「赤い果実」タグアーカイブ

Château Pasquet 2012

シャトー・パスケ 2012

評価 3 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・パスケChâteau Pasquet
種別
品種 メルローMerlot
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
カベルネ・フランCabernet Franc
年度 2012年
購入 2015年3月19日 焼酎オーソリティ
価格 980円
2013年ボルドーコンクールで金賞受賞の焼酎オーソリティ980円シリーズです。このシリーズも飲んでいないワインが他に見当たらなくなりましたので、そろそろ次回の入荷までは打ち止めになりそうです。買って帰り開けてみると、まずは赤いベリー系の果実の香りが印象的。それに微かに煙草っぽい樽香も感じます。飲み口はまろやかで、少しだけ酸味が目立つ感じ。スモーク系の樽香が結構ついていて、果実味だとか余韻も平均点以上かなと思います。落ち着いた感じの赤い果実系ワインですので、好みならお値段以上の一本でしょう。

Alain Brumont Rouge 2013

アラン・ブリュモン・ルージュ 2013

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ガスコーニュGascogne
造り手 ドメーヌ・アラン・ブリュモンDomaine Alain Brumont
種別
品種 タナTannat 50%
メルローMerlot 50%
年度 2013年
購入 2015年3月11日 サンワ
価格 1300円
身内が買ってきてくれたフランス南西部というあまり飲んだ事のない場所のワインです。このガスコーニュ地方のワインはかつてはあまり見向きされない田舎のワインという位置付けだったそうですが、醸造技術の進歩によって最近ではフランスのレストランなら一本は置いているというほど地位が向上してきているのだそうです。その地元の品種であるタナというのは今回が初めてになります。早速開けてみましたところ、香りの方は悪くありませんでした。ただ、葡萄そのもののような分かりやすい感じの香りです。口をつけてみると飲み口は結構軽め。発酵の度合いが強いのか甘みは少なく、度数は14度と高めになっています。酸味や渋味が目立つ感じで、余韻はやや弱めです。辛口ですがなんだかボジョレーのような後味もして、好みは分かれそうかなという気はします。トゲトゲしさはありませんので、甘いのが苦手な方や品種の開拓をしたい方には良さそうです。

Château la Clotte de Jouanin 2012

シャトー・ラ・クロット・ドゥ・ジョアナン 2012

評価 4 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・ラ・クロット・ドゥ・ジョアナンChâteau la Clotte de Jouanin
種別
品種 カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
メルローMerlot
カベルネ・フランCabernet Franc
年度 2012年
購入 2015年3月04日 サンワ
価格 1200円
2013年にパリ農業コンクールとボルドーコンクールでW金賞受賞とのことです。その割りにはお値打ちなので試しに買ってみました。色は赤紫でわりかし濃いです。そして久しぶりに赤いベリーの果実の香りが華やかに。スワリングをするとそれがさらに強化されます。味は甘みがやや控えめで、ミディアム~フルボディでしょうか。しっかりとしたトースト系の樽香がついています。複雑ではありませんが、スイスイと飲むよりはゆっくりと味わうワインでしょうか。パスタなどよりは肉料理の方が合いそうです。さすがにコストパフォーマンスの高いワインでした。

Jean d’Hauteville Bourgogne Grand Ordinaire 2011

ジャン・ドットヴィル・ブルゴーニュ・グラン・オルディネール 2011

評価 3 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ブルゴーニュBourgogne
造り手 ジャン・ドットヴィルJean d’Hauteville
種別
品種 ガメイGamay
ピノ・ノワールPinot Noir
年度 2011年
購入 2015年2月28日 ビックカメラ
価格 1200円
久々にブルゴーニュのワインです。とはいっても格安なのでガメイ種が主体というちょっと変わった一本ですが、ビックカメラのレジの後ろに大事そうに陳列されていたので試してみることにしました。数日後に開けてグラスに注いでみましたが、色は透明感のある可愛らしいチェリーピンク。そしてなんだか爽やかな白ワインのような香りがします。飲み口はというとかなりライトで、軽い感じの酸味が口の中に広がります。それに微かですが土か葉のような?ニュアンスも。全体的にはピノ・ノワールよりもボジョレーワインにより近い印象でした。個人的にリピートはなさそうですが、厳しいパリ農業コンクールでメダルを獲得していますし、ちょっとした乾杯の場面なんかでも使えそうな一本です。

Château Bellevue Chollet 2012

シャトー・ベルヴュー・ショレ 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 アントル・ドゥ・メールEntre Deux Mers
造り手 シャトー・ベルヴュー・ショレChâteau Bellevue Chollet
種別
品種 メルローMerlot 50%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 30%
カベルネ・フランCabernet Franc 20%
年度 2012年
購入 2015年2月24日 サンワ
価格 1100円
サンワで身内が買ってきたマコンコンクールで金賞受賞のボルドーワインです。マコンコンクールとは出品数平均1万点、受賞率27%というフランスの3大ワインコンクールの一つなのだそうです。いつもながらすぐその日に開けてしまいましたが、味と香りはどちらかといえば赤い果実系。飲み口は軽めで、ジャムっぽい甘みと微かに青さがあります。余韻はしつこくなく、ボルドーの中ではだいぶ明るくライトな印象のワインでした。身内は気に入っていましたので、重いのが苦手な女性などにはピッタリな一本かもしれません。

