「黒い果実」タグアーカイブ

Ginestet Bordeaux Rouge 2012

ジネステ・ボルドー・ルージュ 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 ジネステGinestet
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2012年
購入 2015年5月03日 ダイレックス
価格 900円
このくらいの価格のメルローを探していて、近所のドラッグストアで買ってきた一本です。焼酎オーソリティで以前よく買っていた980円シリーズのボルドーワインと似たような価格やエチケットですが、実際に開けてみたところやはり同じような印象のワインでした。定番といってもよさそうな黒い果実の香り。やや辛口のミディアムボディに優しい酸味が乗っていて、余韻で感じるハーブのような上品さが、いかにもフランスの安旨ボルドーといった感じでした。凝縮感だとか個性だとかいえば少々物足りないかもしれませんが、価格比の美味しさという意味では十分納得できる一本だと思います。

Perrito Cabernet Sauvignon NV

ペリート・カベルネ・ソーヴィニヨン・ノン・ヴィンテージ

評価 4 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区
造り手
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度
購入 2015年5月03日 ダイエー
価格 600円
犬の顔をしたなんだか可愛らしいワインです。親しみやすさが前面に出ているため、重めのワインが好きな自分はこれまで敬遠してきたのですが、意外とフルボディだということに気づいて今回試しに買ってみました。チリで生産して瓶詰めは日本で行っているそうですが、ボージョレ以外では初めて透明な瓶に入っていました。ノンビンテージでもあり、何だか不安な要素も少なくないワンコイン・ワインでしたが、結論的には思いのほか良かったです。果実味は飲みやすく、飽きがこない程度にほどよくあって、酸味や渋味の方は控えめ。香りもフルーティで、複雑さだとか面白さは全然ないのですが、毎日気軽に普通に楽しみたいという場合にぴったりな、いかにもそれを狙って作られたような飲みやすいワインだと思います。

Corposo Folonari 2013

コルポーゾ・フォロナリ 2013

評価 4 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 シチリアSicilia
造り手 フォロナリFolonari
種別
品種 ネロ・ダーヴォラNero d’Avola
シラーSyrah
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2013年
購入 2015年4月20日 ダイエー
価格 700円
直感で選んできた不思議なブレンドの格安イタリアワインです。シチリアのワインといえば、フェウド・アランチョのシリーズが結構おいしかったのでちょっと期待です。いつも通り買ってきたその日に開けてしまいましたが、最初に感じたのはメルローでよくあるような落ち着いた黒い果実系の香りでした。連れは好みだそうです。しかしスワリングするとボジョレーっぽい酸味のあるジャムのような瑞々しい香りが出てきます。味は最も印象的なのがまろやかさ。トゲがなくソフトでまったりとした舌触りがとても飲みやすいです。酸味や渋味は控えめで、やや甘みが後を引く感じ。惜しむらくは余韻が非常に弱いです。フルボディと言いながらスイスイ飲めるので、赤ワインが苦手という人にも良さそうな一本でした。

Santa Helena Alpaca Cabernet Merlot 2014

サンタ・ヘレナ・アルパカ・カベルネ・メルロー 2014

評価 4 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 サンタ・ヘレナSanta Helena
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2014年
購入 2015年4月10日 ダイエー
価格 600円
前回とほぼ同じ価格帯のワンコインワインです。金のアルパカが目印で、結構いろいろなスーパーで見かけるこのワインですが、買ってみたのは今回が初めて。『一個人』という雑誌の2013年”1500円以下極旨ワイングランプリ”で3位に輝いているのだそうです。開けてみたところ香りはどちらかといえば黒い果実系でしょうか。ハッキリとは分かりにくいのですが良い香りがします。ボディは重めで、飲み口はまろやか。きっちりとバランスの取れた味で、余韻もそこそこあります。舌に残るチリっぽい甘みも多少はありますが、ワンコインのフルボディでは一番美味しく飲めました。この価格帯の中では相当良い方のワインではないでしょうか。

Santiago Cabernet Sauvignon NV

サンティアゴ・カベルネ・ソーヴィニヨン・ノン・ヴィンテージ

評価 3 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 クリコ・ヴァレーCurico Valley
造り手 ヴィーニャ・レキングアVina Requingua
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度
購入 2015年4月10日 ダイエー
価格 450円
ダイエーで「一番売れている」とされていたワンコインのチリワインです。単に安いから売れているのかどうかは分かりませんが、チリのワインも久しぶりなので試しに買ってみました。開けたては結構飲みやすい感じかと思ったのですが、時間が経つとしっかりめの甘味や酸味、それにプラムや野草などが混じりあったような香りがしてきます。ボディは重めで、滑らかさや余韻もそこそこありますが、全体的に酸っぱい印象のワインでした。ただ、濃い味付けの料理と合わせるとそれほど気にならなくなります。チリでよくある感じの造りなので、好みならお値打ちワインと言えそうです。

