「その他」カテゴリーアーカイブ

Cadet d’Oc Cabernet Sauvignon 2013

カデ・ドック・カベルネ・ソーヴィニヨン 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 バロン・フィリップ・ド・ロートシルトBarons de Philippe Rothschild
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2013年
購入 2015年2月12日 相鉄ローゼン
価格 1100円
5大シャトーのひとつ、シャトー・ムートン・ロートシルトが造る廉価版ワイン。カデとは末っ子という意味だそうです。早速開けてみましたが、まずはプラム的なやや酸味がかった強い香りがします。樽の感じはなし。味はバランスが良くボディもしっかりしていますが、ちょっとラングドックっぽいトゲがあります。それに少し鉄っぽさと青さも。余韻はそこそこで、杉っぽいというやつでしょうか?そんな香りがして、舌にやや苦味と酸味が残ります。悪くはないのですが、単体で味わうとちょっと飲み疲れしそうかなという気もします。香りは強くて通好みという事なのかもしれませんが、何度も飲もうという印象ではありませんでした。

Gros Frere et Soeur Vosne-Romanée 2011

グロ・フレール・エ・スール・ヴォーヌ・ロマネ 2011

評価 5 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ヴォーヌ・ロマネVosne-Romanée
造り手 グロ・フレール・エ・スールGros Frere et Soeur
種別
品種 ピノ・ノワールPinot Noir
年度 2011年
購入 2014年12月12日 その他
価格 7800円
この初心者の安旨ワインブログにはちょっと不似合いですが、身内から贈ってもらったヴォーヌ・ロマネの村名ワインです。ロマネ村といえば世界一との呼び声も高いDRCロマネ・コンティの生産地。「神に愛された村」とも言われ、「ロマネ村に平凡なワインなどない」のだそうです。この村名ワインの生産者はグロ・フレール・エ・スール。ロマネ村の名門グロ家の次男ベルナール氏が率いるドメーヌです。オークの新樽100%で12か月間熟成しており、グラスに注いでみると明るく光を通すラズベリー色にややオレンジが重なった色合い。ブルゴーニュワインは普段飲むボルドーや新世界ワインとはやはり少し毛色が違いますね。香りは優しい印象の赤いベリー系。それに微かに香ばしい樽香が鼻をかすめます。味は思ったよりも甘みが抑えられていて、軽やかな酸味が心地いいです。一見なんだかあっさりしているけれど、実は一つ一つの要素が繊細に組み立てられている感じは、なんというか上品な和食を食べた時のような感覚です。味の軸を広げてもらえたので★5です。

Yellow Tail Shiraz 2013

イエローテイル・シラーズ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 オーストラリアAustralia
地区 ニュー・サウス・ウェールズNew South Wales
造り手 カセラ・ワインズCasella Waines
種別
品種 シラーズShiraz
年度 2013年
購入 2014年12月06日 その他
価格 1000円
かわいいデザインが印象的なオーストラリアのワインです。描かれているのはカンガルーではなく実はワラビー。といっても小型のカンガルーをそう呼ぶんだそうです。このイエローテイルワインは近年アメリカで爆発的にヒットをしたシリーズだそうで、『ブルーオーシャン戦略』という有名なビジネス書でも成功例として引用されています。タンニン、オーク熟成、深みといった要素を思い切って排除し、そのフルーティさでビールやカクテルを楽しんでいた顧客層に切り込んだのだそうです。また、シラーズはオーストラリアの代表種といった存在でもありますので、その点でも期待して開けてみました。グラスに注いでみてまず感じるのはとてもハッキリとしたバニラの香り。樽熟成をあえて避けているはずですが本当に強いです。味もまたハッキリした甘みが印象的。酸味や渋味はほとんどなく、余韻も短めにまとまっています。こだわりやクセを除いたワイン界のポップ・ミュージックとでもいった感じでしょうか。コンセプトが非常に明確で、むしろ難しいものよりも、ワインを普段あまり飲まない人と楽しむには最適なワインといえそうです。

Georges Duboeuf Beaujolais Nouveau 2014

ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレー・ヌーヴォー 2014

評価 4 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ボジョレーBeaujolais
造り手 ジョルジュ・デュブッフGeorges Duboeuf
種別
品種 ガメイGamay
年度 2014年
購入 2014年11月23日 身内購入
価格 1880円
今年も街中に新酒のボジョレー・ヌーヴォーがあふれる季節になりましたが、実は今までボジョレー・ヌーヴォーというものを一度も飲んだ事がありませんでした。熟成されたものを重宝するワインの世界でなぜ新酒がもてはやされるのかは謎でしたが、先日身内が定番の一本を購入してきてくれたので、図らずも実際に試してみることができました。エチケットは白地にいかにも華やかな花柄。他のワインではありえない透明な瓶はそもそも熟成など頭にないからでしょうか。この割り切った感じがかえって清々しいです。開けてみるとストレートに葡萄を絞ったような果実感の強い香り。透明感のあるライトボディです。味はなんというか”若さ”そのものといった感じ。酸味が結構ありますし、少し葡萄の皮っぽい質感や渋味も残り、やや尖った印象ですが、あふれるフレッシュな果実感がすべてを包み込んでくれます。まろやかさや複雑さこそないのですが、ひとつの長所を突き詰めれば形になるという好例といった気がしました。

