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Gladium Crianza Tempranillo 2010

グラディウム・クリアンサ・テンプラニーリョ 2010

評価 4 コスパ度 4
生産国 スペインSpain
地区 ラ・マンチャLa Mancha
造り手 カンポス・レアレスBodegas Campos Reales
種別
品種 テンプラニーリョTempranillo
年度 2010年
購入 2015年5月4日 プルミエ・クリュ
価格 980円
先日プルミエ・クリュで買ってきたラ・マンチャのクリアンサです。専門誌などでも評価が高いようで、POPにも”激旨”という感じで推奨されていました。一昨日から飲み始めてみましたが、グラスに注いでみると、ブラックベリーやカシス、プラム、それにチョコだとかが代わる代わる出てくるような、少し複雑な香りがしました。全体的には落ち着いていて好みの香りです。味の方は渋味が結構ありつつ、果実味もしっかり。酸味やアルコール感のアタックもそこそこあり、なんだかビシッとした印象のミディアムボディでした。切れ味のある赤の安旨ワインを探すならこの一本かな?という感じがしました。

Mommessin Merlot Palet d’Or 2013

モメサン・メルロー・パレ・ドール 2013

評価 5 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLangdoc
造り手 モメサンMommessin
種別
品種 メルローMerlot
年度 2013年
購入 2015年4月16日 マルキョウ
価格 800円
連れが英国王室御用達というラベルを見て気になっていたので買ってきたワインです。正確には御用達となったのは2003年のビンテージだそうですが、造り手のモメサンはブルゴーニュにグラン・クリュを保有しているそうなので、いずれにせよ安価な割にバックグラウンドのしっかりしたワインのようです。その日のうちに早速開けてみましたが、香りはかなりフルーティで、そこに少しチョコ系の静かな樽香も混じります。その加減がしつこくなくて良い感じです。しかしスワリングすると、一転して酸っぱいプラム系の香りが出現。その辺は意外性があって楽しいですね。飲んでみると、メルローらしからぬ軽やかさ。そしてラングドックらしからぬまろやかさが印象的。バランスが良く飲みやすいですし、かといって薄くもありません。ちょっと甘めの評価かもしれませんが、価格も安いですし、ミディアムボディの中では断然おすすめの安旨ワインと言っていいと思います。

Bellini Chianti 2012

ベリーニ・キャンティ 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 トスカーナToscana
造り手 カンティーナ・フラテリ・ベリーニ Cantine Fratelli Bellini
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese 80%
カナイオーロCanaiolo 10%
マルヴァージアMalvasia 10%
年度 2012年
購入 2015年2月6日 ビックカメラ
価格 1100円
イタリアのキャンティ二本目です。ポップに「某雑誌で2000円以下の極旨ワインNo.1」とあったのでつい買ってしまいました。早速開けてみたところ、色はキャンティの割には結構濃いチェリーレッド。そして久しぶりに苺やラズベリーの赤い果実の香りがフワフワとします。スワリングするとそれがさらに強化される感じです。甘みはそれほどなく、軽い酸味がベースのライトな辛口。チョコ系の樽香もついています。さっぱりしていて飲みやすいので、ワインがあまり得意でない人と飲む際にも気軽に使えそうです。個人的にも前回のキャンティよりも楽しめました。

Château Marquis de la Grange 2011

シャトー・マルキ・ド・ラ・グランジュ 2011

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・マルキ・ド・ラ・グランジュChâteau Marquis de la Grange
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
年度 2011年
購入 2014年11月30日 焼酎オーソリティ
価格 980円
おなじみ焼酎オーソリティの980円シリーズの中から、名前と雰囲気で買ってみた一本です。2012年のパリ農業コンクールで金賞を受賞しており、リュット・レゾネという減農薬農法で作られているのだそうです。グラスに注いでまず感じるのは、バニラやチョコの混じった甘いケーキのような香り。味は少し若いというか、トゲっとしたところがありますが、果実味もありますし、バランスは取れている方だと思います。フレッシュな印象なのはカベルネ・フランの2割が効いているのでしょうか。ハーブっぽい余韻も上品で、全体的にはいかにもフランスワインの品の良さを感じました。変にクセに走っていないきちんとしたワインという印象です。

