですが、意外と暗めな印象のワインにぶつかることも多い気がします。何事も試してみないと分からないということのようでした。

La Chapelle Des Chevaliers 2013

ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ 2013

評価 5 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 メゾン・シシェルMaison Sichel
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2013年
購入 2015年6月17日 カルディ
価格 1600円
昨日カルディに寄ったときに気になって買ったボルドーワインです。なんでもボルドー格付け第3級のシャトー・パルメを所有するシシェル家が造り手だそう。パルメ自体はもちろん飲んだことはありませんが、価格も手頃なのでせめてその一端でも感じられればと手を出してみました。開けてすぐは香りが弱く、渋味を感じるだけの液体で、あれ?という感じだったのですが、30分程すると洋菓子のような甘くチャーミングな香りがフワッとし始めます。バニラやトースト系の樽香が軽くついていて、程よくタンニンを感じるやや重めのミディアムボディ。甘すぎず、でも口当たりにトゲがないので飲みやすい方だと思います。余韻にあまり特徴がなく、植物的な今までのボルドーとは違う印象のワインでしたが、変化も楽しめますし総じてかなり気に入った一本でした。

Château Haut Pasquet 2011

シャトー・オー・パスケ 2011

評価 3 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・オー・パスケChâteau Haut Pasquet
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2011年
購入 2015年6月11日 エース
価格 980円
近所のスーパーで買ってきたボルドーの金賞ワインです。最近はスペインワインが多かったので、今回は少しバランス調整といったところです。翌日に早速開けてみると、色は濃いめでしたが飲み口はむしろ軽やか。赤い果実系の香りに、苺やラズベリーを思わせる甘酸っぱい味がします。舌に残るタンニン、それにハーブ系の余韻が軽くついています。悪くはないと思いますが、強く惹かれる要素がそれほど多くないのも事実で、後半は少し飲み飽きる感じもありました。個人的にはやっぱりボルドーはどしっと深く重くあってくれた方が好みです。

Poderi Delle Saline Gavia Merlot Sangiovese Rubicone

ポデーリ・デッレ・サリーネ・ガヴィア・メルロー・サンジョヴェーゼ

評価 3 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 エミリア・ロマーニャEmilia Romagna
造り手 グルッポ・チェヴィコGruppo Cevico
種別
品種 メルローMerlot
サンジョヴェーゼSangiovese
年度
購入 2015年06月14日 プルミエ・クリュ
価格 900円
プルミエ・クリュで”神秘の薬”というPOPが目につき買ってみたイタリアワインです。メルローとサンジョヴェーゼという初めての組み合わせで、ヴィンテージはないようです。当日炭火鶏と開けてみましたが、香りはまずツンと酸味が来て、後から熟した赤い果実の香りがしてきます。飲んでみるとミディアムボディでしょうか、ちょっと酸味の目立つラズベリー系トロッと甘えるようなジャムっぽい果実味です。それに後味には少し薬草のようなクセのある苦味も? 赤いベリーを感じるのにどこか暗い、「秘薬」という表現も分かるような気のする一本でした。これまで飲んだイタリアのこの辺のワインと少し印象が重なるので、もしかすると地域的な個性なのかもしれません。低めの評価は単に好みによるところが大きいので、相性さえ合えばコスパの良いワインになるのではと思います。

Topvalu Condor Merlot 2013

トップバリュ・コンドル・メルロー 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 ヴィーニャ・サン・ペドロVina San Pedro
種別
品種 メルローMerlot
年度 2013年
購入 2015年6月11日 ダイエー
価格 600円
以前飲んだことのあるイオンのワンコインワインの2013年版です。チリ産のメルロー100%で早速開けてみると、ありがちではありますが落ち着いた黒い果実の香りが漂ってきます。フルボディに近いどっしりとした飲み口と濃い果実味。それにプラムのような酸味と、野草っぽい風味が特徴的に感じられます。余韻はそこそこでしたが、2012年のものと比べるとクセが少なく、開けてすぐからメルロー的な丸みがあったのでより飲みやすく感じました。好みのど真ん中というわけではないのですが、消費量の多い自分のような者にはありがたいお値打ちワインでした。

