「黒い果実」タグアーカイブ

Jorio Montepulciano d’Abruzzo 2011

ヨーリオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ウマニ・ロンキUmani Ronchi
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2011年
購入 2014年10月20日 ビックカメラ
価格 1800円
ヨーリオは昔から安旨として定評のあるイタリアのデイリーワインだそうです。ウマニ・ロンキ社の所有する単一畑から収穫されたモンテプルチアーノ種のみを使用し、スロベニアンオーク樽で約1年も熟成をかけたこだわりのワインということでしたが、実際に飲んでみたところ、確かに品種の良さがストレートに感じられるいいワインでした。モンテプルチアーノらしく紫がかった深い色合い。香りは黒い果実のベースにスッとするミントの印象が混じります。そして落ち着いたチョコ系の樽香も少し。味の方はというと、凝縮感がしっかりあってバランスが良いです。アルコール感が強いのでグラス一杯でも酔いが回った気分になりますが、まったくトゲトゲしていないので、長い余韻とともにむしろ豊かで芳醇な印象を与えます。期待が高かった分、それを超えるというところまでの感動はありませんでしたが、ひねたところのない好きなタイプの一本でした。

Feudo Arancio Sangiovese 2011

フェウド・アランチョ・サンジョヴェーゼ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 シチリアSicilia
造り手 フェウド・アランチョFeudo Arancio
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese
年度 2011
購入 2014年10月18日 ビックカメラ
価格 1200円
ハーヴェストホテル箱根の夕食でグラスワインとして供されていたワインです。結構お値打ちだったので先日買って家飲みをしてみました。ステンレスタンク7割、オーク樽3割で6か月熟成しているそうです。そのためかベースとなる黒い果実の香りの中に、穏やかなバニラまたはチョコの香りをふと感じます。酸味が控えめで、バランスが良くまろやかなのはメルローっぽいですが、全体的な厚みに少し物足りなさも。ただ飲みやすくて余韻もきちんとあり、食事の邪魔をしないワインなので、欠点が少なくコスパの高い一本だと思います。

Concha y Toro Sunrise Merlot 2013

コンチャ・イ・トロ・サンライズ・メルロー 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 コンチャ・イ・トロConcha y Toro
種別
品種 メルローMerlot 85%
カルメネールCarmenere 15%
年度 2013年
購入 2014年10月8日 ドン・キホーテ
価格 800円
チリの名門コンチャ・イ・トロによるサンライズシリーズのメルローです。いろいろな場所で見かけていたので、人気の高いワインかもと考え試しに買ってみました。結論から言えば香りと味に濃い酸味を感じてしまい、いまいち好きにはなれませんでした。イメージとしては古い梅干しのような、眉間にしわが寄るような種類の酸っぱさです。一日置くとだいぶ良くはなりましたが、減ったとはいえそのニュアンスは残っていて、爽やか系でない強めの酸味は苦手だなと再確認です。コンチャ・イ・トロは他にもラインナップを豊富に持っていますので、次回はまた違うものを試してみたいと思います。

Pegasus Bay Merlot Cabernet 2011

ペガサス・ベイ・メルロー・カベルネ 2011

評価 5 コスパ度 3
生産国 ニュージーランドNew Zealand
地区 ワイパラ・ヴァレーWaipara Valley
造り手 ペガサス・ベイ・ワイナリーPegasus Bay Winery
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
マルベックMalbec
年度 2011
購入 2014年09月28日 贈り物
価格 3900円
ニュージーランド旅行の土産として身内からもらいました。そのため表示は国内の参考価格です。ニュージーランドでもトップ5に入るワイナリーのワインで、価格帯も日頃飲むものよりワンランク上という事でかなり期待しての開栓になりました。香りは説明通りカシスやブラックベリーといった黒い果実が主体。フレンチオーク樽で24か月熟成されており、上品なバニラの樽香もします。爽やかな野草のような香りはいかにもニュージーランドの草原を思わせます。バランスの取れた味わいに、しっかりしたボディと液体の輝き。長く芳醇な余韻。尖った特徴はありませんが、すべてにハイレベルなオールラウンダーといった感じのフルボディワインでした。