Bellini Chianti 2012

ベリーニ・キャンティ 2012

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 トスカーナToscana
造り手 カンティーナ・フラテリ・ベリーニ Cantine Fratelli Bellini
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese 80%
カナイオーロCanaiolo 10%
マルヴァージアMalvasia 10%
年度 2012年
購入 2015年2月6日 ビックカメラ
価格 1100円
イタリアのキャンティ二本目です。ポップに「某雑誌で2000円以下の極旨ワインNo.1」とあったのでつい買ってしまいました。早速開けてみたところ、色はキャンティの割には結構濃いチェリーレッド。そして久しぶりに苺やラズベリーの赤い果実の香りがフワフワとします。スワリングするとそれがさらに強化される感じです。甘みはそれほどなく、軽い酸味がベースのライトな辛口。チョコ系の樽香もついています。さっぱりしていて飲みやすいので、ワインがあまり得意でない人と飲む際にも気軽に使えそうです。個人的にも前回のキャンティよりも楽しめました。

Château Les Mauberts 2012

シャトー・レ・モーベル 2012

評価 3 コスパ度 4
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・レ・モーベルChâteau Les Mauberts
種別
品種 メルローMerlot 40%
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 35%
カべルネ・フランCabernet Franc 25%
年度 2012年
購入 2015年1月31日 焼酎オーソリティ
価格 980円
焼酎オーソリティの980円シリーズです。こちらも元値は1960円とありましたが、卸元から余剰の在庫を一括で仕入れているため安いと試飲のお姉さんは言っていました。試飲したものを買わずに申し訳なかったのですが、解説にあった赤い果実のボルドーというのもたまにはいいかなとこちらを購入。開けてみると確かに明るい印象で、軽やかな赤い果実の香りがします。ただ、南仏ほど華やかではなく、バニラ系の樽香も混じった落ち着いた香りです。味は嫌みのない酸味がしっかり。結構スパイシーで余韻も強めです。見た目よりもしっかり感があるのはやはりボルドーといった感じがします。ピザとかトマトを使った料理なんかと相性が良さそうです。

Antica Torre Chianti 2013

アンティカ・トーレ・キャンティ 2013

評価 3 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 フィレンツェFirenze
造り手 トランブスティTrambusti
種別
品種 サンジョヴェーゼSangiovese 90%
カナイオーロ・ネロCanaiolo Nero 10%
年度 2013年
購入 2015年1月16日 ビックカメラ
価格 800円 (50%OFF)
ビックカメラの週末セールで半額になっていたので買ってみた一本です。キャンティというカテゴリのワインは実はこれが初めて。造り手のトランブスティはフィレンツェで80年続く名門なんだそうです。早速開けた結果ですが、見た目は明るく透明感のあるルビーレッド。赤い果実の香りがグラスの外に溢れるように漂います。飲んでみると味わいはなかなかライト。軽やかな酸味がベースで、なんだかピノ・ノワールのような雰囲気です。やや辛口でスッキリしていますので、パスタなんかと合いそうです。個人的にはどうしても好きな重めのワインに評価が傾いてしまうのですが、好みさえ合えばデイリーワインとして活躍してくれそうな一本です。

Château Lalande 2012

シャトー・ラランド 2012

評価 5 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 ボルドーBordeaux
造り手 シャトー・ラランドChâteau Lalande
種別
品種 カべルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon 50%
メルローMerlot 50%
年度 2012年
購入 2015年1月10日 パワーラークス
価格 900円
パリ農業コンクール2013で金賞受賞、そしてバリューボルドーにも名を連ねているというお手頃価格のボルドーワインです。パワーラークスのフランスワインの人気第2位ということで前の一本とともに買ってきました。早速開けてみたところ、香りはハーブの混じったやや赤寄りの果実の芳香が結構強くします。フルボディとありましたが重たい感じはなく、むしろ軽やかな甘みと酸味が心地良い飲みやすいワインです。余韻もふわりと爽やかで、安旨ボルドーらしく全体として上品にまとまっています。広く好まれそうなワインなので気軽に他人と飲む場合にも活躍してくれそうです。