Great Wall Dry Red Wine 2009

グレート・ウォール・ドライ・レッド・ワイン 2009

評価 4 コスパ度 4
生産国 中国China
地区 河北省HeBei
造り手 長城葡萄酒有限公司Great Wall Wine Co.
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2009年
購入 2014年11月15日 横浜中華街
価格 1300円
横浜中華街で食事をした際に見つけた中国のNo.1ワインです。何でも1972年の米中会談の折に、周恩来元総理が中国独自のワイナリー創設を希望したことから歴史が始まっているそうで、用いているのは河北省沙城という地区で栽培されたカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローです。開けてみると香りは以前飲んだ中国西域のキリアンワインと共通する要素を感じました。黒い果実にブランデー的な独特なニュアンスが加わります。これが中国ワインの特徴かもしれません。ただ、味は淡泊だったキリアンとは異なり、酸味とタンニンがしっかりした結構本格的なテイストです。12度なのですが余韻も力強く、良いワインだなという印象を受けました。以前はシャビシャビなものが多かったですが、中国のワインも今後は楽しみです。

Spirit of Nature Cuvée Olivier Azan 2012

スピリット・オブ・ネイチャー・キュヴェ・オリヴィエ・アザン 2012

評価 4 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 プティ・ルビーPetit Roubié
種別
品種 メルローMerlot
カリニャンCarignan
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2012年
購入 2014年10月12日 イケア
価格 950円
港北のIKEAに行った際に食品コーナーで買ってみた初めてのビオワインです。IKEAが北欧発の家具ショップということで、ワインのセレクトもこだわりがあるのではと期待してみました。ただ、産地は北欧ではなく南仏ペイデローです。まずは開栓して少し飲んでみましたが、重くはなく明るい感じの果実味がしっかり。そして土というのか、むしろ鉄っぽい味をふとした瞬間に感じます。これがビオのチカラ?でしょうか。美味しいかどうかは別として面白い味でした。翌日にはその辺がだいぶこなれて、程よい甘さと程よい重さが心地良かったです。飲みやすくて健康にも良さそうなので、普段の飲みにオススメの一本です。

Pegasus Bay Merlot Cabernet 2011

ペガサス・ベイ・メルロー・カベルネ 2011

評価 5 コスパ度 3
生産国 ニュージーランドNew Zealand
地区 ワイパラ・ヴァレーWaipara Valley
造り手 ペガサス・ベイ・ワイナリーPegasus Bay Winery
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
マルベックMalbec
年度 2011
購入 2014年09月28日 贈り物
価格 3900円
ニュージーランド旅行の土産として身内からもらいました。そのため表示は国内の参考価格です。ニュージーランドでもトップ5に入るワイナリーのワインで、価格帯も日頃飲むものよりワンランク上という事でかなり期待しての開栓になりました。香りは説明通りカシスやブラックベリーといった黒い果実が主体。フレンチオーク樽で24か月熟成されており、上品なバニラの樽香もします。爽やかな野草のような香りはいかにもニュージーランドの草原を思わせます。バランスの取れた味わいに、しっかりしたボディと液体の輝き。長く芳醇な余韻。尖った特徴はありませんが、すべてにハイレベルなオールラウンダーといった感じのフルボディワインでした。

Aldea del Marques Gran Reserva 2003

アルデア・デル・マルケス・グラン・レゼルヴァ 2003

評価 4 コスパ度 4
生産国 スペインSpain
地区 カスティーリャCastilla
造り手 ボデガス・フェルナンド・カストロBodegas Fernando Castro
種別
品種 テンプラニーリョTempranillo
年度 2003
購入 2014年9月26日 カクヤス
価格 1200円
近所のリカーショップにぶらっと入って買ってみたワインです。価格のわりに2003年という断トツに古いビンテージなのが目を引きました。造り手は150年続く名門らしく、2012年にはベルリンのコンテストで金賞を受賞しています。フランス産3割、アメリカ産7割の木樽で24か月熟成。その後、さらにセラーで36か月寝かせているそうです。グラスに注ぐと古いワインらしくややオレンジがかった色合い。ワインというのは不思議で葡萄で作った酒なのに葡萄の香りや味をあまり感じないのですが、これは葡萄っぽさがそのまま生きているような印象を受けました。しばらくするとベリーとは少し異なるような甘い香り、そしてバニラの香りを纏います。味は辛口ですが重くはありません。嫌みのない酸味と豊かな余韻がいい感じです。10年前は何をしてたかな?なんて気軽に飲みながら昔を振り返るのも楽しい一本でした。