Château Picheron 2013

シャトー・ピシェロン 2013

評価 3 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・ピシェロンChâteau Picheron
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
年度 2013年
購入 2015年3月26日 焼酎オーソリティ
価格 880円
前回の一本と一緒に買って来たボルドーワインです。造り手は有名なサンテミリオンからわずか8マイルの距離にある家族経営のシャトーだそうで、ちょっと期待も高まります。早速開けてみたところ、まずは落ち着いた黒い果実の香り。樽や熟成の感じはありませんが、凝縮感が強そうです。色も濃い紫色で、味はプラムのような酸味が乗ったミディアム~フルボディ。やや辛口で、余韻はそこそこ。意外性はあまりなく、ベーシックな感じのボルドーワインです。個人的には一晩置いてからの方が何だかまろやかに感じられて美味しく飲めました。作りのしっかり感はありますので決して悪いワインではないのでしょうが、リピートというところまではなさそうです。

Ile La Forge Cabernet Sauvignon 2013

イル・ラ・フォルジュ・カベルネ・ソーヴィニヨン 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 ドメーヌ・ポール・マスLes Domaines Paul Mas
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2013年
購入 2015年3月18日 ビックカメラ
価格 1300円
以前このシリーズのメルローを飲んで良かったので、久しぶりに買ってみたそのカベルネSバージョンです。相変わらず他のワインよりかなり多く仕入れられているあたり、今でもビックカメラのイチオシのようです。買って早速開けてみると、まずはやや燻製の感じが混じった黒い果実系の香りがします。飲み口は重めで、程よい酸味に加えて果実味もしっかりしていますが、同時に強くスモーキーな樽香がついています。アメリカンオーク樽で10ヶ月熟成しているためでしょうが、それが少々しつこい気もしました。ただ、バランスに不満を感じるほどでもありません。また、ラングドックっぽいトゲトゲしさもありませんので、メルロー版のときのような驚きこそありませんでしたが、さすが価格以上の旨さのお買い得ワインだと思います。

Mouton Cadet Rouge 2012

ムートン・カデ・ルージュ 2012

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 バロン・フィリップ・ド・ロートシルトBarons de Philippe Rothschild
種別
品種 メルローMerlot 65%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 20%
カベルネ・フランCabernet Franc 15%
年度 2012年
購入 2015年3月07日 サミット
価格 1300円
ボルドーの5大シャトーの一角、シャトー・ムートン・ロートシルトを所有するバロン・フィリップ・ド・ロートシルトが、カジュアルな普及版として造っているシリーズです。普及版といってもその歴史は1930年にまで遡るらしく、有名なカンヌ国際映画祭のオフィシャルワインにも採用されているそうです。カデの中にもクラシックやレゼルヴといったクラス分けがあるようですが、こちらはもっとも一般的なルージュです。事前の期待は高かったのですが、夕食で開けてみたところ香りはそこそこといったところ。よくある感じの黒い果実の香りがしています。味の方はそれなりに豊かさや余韻はあるものの、これまたよくある感じのややプラムっぽい酸味がベースのミディアム~フルボディで、バランスを崩すような極端さこそないものの、なんだか特筆すべき面白さも感じませんでした。悪くはないのですが次回はクラスを上げて試してみたい気もします。

Château Portillon 2011

シャトー・ポルティリョン 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・ポルティリョンChâteau Portillon
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
プティ・ヴェルドPetit Verdot
年度 2011年
購入 2015年3月06日 焼酎オーソリティ
価格 980円
毎度おなじみ焼酎オーソリティの980円シリーズです。最近の入荷分についてはどうやらほとんど飲み尽くしてしまったらしく、選択肢のない中で残ったのがこのワインでした。少々味気ないエチケットでしたが、開けてみると花のような芳香に甘酸っぱさの混じったような、なかなかいい香りがします。色は濃く、ボディはしっかりめ。バランスが良くて凝縮感が結構あります。驚きだとか大きな特徴はあまりないのですが、すべてのチェックポイントでキッチリ平均点より少し上を取ってくるような、失敗のない一本という印象でした。