Viña Maipo Varietal Cabernet Sauvignon 2013

ヴィニャ・マイポ・ヴァラエタル・カベルネ・ソーヴィニヨン 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 ヴィニャ・マイポViña Maipo
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2013年
購入 2014年9月19日 サンワ
価格 750円
身内が食事に合わせて買ってきてくれた一本です。サントリーが輸入しているらしく、ポップなどでもかなりオススメされていました。グラスに注ぐとラベルにプラムとあったように、濃いめの黒い果実の香りが漂います。植物の葉や茎っぽいニュアンスも結構あるのでクセが強い感じですが、ボディもしっかりでやや刺激的なので、濃い味付けの料理とは相性良く飲めそうでした。肝心のフランスのカベルネをあまり飲んでいないのであれなのですが、この価格帯のカベルネ・ソーヴィニヨンとして十分に期待に応えてくれるワインだと思います。

Fantini Montepulciano d’Abruzzo 2013

ファンティーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ファルネーゼFarnese
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2013年
購入 2014年9月16日 ビックカメラ
価格 1100円
カサーレ・ヴェッキオと同じ造り手によるひとつ下の価格帯のモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。ラベルが格好良かったので買ってみました。香りは凝縮感のある黒い果実とチョコっぽさ。回すとフワッと果実味がより強くなります。飲んでみると舌触りというのか、液体のなめらかな質感が心地よいです。メルローよりもモンテプルチアーノでよくこういう印象を受けます。味には特筆するような個性こそ感じませんでしたが、方向性としてはかなり好みな一本でした。

Contrada di Concenigo Colli di Conegliano Rosso Bellenda 2008

コントラーダ・ディ・コンチェニゴ
コッリ・ディ・コネリアーノ・ロッソ・ベッレンダ 2008

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 ヴェネトVèneto
造り手 ベッレンダBellenda
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2008年
購入 2014年9月12日 ビックカメラ
価格 2200円
とにかく名前が長すぎるのですが、漫画『神の雫』でデイリーワインの雄として紹介されていた一本です。カカオやナッツの芳香というのを一度経験してみたくて探していましたが、引っ越し後にようやくビックカメラで発見したため買ってみました。ベッレンダはヴェネト州の気鋭の造り手で、このワインの生産量は出来の良い年に約50000本だそうです。熟成はオーク樽で24か月です。開けた初日はなんだかアルコールの匂いが混じった紹興酒のような香り。味もかなり酸っぱいので、これはもう少し待つべきだろうと量を抑えつつ5日かけて飲んでみました。すると徐々にきつさが取れてきたようで、凝縮感のある黒い果実や植物の香りが出てきました。余韻も強く長いです。樽やカカオのニュアンスは思ったほどではなく、ふとした瞬間に舌に残る程度でした。味は重厚ですが酸味が少し主張。個人的にはそこがやや合わなかったのですが、完全に好みの問題かと思います。いかにもカベルネとメルローのハーフといった感じのどっしりしたワインでした。

Toqui Andino Cabernet Sauvignon Reserva 2013

トキ・アンディーノ・カベルネ・ソーヴィニヨン・レゼルヴァ 2013

評価 3 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 トキ・アンディーノToqui Andino
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
年度 2013年
購入 2014年9月10日 セブンイレブン
価格 650円
セブンイレブンで超オススメとあったので買ってみた一本です。造り手の親会社?はコノ・スルらしいので外れはなさそうです。カベルネ・ソーヴィニヨンはあまり飲んでいなかったのですが、果実味のある香りとしっかりしたボディに、やはり定番といわれるだけのことはある安定感を感じました。少し酸味と舌に残るような渋味を感じますが、この辺がメルローとの違いなんでしょうか。驚くような特徴こそないものの、飲みやすくてコストパフォーマンスの高いワインだと思います。

Cono Sur Reserva Especial Merlot 2012

コノ・スル・レゼルヴァ・エスペシャル・メルロー 2012

評価 5 コスパ度 5
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 ヴィーニャ・コノ・スルVina Cono Sur
種別
品種 メルローMerlot
年度 2012年
購入 2014年9月4日 ビックカメラ
価格 1000円
先日飲んだコノ・スル・ヴァラエタルのひとつ上位のシリーズです。より良い条件の畑を選び、果実の凝縮感と複雑さを求めたラインナップだそうです。フレンチオーク樽での熟成あり。上位といっても価格は大きくは変わりません。開けてみるとスミレとかブラックベリーとか言われるような、しっかりとしたメルローの落ち着きのある香り。ほどよく感じる熟成香は燻製っぽさがなく、チョコ系の香りでなんだか透明感があります。味はというと甘み、酸味、渋味どれが目立つ訳でもなくいいバランス。どっしりとしたボディに造りの堅牢さを感じます。派手な特徴はありませんが、さすが定番といわれる隙のなさですね。少ない経験からではありますが、この価格でこれだけのワインはなかなか見つからないと思います。