QiLian Dry Red Wine Merlot Gamay 2007

キリアン・ドライ・レッド・ワイン・メルロー・ガメイ 2007

評価 4 コスパ度 4
生産国 中国China
地区 甘粛省GanSu
造り手 キリアン・グレープ・ファゼンダQiLian GGrape Fazenda
種別
品種 メルローMerlot
ガメイGamay
年度 2007年
購入 2014年9月6日 横浜中華街スーパー
価格 1000円
横浜中華街に食事に行った際に見つけた珍しい中国・西域のワインです。QiLianは漢字で書くと祁連。この辺りはかつてシルクロードと呼ばれ、キャラバンが行き交ったロマンあふれる場所ですね。砂漠に覆われた場所なので、古くから葡萄が栽培されていた土地でもあります。品種はメルローとガメイという初めての組み合わせ。ビンテージも2007年と古く、いろいろと楽しみなワインでした。買って翌日早速開けましたが、まず薄く茶色がかった色が特徴的。立ち上る香りは強く、ラズベリーのような赤い果実にブランデーのような香り、それに葡萄の葉まで入れたのでは?と思うような植物っぽさ。なかなか不思議な香りでした。味はというとわずかに酸味を感じる程度で、かなり軽くサッパリとしています。最初はすごく物足りない気がしたのですが、ラベルの説明に従い麺類(担々麺!)と合わせてみると、不思議と水っぽさがまったく気にならず、強い香りが香辛料と相まってなかなかいけました。中華料理、そして暑い砂漠の気候。これらに合わせて作られたまさにその土地のワインという気がしました。遥かなシルクロードの風土を感じられるお値打ちながら非常に面白い一本だと思います。

Mercian Omori Wine Riesling

メルシャン・大森ワイン・リースリング

評価 4 コスパ度 4
生産国 日本Japan
地区 秋田県横手市Akita Yokote
造り手 メルシャンMercian
種別
品種 リースリングRiesling
年度
購入 2014年7月26日 秋田ふるさと村
価格 1300円
秋田県の横手市に行った際に、地元産のワインということで買ってみた一本です。初めてのリースリングですが、環境によって味の変化が大きいので難しい品種だそうです。よく冷やして開けてみましたが、香りは爽やかというよりも甘くてトロッと濃い感じ。これが蜂蜜のような、という事なんだと思います。味の方はかなりフルーティで、少し酸味が乗っています。度数も10.5度とあまり強くありませんし、上品なパイナップルジュースを飲んでいるような感じでした。ドイツのリースリングを飲んだことがないので比較では何も言えないのですが、しっかりとした良い白ワインだと思います。2日目以降は甘みが少し落ちたような気がしますが、かえってバランスが取れ、爽やかさやキレ味が際立ってきて美味しかったです。

Takeda Winery Zao Star Blanc

タケダワイナリー・蔵王スターワイン白・甘口

評価 3 コスパ度 3
生産国 日本Japan
地区 山形県上山市Yamagata Kaminoyama
造り手 タケダワイナリーTakeda Winery
種別
品種 デラウェアDelaware
年度 2013年
購入 2014年5月31日 タケダワイナリー
価格 1300円
山形に行った際に醸造元のタケダワイナリーさんにお邪魔して買ってみた一本です。連れも飲める甘口のワインということでこちらとアイスワインを薦めていただきました。とてもフルーティでデザートのような感じで飲めてしまいます。その分、ドライさやミネラル感にはやや欠けますが、香りもしっかりしていましたし、デラウェアといっても十分に美味しいワインでした。またそのうちぜひシャルドネのラインナップも飲んでみたいと思います。ワイナリーの見学では、素人相手にもかかわらず丁寧な説明をしていただき、なんだか思い入れのある一本になりました。

Belleruche Côtes-du-Rhône Chapoutier 2010

ベルルーシュ・コート・デュ・ローヌ・シャプティエ 2010

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ローヌRhône
造り手 シャプティエChapoutier
種別
品種 グルナッシュGrenache
シラーSyrah
年度 2010年
購入 2014年6月30日 栗林酒店
価格 1,700円
地下セラーのある酒屋さんを見つけた時に、店の方の話を聞きながら買ってみたローヌのワインです。造り手のシャプティエは確かこの地方の二大ドメーヌのはず。実際に飲んだ感じはエリタージュに近い印象でした。赤い果実の甘酸っぱさに少しスパイス。アルコール感が気持ち強め? 普通に美味しいけれど、これならより価格の安いエリタージュでもいいのかもしれません。またシャプティエの上位ワインと比べてみたいところです。