Jasci Marchesani Montepulciano d’Abruzzo 2013

ジャッシ・マルケザーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 イタリアItaly
地区 アブルッツォAbruzzo
造り手 ジャッシ・マルケザーニJasci Marchesani
種別
品種 モンテプルチアーノMontepulciano
年度 2013年
購入 2014年12月23日 ビックカメラ
価格 1600円
だいぶ日が経ってしまいましたが、昨年末に飲んでみた有機栽培のモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。フランスワインが続いたので少し方向転換しようと思い買ってみました。エチケットの絵はローマ帝国のダチョウ狩りの様子でしょうが、なかなか個性的です。とりあえず開けてすぐはフルーティな強い香りとキャンディのように甘い味が印象的。飲んでいるとそれが赤いベリー系のジャムのように感じられるようになります。そこにややしっかりした酸味、燻製系の樽香などが混じります。ボディにはモンテプルチアーノっぽい質感も。瓶の底には少し澱が残ります。スケール感こそないのですが、いくつもの表情を隠し持っているような、なんだかトロっと蠱惑的なところのあるワインでした。個人的には少し甘みが強すぎるのですが、甘辛の味付けの料理なんかとは相性が良さそうです。

Ile la Forge Merlot 2013

イル・ラ・フォルジュ・メルロー 2013

評価 5 コスパ度 5
生産国 フランスFrance
地区 ラングドックLanguedoc
造り手 ドメーヌ・ポール・マスLes Domaines Paul Mas
種別
品種 メルローMerlot
年度 2013年
購入 2014年12月17日 ビックカメラ
価格 1200円
連れに「今回はワイン選ぶ?」と聞いてみたところ、即答されたのがこのワインでした。好みの”メルロー”という文字がでかでかと見えただけというのが唯一の理由でしょうが、帰宅して開けてみると意外にもかなり美味しかったです。造り手はワイナリー・オブ・ザ・イヤーという賞を2008年と2013年に受賞しているらしく、店頭でもかなり推奨されていました。南仏ペイドックのワインですが品種はメルロー。米国産6仏産4のオーク樽で10ヶ月熟成させているそうです。グラスに注いでみると色合いは深い紅。光が通るとルビーのように輝きます。濃く黒っぽいいつものメルローとは少し違う印象でした。味の方も南仏らしい明るいベリー系のテイストと、メルロー特有のまろやかさがミックスされているのか、とても果実味がありかつ飲みやすいです。オーク由来の樽香が軽くしますし、ボルドーワインによく感じる上品なハーブの香りも乗っています。ボディも重過ぎず、あらゆる人に好まれそうなまさにザ・安旨ワインといった感じでした。翌日は少しアルコール感が出てきましたが、総合的に見て普段飲みに強くオススメです。

Evodia Old Vines Garnacha 2013

エヴォディア・オールド・ヴァインズ・ガルナッチャ 2013

評価 4 コスパ度 4
生産国 スペインSpain
地区 アラゴンAragón
造り手 アルトビヌムAltovinum
種別
品種 ガルナッチャGarnacha
年度 2013
購入 2014年12月08日 西友
価格 1200円
ラベルのデザインがお洒落だったので買ってみたスペインのワインです。北部アラゴン地方のDOカラタユドという高地で育った最高樹齢100年のガルナッチャを100%使用しており、漫画『神の雫』にも登場しているのだそうです。開けてみた第一印象は、香りは甘みや凝縮感が強く複雑ながら、味は定番のグルナッシュワインといったところでした。南仏の安旨グルナッシュは比較的多く飲んできましたが、赤いベリー系果実のストレートな香りが多かったです。しかし一方、このワインはより落ち着いた凝縮感のある香り。それにキャラメルとかバニラっぽい甘い香りも混じるので、特に女性に好まれそうです。飲んでみるとアルコール感などのアタックが少し強め。果実味もありますが、爽やかな酸味も同時にありますので、ちょっと刺激的な味かなという気がします。この辺は個人の好みでしょうが、自分としてはもう少しまろやかな方が好みでした。

Gros Frere et Soeur Vosne-Romanée 2011

グロ・フレール・エ・スール・ヴォーヌ・ロマネ 2011

評価 5 コスパ度 3
生産国 フランスFrance
地区 ヴォーヌ・ロマネVosne-Romanée
造り手 グロ・フレール・エ・スールGros Frere et Soeur
種別
品種 ピノ・ノワールPinot Noir
年度 2011年
購入 2014年12月12日 その他
価格 7800円
この初心者の安旨ワインブログにはちょっと不似合いですが、身内から贈ってもらったヴォーヌ・ロマネの村名ワインです。ロマネ村といえば世界一との呼び声も高いDRCロマネ・コンティの生産地。「神に愛された村」とも言われ、「ロマネ村に平凡なワインなどない」のだそうです。この村名ワインの生産者はグロ・フレール・エ・スール。ロマネ村の名門グロ家の次男ベルナール氏が率いるドメーヌです。オークの新樽100%で12か月間熟成しており、グラスに注いでみると明るく光を通すラズベリー色にややオレンジが重なった色合い。ブルゴーニュワインは普段飲むボルドーや新世界ワインとはやはり少し毛色が違いますね。香りは優しい印象の赤いベリー系。それに微かに香ばしい樽香が鼻をかすめます。味は思ったよりも甘みが抑えられていて、軽やかな酸味が心地いいです。一見なんだかあっさりしているけれど、実は一つ一つの要素が繊細に組み立てられている感じは、なんというか上品な和食を食べた時のような感覚です。味の軸を広げてもらえたので★5です。