Casa Subercaseaux Merlot 2013

カーサ・スベルカソー・メルロー 2013

評価 3 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 カーサ・スベルカソーCasa Subercaseaux
種別
品種 メルローMerlot
年度 2013年
購入 2014年8月31日 ローソン
価格 550円
旅先で夜飲むためにぶらっと入ったローソンで買ったワインです。開けたてはいかにもメルローっぽいスミレと黒い果実の香りがしましたが、どことなく酸っぱさが混じります。飲んでみてもやはりなかなか酸っぱい。元はしっかりしてそうなのですが、酸味が目立つので何だか量を飲むのがつらい感じでした。ただ、飲み残して旅から戻り、さらに数日するとだいぶこなれてきたのか、充実感すら感じるザ・メルローといったバランスのいい味に変わってきました。甘みもわざとらしくなく、酸味もアルコール感もマイルドです。開栓後から時間を空けるなら、とても美味しく飲めるワンコインワインです。

Cono Sur Merlot Varietal 2012

コノ・スル・メルロー・ヴァラエタル 2012

評価 3 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 ヴィーニャ・コノ・スルVina Cono Sur
種別
品種 メルローMerlot 85%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 9% 他
年度 2012年
購入 2014年8月19日 サンワ
価格 900円
先日、評判通り美味しかったコノスル・ヴァラエタルのメルロー版です。連れがメルロー好きということで買ってみましたが、結論から言えばこちらは期待ほどではありませんでした。開けると甘めの黒い果実の香りに、オーク樽由来のトースト&チョコの樽香が重なります。香りは悪くはなかったのですが、飲むとキャンディっぽいシンプルな甘みがやけに目立って、そのあたりがやや好みではありませんでした。トゲトゲしたところはありませんので、飲みやすいワインだとは思います。ただ、その後一週間ほど家を空けてしまい恐る恐る飲んでみたところ、スモーキーな感じが取れ、味と香りに落ち着きが出てきていて、とても美味しく飲めました。時間をかけて飲んだ方が楽しめるワインだと思います。

Cono Sur Cabernet Sauvignon Varietal 2012

コノ・スル・カベルネ・ソーヴィニヨン・ヴァラエタル 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 ヴィーニャ・コノ・スルVina Cono Sur
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 85%
メルローMerlot 8% 他
年度 2012年
購入 2014年8月07日 サークルK
価格 900円
安旨ワインとして有名なチリのコノスル。今まで見かけたことがなかったのですが、本日なぜかコンビニで見つけてつい買ってしまいました。ヴァラエタルはコノスルの中でも低価格帯のシリーズだそうですが、それでも熟成は3割をフレンチオーク樽で、7割をステンレスタンクで各6か月行っているとのことです。とりあえずグラスに注いでみると、まずは黒い果実に少しお香のような香り。その香りはクルクル回すと甘酸っぱく変化します。味の方はというと、しっかりしたボディに凝縮感のある果実味。そこにスモーキーな樽香も重なります。甘みに酸味、それに渋味とそれぞれが主張する比較的強い味わいです。しっかり樽香が感じられるワインの中では過去最安値ですし、確かに評判通りコスパの高い一本でした。あとはもう少しまろやかさがあると好みなのですが、翌日以降に期待したいと思います。

Aresti Montemar Merlot 2012

アレスティ・モンテマール・メルロー 2012

評価 3 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 アレスティAresti
種別
品種 メルローMerlot
年度 2012年
購入 2014年7月31日 イオン
価格 550円
連れがどうやらメルローを気に入ったようなので、またまた買って来たワンコインワイン。チリのメルローです。産地から価格まで前回のコンドルのメルローにそっくりですが、開けてみると味わいの方はかなり違っていました。まずは感じるのは黒い果実に少しハーブや草の葉を連想する香り。クルクル回すとそこから果実感がさらに強くなります。ただ、飲んでみると燻したような樽香を強く感じます。”ステンレスの樽で熟成”とあったので不思議ですが、「僅かにスモーキ-」との説明もありましたので何らかの理由があるのでしょう。その燻製のニュアンスや渋味に対して果実味が少し負けている感もありますが、アルコールや酸味のキツさはあまりなく、スモーク系の料理に合わせるワンコインワインとして活躍の場はありそうです。今回もまたなかなかコスパの高いワインといった印象でした。なお、3~4日目から嫌な匂いが混じりましたので、開栓後は早めに飲み切った方が良さそうです。