Bibi Graetz Casamatta Rosso

ビービー・グラーツ・カザマッタ・ロッソ

評価 5 コスパ度 5
生産国 イタリアItaly
地区 トスカーナToscana
造り手 ビービー・グラーツBibi Graetz
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese
年度
購入 2014年9月24日 ビックカメラ
価格 1200円
飲んだことはもちろんないのですが、スーパー・トスカーナと呼ばれる超有名ワインのひとつ、テスタマッタを造っている生産者の廉価版テーブルワインです。表記がノンビンテージなのは、2012年から味に厚みを持たせるため、複数年のワインをブレンドしているからだそうです。飲んでみて印象的なのは、まずとても香りが強いということ。凝縮感はそれほど強くなく、華やかな瑞々しい赤い果実の香りに、チョコやナッツの感じがミックスされて、洋菓子屋にいるような芳香になっています。透明感のあるボディで飲み口も軽やかですが、余韻はかなりあるので飲み応えはしっかりです。2日目はかなりバランスもよくなりすぐに飲み切ってしまいました。。普段から飲みたいお気に入りのワインです。

Fantini Montepulciano d’Abruzzo 2013

ファンティーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ファルネーゼFarnese
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2013年
購入 2014年9月16日 ビックカメラ
価格 1100円
カサーレ・ヴェッキオと同じ造り手によるひとつ下の価格帯のモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。ラベルが格好良かったので買ってみました。香りは凝縮感のある黒い果実とチョコっぽさ。回すとフワッと果実味がより強くなります。飲んでみると舌触りというのか、液体のなめらかな質感が心地よいです。メルローよりもモンテプルチアーノでよくこういう印象を受けます。味には特筆するような個性こそ感じませんでしたが、方向性としてはかなり好みな一本でした。

Contrada di Concenigo Colli di Conegliano Rosso Bellenda 2008

コントラーダ・ディ・コンチェニゴ
コッリ・ディ・コネリアーノ・ロッソ・ベッレンダ 2008

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 ヴェネトVèneto
造り手 ベッレンダBellenda
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
年度 2008年
購入 2014年9月12日 ビックカメラ
価格 2200円
とにかく名前が長すぎるのですが、漫画『神の雫』でデイリーワインの雄として紹介されていた一本です。カカオやナッツの芳香というのを一度経験してみたくて探していましたが、引っ越し後にようやくビックカメラで発見したため買ってみました。ベッレンダはヴェネト州の気鋭の造り手で、このワインの生産量は出来の良い年に約50000本だそうです。熟成はオーク樽で24か月です。開けた初日はなんだかアルコールの匂いが混じった紹興酒のような香り。味もかなり酸っぱいので、これはもう少し待つべきだろうと量を抑えつつ5日かけて飲んでみました。すると徐々にきつさが取れてきたようで、凝縮感のある黒い果実や植物の香りが出てきました。余韻も強く長いです。樽やカカオのニュアンスは思ったほどではなく、ふとした瞬間に舌に残る程度でした。味は重厚ですが酸味が少し主張。個人的にはそこがやや合わなかったのですが、完全に好みの問題かと思います。いかにもカベルネとメルローのハーフといった感じのどっしりしたワインでした。

Cono Sur Reserva Especial Merlot 2012

コノ・スル・レゼルヴァ・エスペシャル・メルロー 2012

評価 5 コスパ度 5
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 ヴィーニャ・コノ・スルVina Cono Sur
種別
品種 メルローMerlot
年度 2012年
購入 2014年9月4日 ビックカメラ
価格 1000円
先日飲んだコノ・スル・ヴァラエタルのひとつ上位のシリーズです。より良い条件の畑を選び、果実の凝縮感と複雑さを求めたラインナップだそうです。フレンチオーク樽での熟成あり。上位といっても価格は大きくは変わりません。開けてみるとスミレとかブラックベリーとか言われるような、しっかりとしたメルローの落ち着きのある香り。ほどよく感じる熟成香は燻製っぽさがなく、チョコ系の香りでなんだか透明感があります。味はというと甘み、酸味、渋味どれが目立つ訳でもなくいいバランス。どっしりとしたボディに造りの堅牢さを感じます。派手な特徴はありませんが、さすが定番といわれる隙のなさですね。少ない経験からではありますが、この価格でこれだけのワインはなかなか見つからないと思います。