Château Cazeau 2012

シャトー・カゾー 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・カゾーChâteau Cazeau
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
年度 2012年
購入 2015年6月2日 コスモス
価格 980円
近所のドラッグストアで買ってきたボルドーワインです。パリ農業コンクールの金賞メダルがついていたので、外れはないかな?と選んでみました。エチケット的にはしっかり重そうですが、ボディはミディアム程度。若干ドライで、深みはそこまでないものの、バランスは悪くなかったと思います。それにボルドーのワインはいつも余韻に特徴を感じますが、これは何というのでしょうか。おそらくよく杉の香りといわれるものだと思いますが、それがハッキリと出ている気がします。あと、軽めにバニラ系の樽香も。同じ価格帯でもっと好きなボルドーワインはありますが、これもボルドー感を楽しむには良さそうな一本だと思いました。

J.Moreau & Fils Rouge

J.モロー・エ・フィス・ルージュ

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 J.モロー・エ・フィスJ.Moreau & Fils
種別
品種 グルナッシュGrenache
シラーSyrah
カリニャンCarignan ほか
年度
購入 2015年6月4日 みやざわ
価格 750円
1814年に設立されたシャブリの名門が、ラングドック地区で作った赤ワインだそうです。ビンテージは特にないようで、太いなで肩のボトルを使用しています。早速開けてみたところ、色は濃く、香りは強め。なんだか葡萄そのもののような若々しい感じがします。飲むと明るい印象の酸味が強く主張してきて、その後からフレッシュな果実味も感じます。しばらく飲んでいるとボージョレに似た味に思えてきました。ラングドックらしい華やかで元気のあるワインでしたが、濃い味付けの料理にはこんなワインも良さそうです。

Adega Do Moleiro Tinto NV

アデガ・ド・モレイロ・ノン・ヴィンテージ

評価 4 コスパ度 4
生産国 ポルトガルPortugal
地区 リスボンLisboa
造り手 サントス&サントスSantos & Santos
種別
品種 シラーSyrah 40%
カラドックCaladoc 30%
アラゴネスAragonez 30%
年度
購入 2015年5月22日 プルミエ・クリュ
価格 700円
プルミエ・クリュで買ってきた初めてのポルトガルワインです。ポルトガルというと強いポートワインのイメージですが、こちらは通常の赤ワイン。品種も初めての構成でしたが、カラドックはマルベックとグルナッシュの交配種で、アラゴネスは実はテンプラニーリョのことだそうです。これも飲んでから日が空いてしまったのですが、香りはなかなか良かったように思います。結構濃くて強い味を想像していたのですが、重さはミディアムボディくらいでしょうか、さっぱりスッキリとした甘みが印象的でした。酸味やタンニンはほどほど。まろやかさやコクには少し欠ける気もしましたが、価格的にも満足できる一本でした。最初の頃はノンビンテージというと何となく安っぽいイメージがありましたが、カザマッタとかエストラテゴ・レアルなど、これまでのところ意外と好きなワインが多い気がします。本当に何事も先入観は持つべきではないですね。

Honoro Vera Monastrell 2013

オノロ・ベラ・モナストレル 2013

評価 3 コスパ度 4
生産国 スペインSpain
地区 フミージャJumilla
造り手 ホルへ・オルドネスJorge Ordoñez
種別
品種 モナストレルMonastrell
年度 2013年
購入 2015年5月22日 プルミエ・クリュ
価格 750円
最近立て続けに飲んでいるスペインのモナストレルという品種のワインです。金に輝くエチケットがかっこいいですが、以前色がグリーンのオーガニック版を飲んで良かったので、こちらの通常版も買ってみました。ちょっと飲んでから日にちが空いてしまいましたが、香りは静かなカシスとかブラックベリー系だったと思います。飲み口は結構重め。それはいいのですが、オーガニック版と比べるとスパイシーで、少し酸味やアルコールのトゲが目立つように感じました。余韻もそこそこですし、まろやか好きな自分としてはどちらかといえばオーガニック版を推したいと思います。

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