Torre Regina Reserva Utiel-Requena 2008

トーレ・レジーナ・レゼルヴァ・ウティエル・レケーナ 2008

評価 4 コスパ度 5
生産国 スペインSpain
地区 バレンシアValencia
造り手 ボデガス・トーレ・レジーナBodegas Torre Regina
種別
品種 テンプラニーリョTempranillo
年度 2008年
購入 2015年2月20日 パワーラークス
価格 990円
なぜかパワーラークスの人気イタリアワイン第1位として紹介されていたスペインワインです。この値段で2008年のレゼルバというのはかなり安いと思いますが、ともあれ買って早速開けてみることに。色はやはり年数からやや茶色味がかっており、程々に透明感も。落ち着いたクセのない黒い果実とチョコ系の樽の香りが、厚みのある感じで強くします。熟成感はあるものの、ブランデーとか紹興酒とかそっちに行ってしまうほどでもなく、甘みや酸味などのバランスも取れています。トゲもなくミディアムボディなので飲みやすいですし、普段から気軽に楽しめる掘り出し物の安旨熟成ワインでした。

Estratego Real Tinto NV

エストラテゴ・レアル・ティント・ノン・ヴィンテージ

評価 5 コスパ度 5
生産国 スペインSpain
地区
造り手 ドミニオ・デ・エグレンDominio De Eguren
種別
品種 テンプラニーリョTempranillo
年度
購入 2015年2月19日 ドン・キホーテ
価格 1400円
漫画『神の雫』でスペインを代表する安旨ワインと紹介されていたワインです。ドン・キホーテで見かけたので買ってみました。なんでもヌマンシアという有名なワインの廉価版のような位置づけだそうです。帰って早速開けましたが、感想は雑味がなく、とにかくシンプルに飲みやすく美味い。スペインのワインは結構甘味の強いイメージでしたが、果実味と滑らかな酸味の調和が絶妙で、一口目から「あ~これは美味いよね」という感じでした。トゲトゲしたところは一切なく、ミントっぽいすっきりした余韻も心地いいです。アメリカンオーク樽3ヶ月熟成ということで樽の感じはあまりありませんし、ある種わかりやすいので酒としての面白味にはやや欠けるのかもしれませんが、場所によっては900円前後からあるそうなので、評判通りの素晴らしい安旨ワインと思っていいと思います。

Castra Rubra Dominant 2010

カストラ・ルブラ・ドミナント 2010

評価 4 コスパ度 4
生産国 ブルガリアBulgaria
地区 トラキアThracia
造り手 カストラ・ルブラCastra Rubra
種別
品種 シラーSyrah 50%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 50%
年度 2010年
購入 2015年2月15日 サンワ
価格 1600円
ブルガリアのワインというのが珍しくて買ってみた一本です。有名な醸造家のミシェル・ローランという人が手掛けたワインだそうで、外れはなさそうかなと思い開けてみました。グラスに注いでみたところ、まずは落ち着いた黒い果実の香り。色も暗く濃い紫で、いかにも濃厚そうな雰囲気です。飲んでみるとやはり余韻のしっかりとした重厚なボディ。バランスが良くて果実味もとても豊かですが、そこに煙草のような香りや質感も混じっていて、ちょっと他とは違う造りだなという印象です。また、底の澱もすごかったです。ブルガリアはワイン発祥の地という説もあるほどワインの歴史の古い土地だそうで、こういう旧世界のワインも話のタネに面白いですね。濃いめの赤ワインが好きな方にはなかなかオススメの一本でした。

Concha y Toro Extremo Cabernet Sauvignon 2012

コンチャ・イ・トロ・エクストリーモ・カベルネ・ソーヴィニヨン 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 マウレ・ヴァレーMaule Valley
造り手 コンチャ・イ・トロConcha y Toro
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2012年
購入 2015年2月10日 セブンイレブン
価格 800円
造り手はチリの名門コンチャ・イ・トロ。普及品のサンライズと同価格帯のシリーズですが、公式サイトに記載がないので正確な位置付けは不明です。サンライズはしつこい酸味があまりタイプではなかったので、今回は期待せずに開けましたが、結果としてはこちらの方がだいぶ良かったです。最初は同系統の独特な酸っぱさを感じますがそれほど強くなく、翌日にはまろやかになりました。チョコ系の樽香が軽くついていて、苦味や渋味とのバランスも取れています。香りも余韻も平均以上。価格も安くコンビニで手に入りますので、無難に飲めるワインを近所で探すときにはいいかもしれません。