Cono Sur Merlot Varietal 2012

コノ・スル・メルロー・ヴァラエタル 2012

評価 3 コスパ度 4
生産国 チリChile
地区 セントラル・ヴァレーCentral Valley
造り手 ヴィーニャ・コノ・スルVina Cono Sur
種別
品種 メルローMerlot 85%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 9% 他
年度 2012年
購入 2014年8月19日 サンワ
価格 900円
先日、評判通り美味しかったコノスル・ヴァラエタルのメルロー版です。連れがメルロー好きということで買ってみましたが、結論から言えばこちらは期待ほどではありませんでした。開けると甘めの黒い果実の香りに、オーク樽由来のトースト&チョコの樽香が重なります。香りは悪くはなかったのですが、飲むとキャンディっぽいシンプルな甘みがやけに目立って、そのあたりがやや好みではありませんでした。トゲトゲしたところはありませんので、飲みやすいワインだとは思います。ただ、その後一週間ほど家を空けてしまい恐る恐る飲んでみたところ、スモーキーな感じが取れ、味と香りに落ち着きが出てきていて、とても美味しく飲めました。時間をかけて飲んだ方が楽しめるワインだと思います。

Hays des Hauts Jardins Grenache Vieilles Vignes 2012

エ・デ・ゾー・ジャルダン・グルナッシュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLaunguedoc
造り手 レ・セリエ・ド・エオレLe Cellier d’Eole
種別
品種 グルナッシュGrenache
年度 2012年
購入 2014年8月11日 サンワ
価格 1100円
引っ越し後の一本目です。場所が変わり品も変わり、飲んでみたいワインを近所で色々と見つけましたが、とりあえず金ラベルに惹かれたこの一本から始めてみました。ベルリンのコンクールで2013年に金賞受賞とのことです。ペイドックのグルナッシュの古木を使ったワインですが、この地区は低価格のV.V.がとても多いですね。まずはコルクを抜いてみると、ほのかにチョコの匂いがします。これはグラスに注いでからも同様で、そこにハーゲンダッツような濃厚なバニラの香りが重なってきました。いずれも樽由来の香りなのでしょうが、燻したようなスモーキーな感じを全く与えないのが非常に新鮮でした。スワリングでは赤い果実の香りが出てきます。飲み口は水のようにライト。アルコール分の刺激はなく、甘みも弱めです。どちらかといえば酸味と渋味が軽く立った飲みやすい味でした。

Château Mont-Pérat Rouge 2011

シャトー・モン・ペラ・ルージュ 2011

評価 4 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・モン・ペラChâteau Mont-Pérat
種別
品種 メルローMerlot 80%
カベルネ・フランCabernet Franc 10%
カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 10%
年度 2011年
購入 2014年7月24日 やまや
価格 2500円
漫画『神の雫』に登場して人気となったワインですが、専門誌や評論家の評価も高いようです。”Mr.メルロー”と称される醸造家ミッシェル・ロラン氏の指導の下、平均樹齢30年の樹から6〜8房に厳選して収穫。オークの新樽を100%使用しています。購入当日早速開けてみましたが、感じるのはまず穏やかな花のような香り。連れはこれが好きだそうです。ベリーが飛び出して来る感じではありません。クルクル回すとふわっと黒い果実の香り。そのまま飲んでみましたが、味わいは酸味に渋味にと結構しっかりです。ウッディな樽香も果実感を邪魔しない程度にほどよくします。掴みどころの難しい感じは自分のこれまでのメルローの印象と重なりました。しばらく置いておくと温度も上がり、飲み口はややまろやかに。そして初めてチョコの香りを感じました。よくワインの説明にカカオとかビターチョコとか書いてありましたが、なるほどこれかといったところです。好みで評価4としましたが、人によってはもっと高評価でもおかしくないかもしれません。